

Izumi Takiguchi
- 2022年7月31日
- 5 分
神社の境内で
今回の日本の旅は、日頃慣れた自分の生活からすごくかけ離れた場所に身を置いたことで 気づいたことが沢山ありました。 長女は学校に行くと、挨拶ができません。 みんなが「Hi!」と声をかけてくれるのに 黙ってムスッとしいて、たまには「誰あんた?」ぐらいの勢いで 私の太ももにしがみつきます。 「ご挨拶できるかな?」 とか 「あの本で挨拶は親切の一つって書いてあったね」 とか 促してみるけど、一切無視。 でも親しい友達になると、「おはよう!」って大きいこえでお話をするから どういうこと?って思っていました。 さて、日本に。 もちろん、マジで100%ガン無視。 一時保育で預かってもらっている時も、 先生たちが高いこえで「おはよう!」というけど ガン無視。 「すみませーん。よろしくお願いしいまーす」 と言うと 「はいはーい。お預かりします」と言いながら 「この本読む?今日は何をして遊ぼうかな。外に行けるかな?」 とプロはずっと子供達に話し続ける。 丸い窓から教室を覗いてみるけど、そう話し続ける先生にガン無視しながら 本を探してる。 ま、いっか。いつか出来るでし


Izumi Takiguchi
- 2022年7月30日
- 7 分
母のふくらはぎ
7月3日から21日までの約3週日本に帰国。 新しい環境で会ったことも覚えていない大人に囲まれながら 娘たちは必死に自分の気持ちをなだめるかのように 携帯のYouTubeを見ていました。 その食いつき用は、いつもの彼女たちとはちょっと違う感じ。 私は親の心を読みました。 「せっかくこっちにきて、いらっしゃいって思っているのに なに、携帯電話に夢中になっているのよ。 まったく可愛くない子たちね。」 そんな風に言われているんじゃないかと案じる気持ち。 何も言われていないけど、でも何を思っているのかを予想して ちゃんと動くこと。 それが出来る大人。 そんな昔の私がとっさに出てきて、 あまりにも自然にその行動をしている自分にびっくりしながらも 「ちょっと今、戸惑って携帯を見てるけど 数日経ったら、この環境に慣れるから」 と弁護しながら、私は子供達をお風呂に入れて寝かしつけました。 朝5時。 時差ぼけの娘たちは元気よく目を覚まし、 「ママ、遊ぼうよ」と言い出しました。 隣りでは父母が寝ている。 そーっと、布団を抜け出して、少し歩いてみる。 朝日が上がる前の、


Izumi Takiguchi
- 2022年7月2日
- 4 分
思い通りにいかない日
なんだか思い通りにいかないことが続いた日。 娘が 「マミーパパ、妖精の羽根が欲しいの。」と言ったのは先週のこと。 「どうして?」 と聞くと 「その羽根で、アリゾナに飛んで、お友達に会いたいから」 そう、彼女が仲良くしていたお友達がアリゾナに引っ越してしまった。 引っ越す前に、 日本に7月に帰ることを家族で話していた。 7月4日は独立記念日だから、サンディエゴに戻ってくるというのを聞いて であれば、それに合わせて誕生日会を開くよ!来れるかい? そうアンドリューが言って始まった誕生日会。 久しぶりに会える友達に胸を膨らませていた娘。 そして、その娘が喜ぶために奔走するパパ。 そんな毎日を過ごしていたとき、 アンドリューから 「なんか、お腹をパンチされた気持ちがするんだ」と言って 一通のメッセージを見せてくれました。 それは、そのお友達のお母さんから。 「こんにちは!悲しいことに、誕生日会は家族の用事があって、いけないの。 でも、翌日が空いているなら、会えるわ。」 とのこと。 いやいや、翌日は日本に発つって言ってたのに。 あんなに何度も、「絶対にいくよ


Izumi Takiguchi
- 2022年7月1日
- 4 分
去年の私へ
子供たちが食べ物を投げる 手を離して駐車場に走ってしまう 壁に絵を描き始め、 トイレに入れたらあかんものを捨てようとする 大声を出し、歌い、 彼らの存在があなたの心だけではなく、家も、頭の中もスペースを埋め尽くしてしまうでしょう。 もしかしたら、 子供が誰かを叩いたり、動物を叩いたりするかもしれない ましてや噛んでしまう事もあるかもしれない おしっこを漏らしたり うんちをありえへん形で あり得へん場所で ありえへんタイミングでするかもしれない また やるなって言ってるのに、モノを床に落として 床が汚くなるかもしれない パパの方が良いって言うかと思いきや、 他の人のところに行ってくれず、ママだけがいいと泣き叫ぶ日もあるかもしれない。 昨日までなんでも良かったのに、 急にこの靴じゃなきゃ嫌だ、このカップじゃないとダメだと そうしなければこの世は終わるんか?っていうほど泣き叫ぶ日もあるかもしれない 夜通しで寝てくれなくて 少しでも子供の音がすると、あなたはきっと自動的に目を覚ました事でしょう。 子供たちが甘いものを見ていないうちに勝手に食べてしまい、