「何も出来ない気がする」人のセッション
- Izumi Takiguchi
- 2 日前
- 読了時間: 7分
「私は何もできない気がする」
自分があまりにも誰かの役に立てると思えないから
IHセッションをして欲しいとのことでした。
「自信がない」のテーマでセッション
「いず美さん、気持ちがアップダウンするんです。
自分が気持ちがのっている時と乗っていない時の差が激しくて。
自分はなんでもできる!って思う時もあるし
自分が急に、私なんてどうせ誰にも当てにされていないんだろうしって思うときもあるんです。
そんな彼女に一つのメッセージが選ばれました。
「感謝があるところに、自信の芽は出る」
それを読んだ時、彼女は
「それって、私が感謝が足りないっていうことですか?
感謝すれば、なんでもうまくいくんでしょうか?
朝起きたら、私を生かしてくれている肺に感謝、、、とか
やったことありますけど、
結局何も変わらなかったんですよね。」
と言いました。
私は、
「感謝が自信を産むのだとしたら、
どんな感謝であれば、〇〇さんは自信が
ひょっこり出てくると思います?」
「うーん、分かりません。
自信が出るための、感謝?
なんだろう。。。。
私は、内心、彼女の潜在意識に
(もっと分かりやすい文章を持ってこんかーい)
と思っていましたが
いやいや、これが最善だと言って選んでいるのだから。。。。と
もう一度この文章と向き合うことに。
とにかく、彼女の潜在意識は「感謝」ということを彼女に気づいて欲しいらしい。
そして、セッションが進んでいく中で、ずっと彼女の中には
「感謝ってなんですの」
と渦巻いている様子でした。
この答えがクリアに出なくて、ぐずぐず、ぐるぐるしている時は
地獄のゴールデンループにいるなあって私は思うんです
答えが出ないって、とても不快感ですしもう早く逃げ出したい感じなんですけど、そこにゴールドがあるというか、そこに答えがって
この逃げ出せない時間が後から自分に素晴らしいものをもたらす場合もあると感じています。
そして、その機会は、彼女のセッションの後半で出てきました。
また一節を潜在意識が選びました。
あなたを制限させている信じ込みがあり、
それは、
あなたの人生の早い時期に家族や仲間から浴びせられたネガティブな評価で、 それを今でも信じ続けている。
という内容でした。
それを聞いて少ししてから、彼女の横隔膜がうねり始め、
4歳児かのように嗚咽が溢れてきました。
きっと彼女の中で思い当たる節があったのと同時に、
現在、4歳の我が子と重なる泣き方で
もしかしたら4歳の時にこんなふうに泣きたかったのかもしれないなあって
思いながら彼女のそばにいました。
彼女の泣き声が落ち着いてきた時、
彼女はお水を飲んで少ししてから教えてくれました。
「私は、母にすごく認めてもらいたかったんです。
でも、まだまだやなーとか、そんなんもっとイケるやろとか
良い評価をしてもらえなかった。
そして、ある日、母の日にプレゼントをしたんですけど、
もうちょっと高いもんが欲しかったわ、と言われて、
なんか心がポキッと折れちゃったっていうか。
もちろん、照れ隠しで言っているのは分かるんです。
母は私のことを愛していますから、そうやっておちゃらけていうのも
分かっているんです。
でも、母に、一度でも、嬉しい。ありがとう。って言ってもらいたかったっていう本心に今日になって初めて気づきました。
だから、何をやっても私の与えるものは十分ではないし、
誰かを喜ばせるものではないと。
でも、弟がしたことはなんでもありがとなーって言って喜ぶ母なんですけど。
だから余計にキツかったんだなって、感じます。」
そして、セッションが終わった後、
「そっか、自分が感謝するではなく、感謝をして欲しかったんですよね。
感謝をもらっていたら、私の中に、自信の芽は出ていた。
私、もっと、感謝をしてもらうために働くことに意欲的になれたかもしれません。
でも、私がやっても誰も喜ばへんやろな、とか
私がやった時、感謝されない状況に向き合うのはキツい、とか
そうやって、感謝をもらえるかもらえないかでビクビクしていたんです。」
「じゃあ、今までやる気が出る時ってどういう時だったんですか?」
「そうですね。感謝されることが絶対だと分かっている時です。」
「では、やる気が落ちた時は?」
「うーん、感謝されなかった時ですかね。っていうか、いず美さんて感謝されない時あります???」
「えええーめっちゃありますよ」
「そうなんだ。いず美さんでもあるんだ」
「めっちゃ一生懸命にご飯を作ったのに、食べてもらえないとか、まずいとか子供から言われると、まじで凹みますよ。」
「あはは、なるほど」
「でも、最近一つ気づいたことがあるんですけど話していいですか?」
「ええ、気になります」
「私、子供に合わせていたんですよ。子供が食べるものを。
で、自分が好きなものを食べないっていうか。
もちろん、大人の味覚と子供の味覚では違いますから、
私は、私の好きなものを食べることにしたんです。
先日は、子供たちには、子供たちが食べれるものを、
私は、私でめっちゃ赤い韓国料理を一人で満喫しましたよ。
私も好きなもの食べてやる!みたいな笑」
「なるほど〜そっか。
なんか自分を見失っていました。
これだったら気に入ってもらえますか?みたいな気持ちでいました。
お母さん、これだったら嬉しいって言ってくれるかな、、、みたいな」
「私、今、いろんなワークショップをやっているじゃないですか・・・
インテグレイティッドヒーリング
お金のワークショップ
ピラティス
Yamunaワーク
子宮のワーク
でね、全部、私がすごい!って思ったものなんです。
これ、ちょっとスゴイからやってみてよって。
ピンとこない方もいるんですけど、
好きだなーって人もいっぱいいて。
そして
3月にインテグレイティッド・ヒーリングのクラスを教え終えて
生徒さんがなんか、美しかったんですよ。

何が美しかったかって、
自分が癒されるだけじゃなくて、その場に立ち会えて
セッションを受ける人も、
セッションをする人もお互いに感謝が起きていることが。
私は、今やっているワークショップの全てで、
人が活躍するように変容をしていくサポートをしたいって思っているんです。
必ず、やってる方もやってもらっている方も
感謝が出てくる場面に立ち会うことになりますから。」
「あ、確かにいず美さんのピラティスを学んでいる方の投稿を見ましたけど、
みなさん、クライアントさんといることで自分が大切な時間を過ごしているっていう感じですよね。」
「えええーまじ、嬉しいんですけど、ほんと、そうなんですよ。
ピラティスのインストラクターさん達もですし、IHの生徒さんも。
私が、セッション報告を読んで、うるうるきちゃうぐらい!
心のひだに触れるって、私はとても美しくてお互いに心が満たされるなって思って、私はそういう瞬間に出会えるワークを提供させてもらいたいなって。」
「なんか、分かった気がします。
感謝があるところに、えっと、なんでしたっけ。。。。
あ、そうそう、自信の芽が出る。
初めは、何それ??ってちょっとイラつきましたけど笑」
「でも、今は、分かりますか?」
「はい。
もう一度自分の仕事を見直してみます。
私がやることで自分がお客様に感謝をしたくなる内容なのか。」
そういって、セッションを終えました。
私は、人と関わるって、本当は美しいことだと思います。
でも何かのきっかけで
人と関わることに、怖気付いたり、避けるようになったりしちゃうんだろうなと。
感謝は、何かが混じり合うことで出てくるエネルギーの循環だなって思うんです。
きっと感謝の循環は、
私なんて、、、出来るわけがない
って思い続けている限りは出てこれない。
感謝の循環が生まれる世界が私の身近で起きてほしいなという思いもあって
私は、この仕事をしているのだと思います。
「感謝するところに自信の芽が出る。」
私も、もっと人と関りたいという気持ちになりました。
そこで、7月にピラティスのオンライングループレッスンを限定4名様に
行おうかと企画中です。
また詳細が決まり次第、お知らせいたします。
またIH無料特別講座も5月からスタートです!
IHの体験をしてみたい方はこちら!
モノクロから虹色へ
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