甘える

『言わないとやらない』

更年期障害がヒドくてというクライアントさんがいらっしゃいました。

少し鬱っぽくなってしまって、外に出ようとすると頭痛が止まらないのだと訴えます。

私の行うインテグレイティッドヒーリング（IH）では、まず潜在意識が課題としているものを探すのですが

更年期障害では反応が全くありません。

鬱も頭痛も反応がないのです。

うーん。。。。困ったのでカラダからヒントをもらう事にしました。

すると『私はパートナーに怒りを表現します』というのが出ました。

『最近、旦那様に怒った事ありますか？』

『この間、階段に雑誌をおくラックがあったんだけど、それを出しっぱなしにしてあったの。

で、私、しまって欲しいって思っていたんですけど、重いながらも自分でしまったんです。そしたら、ちょっと腰が痛くなっちゃって。

すると旦那が”言ったらやったのに”っていうひと言で、私、すごく頭にきて

”言わなければやらないなら、良いわよ！私がやるから！”って怒ったんです。』

そう言った瞬間に筋肉が反応をしました。

つまり、彼女のお題は『言わなければやらない事への怒り』になったわけです。

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自分からやるよって本当は言って欲しいです。

なんか、私が伝えたからやるって、奴隷みたいじゃないですか？

自ら進んでやって欲しいんです。私の気持ちを察して欲しい。

愛していたら、私がやって欲しい事って気付く物だと思いませんか？

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そう訴える彼女。

きっと彼女の愛の形は相手を察する事なのだと思います。

彼女自身が、自発的に何かをすることで、褒められて来たのかもしれない。

女性のとても美しい『人の気を察する』と言う部分だと思います。

それがあるから、話す事が出来ない赤ちゃんに対して色々と察してオファーが出来ます。

でもそれがマックスを振り切っちゃうと、自分を苦しめる結果になっている状態が

このクライアントさんのケースでした。

どこに方向転換を求めているんだろう？

とゴールを決める行程で一つの言葉が出てきました。

『甘える』

『甘えるって何？もう私５５歳よ。旦那に”怒っているでちゅ”とか言えないわ』

確かに、、、なんか甘えるの概念がとてもひねくれている気がする、、、

勿論、インナーチャイルドが抱きしめて欲しかったり、頭をなでて欲しかったりする

『甘える』で癒される部分はあります。

でも彼女の場合は、彼女自身が抵抗している通り、その甘えるではないようです。

では、甘える。

性的なセクシー魅力を使って、ネグリジェ着て『カモーン』て言いながら高級バッグを

おねだりするとか？？？

全然筋肉が反応をしません。

「甘える」の言葉の本当の深い部分を探って行く必要がありそう。

すると一つのカラダの一つの筋肉が選ばれました。

その筋肉の意味は、

「自分が本当に内側に秘めている事を相手に伝えなさい。

　あなたがかくしている事を伝えなさい」

なるほど。。。。。

甘えると言う事は、

「自分のどんな感情でも受け入れてもらえる」という安心感をもっている

という状態なのかもしれません。

ココロのうちを伝えたとき、女性はvulnerable になります。ハート全開の状態です。

でも、その自分の感情を伝えた時に、

『それって、わがままだよ』とか

『そんなの自分勝手だよ』とか

『そんなの馬鹿げている』とか

『それって違うんじゃないの？』とか

『私には関係ないし』とか

『勝手にすれば？』とか

『それは君の問題だよ』とか

『こう考えたら良いんだよ』とか

『いつもそう言う事言うよね』とか

そう言われちゃうと、分かってもらえない、、、ってハートをぱたりと閉じちゃう。

すると、安心感を感じられない状態になります。

そして、どんどん、今度は「伝えなくても分かってよね」っていう行動になってくる。

つまり、甘えられずにひねくれてしまうのです。

感情は魂のlanguageだと聞いた事があります。本当にそうだと信じています。

そう言えば、、、一つの経験をふと思い出しました。

ワークショップで一人のアメリカ人男性に出会いました。

日本で５年位大手企業でコンサルタントをしていたと言います。

私が『誰か日本人女性と付き合った？』と聞くと

彼は『まさか』って応えました。

『そうなんだ。でも、まさかってどういう意味？教えて欲しいわ』と言うと

『日本人女性は３０歳の体の中に１５歳のココロがある。

　僕が何かを話し合おうとしても、幼児的な対応しか出来ない女性ばかりだったよ。

　僕は３０歳なら３０歳の女性と話し合いたい。

　でも、どこかで精神年齢が低い感じがするんだ。

　ちゃんとした意見を持つというよりは、

　母親みたいになって命令をするか、子供みたいになって下手に出るかのどちらか。

　とっても混乱したよ。

　仕事場ではあんなに出来るのに、プライベートでは自分が無いというか』

とてもショックでした。

そんな女性ばかりではない！と思ったけど、

でもどこかで彼が言わんとしている事が分かるというか。

実は、ぎくりともしました。

私の事を言われているみたいでしたから。

甘えるというのが、

自分の為に何かをしてくれるとか、

自分の言った事を聞いてくれるとか、

自分が思っている事を察してくれるとか

って思っていました。

まさしく幼児でした。

それになった原因も分かります。

感情を伝えるという事が出来なかったから。

感情を伝えると言う甘えが出来なかったから。

『怖いよ、イヤだよ、しんどいよ、辛いよ、やめてよ』

それを我慢してやって来た部分があった。

弱音を吐くなって。

歯を食いしばれ。

頑張れ！って。

でも、本当は、その感情を一旦出した後に、我慢という精神論以外の

もっと違う方法を話し合うという「甘え」を体験してこなかったから。

『そうか、怖いか。どうしたら安心が求めれるか一緒に考えてみようか』

『そうか、イヤか。何がイヤかを具体的に話せれるかい？』

『そうか、しんどいか。辛いか。どんな事がつらいんだい？』

そうやって、感情と向き合う暇がなかった。

我慢で蓋をして来たから。

これがインナーチャイルドだと思っています。

甘えとは、頭をなでてもらう事だけでもない。

セクシーになって高級バッグを買ってもらう事だけでもない。

その他に、自分の感情をそのまま聞いてもらう事だとも思います。

それが出来ないと、会話がこのYouTubeの映像になるのだなぁ。

つながれない。アルファ女史（クリック）の始まり。

自分が良い子にしていたら、いつか自分の話を聞いてくれるかもしれない。

自分の事を分かってくれるかもしれない。

自分の方を振り向いてくれるかもしれない。

感情が出せない事＝甘えられない事

ところで、話はもとに戻って、このクライアントさんのセッションは

インナーチャイルドでした。

彼女自身、幼い頃に「もっと空気を読め」と言われて来た事で

相手にも空気を読む事を求めていたと。

『旦那さんに、自然とお願いが出来そうよ。』

そう言って帰って行きました。

『甘える＝感情を伝える事』

そんな内容を子宮のクラスで話して、感情を解放出来るカラダ作りをして行きます。

ご興味が有る方はこちら（クリック）へ。

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