水に流す
- Izumi Takiguchi
- 15 分前
- 読了時間: 4分
最近、やたらとキリストについての情報が入ってくる私。
どこかの宗教に特定した思想を持つわけではないけど、
次女がユダヤ教の学校に通っていたり(ユダヤ人ではないけど)、
長女の友達の半分がイスラム教やエホバの方々だったりと
何かしら、宗教にまつわる情報が入ってくる中、
キリスト教のお話が私の生活に最近では入ってくるようになった。
その中で興味深いなと思ったのが、
ある一つの逸話。
ある宗教の男性が下半身麻痺で歩けないという。
そんな彼に一つの朗報が。
床から湧いてくる水の泡がある。その泡は魔法の泡でそれに触れるとどんな病でも治してくれるという。
彼はその泡が出てくるたびに、床を這いつくばって触れようとするのだが
他の人が彼を追いやって先に取りに行ったりして、なかなか触れることが出来ずにいた。
そうやって34年間も歩けずに人生を過ごしてきた彼。
そんな中、ある日、ジーザスがやってきて、「君は歩きたいのか?」と質問をする。
質問をされた彼は「水の泡さえ取れれば、僕は歩けるのに、みんなが僕をそこにいかせてくれないんだ!」と
嘆いて訴えた。
そこで、ジーザスはまた質問する。
「君は私の質問に答えていない。君は歩きたいのか?」
そこで男は、「歩ければ、いいけど、、、歩きたいに決まっているじゃないか」
と伝えると、
ジーザスが「では、そこの床にひいてある布を持ち上げなさい」
と伝える。
男は躊躇した。なぜなら、その布は男の宗教上、17時までは持ち上げてはいけない布なのだ。
今の時間は16時半。あと30分はこの布を持ち上げてはいけないと言われている。
そこでジーザスが再び「その布を持ち上げれば歩ける」と言った。
男は、何くそ!と言って、その布を持ち上げると、34年間歩けなかった足が動き出し、
男は普通に歩けるようになったのだ。
その奇跡に男は嬉しくなって、外に出て、
「歩けるぞー!!歩けるようになったぞ!!!」と歓喜と共に走り回った。
それを見て、同じ宗教の人々は眉をひそめ、その男に言った。
「その布は17時まで持ち上げてはいけないのだ!罪深き奴め!」と。
34年間も歩けなかった男が奇跡を受けて歩けたのに、
他の人は喜んでその人の幸せを祝ってあげるどころか
ルールを守る方が大事で、歩けたこと自体に目を向けていなかった。
というお話。
人から聞いた話の記憶を持って書いているので、もしかしたら、本来の内容とはかなり違っているところがあるかもしれない。
ただ、このお話を聞いて私が学んだことは、
どれだけ私たちがルールに縛られて生きているのか。
ルールを守ることに心を集中させていて、喜びや奇跡をなおざりにしているか。
または、
ルールがあることによって、喜びや奇跡が生まれないようにしてしまっているか。
と言うことを伝えているお話に感じました。
このお話で起きたヒーリングは
インテグレイティッド・ヒーリング(IH)で言うと、
自己制限の信じ込み
とか
自己破壊プログラム
とか
不要な信念の解除
などが当てはまるんだろうなと思いながら、聞いていました。
しかも、この男性が、本当に欲しいものをすぐにイエス!と言わず、
どうしてそれが得られないのかの文句と理由の方が先に口走っているところにも
あー、あるよね、あるよね、
と思って聞いていました。
昔、「ウーピーゴールドバーグの天使にラブソングを2」という映画を見ていた時に
歌の中で「Jesus washed my sin away 」っていうのがあり、
罪を流してくれたっていう内容で、当時の私には少し理解ができなかったんです。
罪を流すって、罪を償うの方が常識な気がしてましたから。
それをふと思い出して、その歌をもう一度見てみると、
「罪を流して楽しく生きろよ」ってことを言ってるんだろうなって思って
興味深く感じていました。
先ほどの話の男も、何の理由で歩けなくなったのかはわからない。
辛くなっていることの時間が多いと、辛いことが当たり前になってしまう。
苦しいことの時間が多いと、苦しいことに打ち勝つ人生が当たり前になってしまう。
その苦しさはジーザスがもらってやるから、
あんたはただ楽しみなさい。
って言って歌っているのかなあと。
で、これってキリスト教だけの思想ではなくて、
私は、日本人の「水に流す」っていう言葉もそうなんじゃないかなって感じています。
色々あったけど、水に流そうじゃないの
もういいよ、過去にあったことはさ。
的な。
おおージャパニーズピーポー
で、思うんです。
その水に流すって、意識的に流せる場合もあれば、
感情や習慣などは、なかなか難しいって。
だってそれは無意識の中に入り組んでいるから。
だから、祈ることや、瞑想などでそこをワークするんだろうと教えてくれた方もいましたが
私は、インテグレイティッド・ヒーリングのセッションて
この無意識の中に入り込んだところに変容を起こして
過去にあったパターンを水に流して、新しいパターンに持っていくことだなって感じています。
どうやって?
あ、それは、無料特別講座をやりますので、ぜひお越しくださいませ。
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