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呼吸をフルにすることは命をフルに使うこと



昔々、本当に昔の話。

私はニューヨークで呼吸のワークをしているという女性の個人セッションを受ける機会があった。


呼吸をすることで、自分の中に留まっているエネルギーがどこにあるのかを見つけられるという。


私は、興味本位で彼女のセッションを予約した。



呼吸をしながら、どんどんと体に電気が走り、

火にあたると、どんどんと溶解して形を変えていくプラスチックのように

私の体はねじれていった。



肩が上がり、指がすごい形に変形をし、身体中が歪んだまま

夏の蝉が疲れ切って地面で仰向けに死んでいるかのような体勢になっていく。


体が痛みと引き攣りと痙攣と電気を感じている中で

彼女が質問をした。


「お父さんに何か伝えたいことはある?」


「特にありません。」


「お母さんに伝えたいことは?」


「特にありません。」


事前に体のエネルギーの歪みが、出てきますと忠告されてはいたものの

私は、こんなにも私の中のエネルギーは屈折しているのかと客観的に感じながらも

彼女の問いに何も答えることがない自分に違和感を感じていた。


でも、何も思い浮かばない。


一通り、私に関連した人物の名前が出た後

彼女が私に聞いた。


「あなたは自分に伝えたいことがある?」


それを聞いた瞬間に私の世界はぶっ飛んだ。


自分の体が幽体離脱をしていくのを感じた。

これが後にも先にも初めてのことだった。


とても気持ちよく、とても自由で、全てから解放された感じだった。


その時に、彼女の叫び声が聞こえた。


「息をしなさい!」


そして、私は、呼吸をすると体に戻っていった。

また、あの苦しい歪みの中に。


「これ以上、セッションを続けられないわ」彼女が言った。


「あなたは呼吸を止めてまで、自分を見たくないのね。

 何も言えないということは何もないということではない。

 何も言えないぐらい、達観して、自分の内側のドロドロに繋がりたくないのね。」


そんな内容だったと思う。


きっとこの話が昔のブログにどこかで書いたことがあるかもしれない。


呼吸を止めるほど、自分を見たくない。


そこが私の自己探求の始まりだったのだと今振り返ると思う。


そこから、アーユルベーダの学校に行き、呼吸をインド人の先生に強く勧められた。


筋膜のワークショップに参加したときも、アナトミートレインで有名なトーマス・マイヤー氏に

君は呼吸をしたほうがいいと個人的にメモ帳に書いて渡された。


息を潜めるのは楽だった。

息を押し殺すのも楽だった。


そんな過去の自分を思い出す。

呼吸をフルにするということは、

自分の命をフルに使うことだと思う。


自分の命をフルに使うことは、

呼吸をフルにするという体験をすることで初めて理解ができたりする。


これを体験している人と

体験していない人の差は、私は大きいと思う。


私は、ヤムナボディローリングで

初めて呼吸はこんなにも深く楽に吸えるものなのかと感じた。


呼吸をゆっくりすること、

ファイヤーブレスのように速くすること、

呼吸をしながら、

運動をすること

瞑想をすること


いろんな方法がある。


でも、私の中でいちばんの効果的でいちばん楽だったのは

このヤムナボディローリングのワークだった。


一生懸命に頑張っても

縮まった肋骨は努力だけでは、広がらない。


逆に努力をすればするほど

もっと縮まっていく。


自分が心地よく楽に息を吸えることは


自分が心地よく楽に生きることだ。



今回の呼吸のクラスは、


免疫疾患の人

風邪をひきやすい人

肩こりの人

頭痛をしやすい人

かったるい人

姿勢が悪い人

人生に行き詰まっている人

諦めがちな人


にオススメです。


詳細:


第4回:枝葉を広げるー肋骨のワーク

11月18日(金)15:00−16:30(カリフォルニア)←サマータイムが終わり時間が変更します。ご注意ください!

11月19日(土)8:00-9:30 (日本)


持ち物:

①ヤムナボール(パールカラー)と空気入れ

こちらのサイトからご購入ください

②ヨガマット

③お水

④ズームアプリの搭載されたタブレットもしくはパソコン

留意点:

このクラスは動画撮影が入ります。

インストラクターのIzumi がメインでの撮影となりますが、

ご質問等をされるときには、音声がそのまま入りますのでご了承くだいませ。

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モノクロから虹色へ


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