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先日の朝のこと。


朝の支度をしていると、長女が泣きながら『パパーパパー』と言い出した。


かろうじて、パパという言葉は聞こえたけど、

あとは、なんだかよくわからない事をぐちゃぐちゃと言っている。

いわゆるWhiningというやつだ。


ミャーミャーいう感じ。


その声たるや、朝のクソ忙しい時に、

これやって、あれやってとなると、こちらもカチンと来ることがある。


人間だもの


で済めばいいが、そこに生産性はないし、教育もない。


その時にアンドリューが彼女に対して言った。


『ワイニングする代わりに、なんていうんだっけ?』


と。


すると長女が涙を流しながら、

『プリーズヘルプミー』

と言った。


その言葉を聞いてアンドリューは


『わお、ヘルプが欲しいって教えてくれてありがとうね。

 これで君の願いを僕が叶えられるから嬉しいよ』


と言った。


そう言いながら、輪投げの棒に輪っかを入れていた。


微笑ましかったといえば、

そうなのだが

なんだか私はその光景を見て、ちょっと衝撃だった。


大人に


『助けてって言って教えて欲しい』


なんて、子供の頃に言ってもらったことあったかなあ?


そもそも、そんなコンセプトを持っていただろうか?


何か自分がしたいけど、できない時、


泣いて訴える



黙って我慢をする



もういいよと言って不貞腐れる



またダメか、と諦める



私の何がダメなんだろう



助けてなんて普段の生活で考えたこともない言葉だなあと

感動をした朝だった。


普段の生活から、ヘルプミーが言えるのであれば


きっと彼女は男性に対して、ヘルプミーと気軽にお願いをして


「ありがとう」とにっこり笑って受け取って


それを見た男性が喜んで愛が循環していくんだろうなあと。

 


このヘルプミーを言えなかった私は

そういうのが出来ている女性を”manipulative”だとも”ずる賢い”とも思っていた。


雌犬め!ぐらいの勢いで。


本当にちょっとした、たわいもないことだけど、

私には大きな気づきの朝でした。






モノクロから虹色へ



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