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足の指がクロスした女性

先日、ある女性がレッスンにいらっしゃいました。


小柄な70代の女性。


50代の娘に連れられて一緒に。


「What can I do for you today? 今日何をしましょ?」


と聞くと、


この足を見て欲しいの

と言って70代の女性が靴下を脱ぐと

足の指が縮んで、親指が人差し指の下に潜り込んでいました。


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初めは、指がハンマートゥだったと、彼女は話してくれました。

そこから60歳を過ぎた頃から、どんどんと指の変形が始まり

今、この状態になってしまったと。


「これによってどんな不具合がありますか?」


「まずは、足に合う靴がないの。足の指が重なってしまっているから。

 そして、お医者さんに転びやすくなるから気を付けてくださいって言われたんだけど、どうやって気を付けていいものか」


そう娘さんがお話をしてくれました。


その娘である50代の女性の指もまた、同じようにハンマートウでした。


「遺伝でしょうか?」


二人は私の顔を覗き込むように見て質問をしてくれました。




この質問を良くされます。


私はこう答えました。


「よくわからないんです。


私は土踏まずがある体ですが、

夫のアンドリューは土踏まずがなくて、足の裏がフラットな状態にあります。


そして、我が娘、二人ともがアンドリューと同じ足をしています。


子供たちはよく運動をしは裸足でいさせることが多くて


靴を履くにしても、足の裏が使えるような裸足に近い状態の靴を

幼児の時に履かせていたので、

この土踏まずがない状態というのは、環境的要因よりも遺伝的要素の方が強いと私は感じています。


成長をする段階で、足のアーチが出来てくるのか、

それとも、このままなのか。


今、見守っているところです。


ただ、既に土踏まずがない状態で成長をしている体を目にしているので

少し経ったら足の使い方を教え始めようとは思っています。」


と私は伝えた。



そう、私は遺伝かどうかは学者ではないので分からないけど

どっちにしても、子供たちにどう歩くかの教育を頃合いを見て与えようと思っています。


何をもって生まれたかに対して、私たちは何も出来ないけど

どう発達させたいかは私たちの選択で出来るのではないだろうかと。



私の話を聞いていた70代の女性は


「この年齢の私にも効果はありますか?」


と質問をしてくれたました。


「効果があるかどうかは、やってみないとわかりません。


 人間の体はいつでも新しいことを受け入れるように出来ているので

 私はいつも可能性の方を信じています。


 後は、ご本人がやり続けられるかかと思います」


黙って自分の足の指を見つめていた彼女に今度は私から質問をしました。


「あなたは良くなりたいですか?」


ふぅとため息をついて


「よくなることを望む年齢なのかどうか。」


と。

 


「年齢ということを理由に辞めてもいいですし、

 年齢ということを理由に始めてもいいですよね」


そう私は返答をしました。


その女性は私を見ました。


私の年齢になっていないからこの気持ちが分からないでしょと

伝えたい気持ちを飲み込むような表情で。


その表情を見て私は

ヤムナが話してくれたヤムナのお母様のお話も思い出していました。


確か彼女の母親もハンマートウだったはず。


「もしご興味があるなら、これを使ってワークをしようと思います」


と言って私は大仏の頭のような半球体を見せました。



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顔をしかめて

「見るからに痛そうな感じがしますね」


という彼女に


「お、体感覚早いですね〜みた感じでもう体が反応をしているとは!」


と答え、私はヤムナのお母様のお話をしました。


「これを作った女性がヤムナという女性なのですけど、

 彼女のお母様は、昔、自分の足に合う靴がなくて、そのままにしておいたら

 つま先の感覚がなくなってきて、年を追うごとに、どんどんと足の指が重なり合って、歩行が不安定になってきたと言っていました。


初めはハンマートウから始まったらしいんですけど、

10年でどんどんと指が変形してきたみたいです。


そしてヤムナ本人も50歳過ぎた頃に

更年期で骨の変形がいちぢるしくなり、自分の足が母親のようにハンマートウになり始め驚きショックだったと言っていました。」



そう言った時、70代のクライアントさんも、付き添いで来ていた50代の女性も驚いて話を聞いていました。


私は続けて話をしました。

「そこからヤムナは毎日足のワークをして、今は彼女はお母様のような足の状態にはなっていないと言っていました。」


そう伝えると、二人とも安堵の表情と希望を見ているようでした。


すると

「あの、二人一緒に見ていただくことは出来ますか?」

50代の女性の方が質問をしてくれました。


「いいですよ。二人で一緒にやってみましょう。

 やってみて、変化を体で感じたら、お互いにやっていることが理解できるでしょうから」


そして、私は椅子を二つ用意して、座っていただき、ご本人たちの足を大仏くんの頭に乗せました。



「良くしていきましょう」

そう私は二人を見て言いました。


二人とも

「ヒーヒー」

言い始めるほど、足がガチガチに硬かったです。


Mercy Mercy Mercy !!!!


と何度も言ってました。


ゆっくりと時間をかけて足をワークしました。

っていうか、途中の休憩をいっぱい挟んでのワークでした。笑



でも終わって立った時、

「何かが違う」

初めの言葉がそれでした。


大仏くんを見て既に体が反応をしていた70代の女性。

終わった後の体感覚にも敏感だなあと思って二人の汗だくの表情を見ていました。


そう、足のワークをすると何かが違う。


「なんか靴を履くことに抵抗を覚えるわ」


そう言って裸足で車に乗り込んだ70代女性。


次回はサンダルでやってくると次回の予約メイルとともに書いてありました。


自分に希望を見つけてあげる。

その希望に対して努力をする。

その努力の結果の変化に心が躍る。


なんか、いい循環の中に入れさせてもらえたなと思って

彼女たちがドアから出ていく後ろ姿を眺めました。



次回のヤムナ+ピラティスレッスンオンラインクラスは

この大仏くん(ヤムナフットウェイカーズ)を使います。


日本にいらっしゃる方は、

私の手元にかつてワークショップをしていた時に購入した大仏くんが

いっぱいあります。


円安などの物価の高騰でかなり高くなりましたが、

私が購入したのはかなり前なので、新品ではありません。


埃も被ってると思います。



ですので、お安くお譲り致しますので

新品じゃなくてもいいわっていう方はご連絡をください。


新品をご希望の方は、ぜひyamunaジャパンからご購入いただけたらと思います。’



私の持っている大仏くんは日本にあるので、現時点で

幾つの在庫があるかわかりませんが

ご希望のご連絡があった方に写真を送ますので

その写真を見て了承してくださった方に送ます。



ちょっと見てみたいという方やご興味がある方はこちらまでご連絡をくださいませ。



私は足をワークするってとても健康にとって大事だなと思いますし、

そこに着目をしたヤムナ、そこに効果を出すものを開発した彼女を

すごいなあってまた尊敬してます。


では12月のおオンラインワークショップでお会いできることを楽しみにしています!





モノクロから虹色へ


 
 
 

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