どうせやりたいだけでしょという女性の気持ち
- Izumi Takiguchi
- 10月9日
- 読了時間: 9分
やりたいだけでしょ
この言葉は、少なからずとも、一度男性関係で嫌な思いをしたことがある女性なら
感じたことがあるのかもしれない。
なんだか自分の体が利用されているような感覚。
自分を見てもらえなくて、自分の体だけが目当てなんでしょっていう感覚。
色々やってくれるけど、結局は体でしょって。
残念ながらこの会話はよく耳にすることが多い。
言わなくても感じていることも多い。
ある女性が「お金」についてIHをしたいということでセッションを受けてにきてくださった。
お金というトピックで入り
ご本人のお金にまつわる苦労を話してくれたあと、
カードが選ばれた。
「セクシャリティ」のカード。
それを見て、彼女は顔をしかめた。
「このカードが出ているんですけど、
何か思うことはありますか?」
口をへの字にして少し黙っていたあと彼女は
「こういうの、もう、私、ありませんから」
といった。
「えっと、どういうのがもうないんですか?」
と聞くと
「だから、こういうのですよ」
とカードを指差した。
「ああ、セクシャル的エネルギーがないってことですか?
それとも、セックスがないってことですか?
それとも、セクシーに感じないってことですか?」
と聞くと
「うちは、もうこういうのはないんです。
っていうか、私がしたくないんです。」
ときつい口調で教えてくれた。
「セックスをしたくないって事ですね」
ふむふむ。
どなたであっても、
セックスをしたくないことなど、私の興味内ではないが
次に進めないので、私はもう一歩入って聞くことにした。
「セックスをしたくないのは、なぜですか?」
「なんか馬鹿にされている気がするんですよ。
私は妻だからいつでもやって良いって思っているのかなって思ったことがあって」
それを聞きながら
夫婦間でもレイプというのは存在するから、
そういう事なのか?と注意深く彼女の言葉に耳を傾けた。
「旦那が仕事が忙しくて、家のことを手伝ってくれない時期が長くて
私たちはもうだめなんだなって思った時期があったんです。
そして、カウンセリングにも通うことにしたんですけど、
ある日、旦那が自分の過去とかを話すことになった時があって。
その日は、なんかすごく深い時間になったんです。
私の知らない彼が出てきて、彼の話を聞きながら
私は思わずカウンセリングの場で泣いていました。
彼に対して今までの行動の理由もわかったし、
ああ、そうだったんだって思って。」
帰りの車でも、二人で久しぶりに手を繋いで帰ってきました。
それで、私は、家に到着して、もう少し二人で話したいって思ったんです。
そしたら、急にキスをしてきてsexをするような流れになって
驚いたんですよ。
私は、泣いたからって言って、彼に好意を取り戻したからって言って
なぜ、そこ(セックス)へ行く???って思って。
後から考えた時、
なんか本当はやりたいがために、あーゆー話をしたのかなって思っちゃって。
その後も、なんか二人で話して笑った後とかもそれで十分なのに、
急にキャンドルとかつけて、ベッドに呼ぶんですよ。
だから、本当に嫌気が差して。
ああこの人って、やりたいからそういう話をするんだなって分かってきて。
私は結局彼にとっては、性的なマシンでしかないっていうか。
性の吐け口でしかないっていうか。
だから、もうセクシャリティとかどうでも良いんです。
自分が性的な目で見られることが本当に侮辱行為に当たる感じで。
ああ、結局やりたいだけねって」
その「やりたいだけ」という言葉に潜在意識が反応をした彼女に私は聞きました。
「やりたいがどうして侮辱に感じるか教えていただけますか?」
「だって、私を見ていないじゃないですか」
「えっと。道端に立っている男性であれば、やりたいって見られるのは怖いですし、
問題だと思うんですけど、色々と共にしてきた旦那さんが奥様とやりたいって思うことが”侮辱”って言う事ついてもう少し教えていただけますか?」
「え?」
「たとえば、やりたいって思われてるのに、その一方で誰か他の女性と関係を持って いたとか?
何が侮辱にあたるのかを教えてもらえますか?」
「そう言うのは一切ないです。私のこと好きなんだろうなと言うのは感じますし。
でも、私のことをやりたい対象として見ているって侮辱じゃないですか?」
「うーん。。。。侮辱っていう感情がどこからきたんですかねえ?」
「えーやりたい対象って侮辱ですよねえ」
「うーん。。。。では、旦那さんは体との関係をしているのに、生活を支えないとか
ずっと無視するとか、怒鳴り散らすとか、ですか?」
「そんなことをした事がないです」
私は、旦那さんが体を交えたいということに対して
彼女のこの侮辱という感情がマッチしていないので
潜在意識が取り出してきた言葉を羅列してみることにした。
「お金に困っている
セクシャリティ
旦那とセックスをしたくない。
侮辱に感じる 」
ふむ。
「例えばですけど、今回、お金に関してのトピックで入っていますので、
お金でも、誰かが与えたいって思ったときに侮辱だと感じたり、
ただ、私にお金を与えればいいと思っているんでしょ
って思ったりします???」
つまり、
私は、彼女のセクシャリティの関係とお金の関係が似ているのかを聞いてみた。
男性は与える形凸であり、女性は受け取る凹という体の形から
そんな風に聞いてみたのだ。
すると、彼女は
あ、、、、、
と私を見て
「確かに、なんかお金の渡し方を見て、侮辱されているとか思って
援助を断った事があります。
あとは、父にお前に金さえ与えておけば文句言わないって言われたこともありました。」
筋肉は父とのことで反応があった。
「侮辱って自分の価値を下に見られるってことを感じることですものね。
でも、その与える行為に対して侮辱という感情が紐づいていると
たとえ誰かが親切心から与えたいと思っても
侮辱という感情が邪魔をして受け取れなさそうですね」
「うーん、私は父によって私って結構お金の面で侮辱されてきたっていうか、
ダメなやつ的に思われてきてて。
なんか父親との問題、ありそうな気がしてきた。
とにかく、お金と健全な関係を持ちたいです」
「では、お金と健全な関係を持つご自身はどんなご自身ですか?」
「うーん、お金が入ってくるところに敬意を持つっていうか感謝を持つっていうか
お金が自分を侮辱するのではなくて、
お金が自分を愛してやまないみたいな感じですかね」
すると彼女の潜在意識は反応があった。
一見
お金
セクシャリティ
旦那
侮辱
やられる
父親
不健全
と関係のないキーワードが羅列しているように感じたが
彼女にとっては、
その全てがグルグルと繋がって自分を縛り付けていたサイクルに
ハマっていたと話をし始めた。
そして、
「お金に敬意を持ち感謝を持つ」
とゴールが設定になった時
「あーなるほど。わかりました。どうしてセクシャリティのカードが出てきたか」
「私がお金に困っているのは、
旦那からお金をもらうことよりも、私を見てほしいって思ってきたんです。
だから自分でなんとかして出来ている自分を認めてほしいって思っていたんです。
でも旦那は、そんな頑張らなくても僕が稼いでくるからって言って、それを私は侮辱と捉えていて、すごく嫌な気分になっていたんです。だって父親みたいに、お前に金さえ与えておけばいいんだろって言われているのに重なってたから」
時としてこうやって私たちは一つの苦い経験を
その他の経験に当てはめて現実化してしまうことがある。
旦那さんは父親ではないのに、
父親との歴史を旦那さんに投影してしまうことがある。
そんな彼女のセッションはインナーチャイルドのワークが出ました。
セッションが終わって、すっきりした彼女に私は一つお伝えをさせてもらいました。
「どうせやりたいっていう言葉で思い出したんですけどね、
私が女性学を学んでいた時、教えてもらった事があって。
女性は心が満たされたら、身体も一緒に満たされるんだそうです。
心が温かくなって完結っていうか。
それぐらい女性って心と体が密接な関係にあるんです。
でも、男性は心と体が女性よりも分離してるそうです。
それは悪いことではなくて、ただ、そういう構造なのだと学びました。
だから、男性は心がつながった時に、体もその幸せを感じたいと思うのだそうです。その体ていうのは男性器のことです。
そこが一番男性が体を感じられる場所だって言っていました。
確かに、女性は、肩をドンてぶつかっただけでも、
心が痛みますよね。何をしたかしら?とか、どうしてこんな目に遭うの?とか。
でも男性は、肩に心がないって言ったら語弊がありますけど、
まあ女性ほどはつながっていないので、
ぶつかったとしても
あ、なんかがぶつかっただけだなって思う事が多いそうです。
だから
少し雰囲気が良くなって、ムードが良くなった時、
私たち女性は心も体もそれで満足しちゃうけど
だから手を繋ぐだけで満足って思うっちゃったりするんですけど
男性は心だけではなく体も温かさを感じたいって思うのだとしたら、
ただやりたいだけじゃないのかもしれないですね。
ましてや、旦那さんですし。
自分の一番、脆くて弱いところを示して女性に温めてほしいと思うのであれば
奥様とやりたいって思うって、すごく奥様に安心を抱いているんだろうなと聞いてて想像をしていました」
「はー…なんか反省です」
「いやいや、やりたいだけの野蛮な方もいらっしゃいますから
そういう防御が出るのは当たり前だと思います。
あとは誰にその防御を出すかですよね」
そう言って会話を終えてセッションルームを去っていった。
やりたいだけ
本当にやりたいだけの人は、もっと巧妙だと思う。
その巧妙さがある男性がいるが故に、
私たち女性は自分の身を守ろうと、オーバープロテクションをして
やりたいだけでしょっていう言葉で突っぱねてしまう。
現実、本当はもっと心と体を通じ合いたいという男女が多いだけなのに
男女は、それを知らない事で行き違いになっているだけなのだと思う。

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