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自分への自信はカラダから


自分のことを好きになるにはどうしたらいいんだろう?


うまく思い通りに動かないカラダ。


痛みのあるカラダ


気にしないようにできるけど、

そのカラダの中に24時間中いるのだから

気にならないわけがない。


少しずつ自分の身体にぎこちなさを感じて

違和感を感じて

不快感を感じて


そうやって少しずつ自分と離れてしまうことがある。


もしも自分の身体が元気に自由に力強く動けたら、

自分の人生は、どんな風だろうか?


もっと笑っているのだろうか

もっと幸せを感じやすくなるのだろうか

もっと可能性を感じるのだろうか


それらをする自分を愛するのではないだろうか


そんなことを思わせてくれたセッションの一コマです。


ピラティスのセッションにきた一人のムッチャ可愛い女性。


彼女の来た目的は右のお尻の痛み。


産後特に右のお尻が痛くて、それがもっとストレスになるという。


身体に痛みがあることほど、コンスタントにイラつくものはない。


気にしないようにしているそのエネルギーが無駄って思いたくなるほど。


でも、その痛みがときに私たちに大きな気づきをもたらすことがある。


それが

昨日のブログの寝違え(ブログ)は寝違えではないかも


かもしれないし、


私の胃の痛み(ブログ)であったり、娘の斜視事件(ブログ)かもしれない。



彼女の痛みはとってもトリッキーだった。

何かをすると痛みがなくなる。

でも、それを次の時に行おうとすると、痛みがなくならない。


彼女自身の変化は少しずつはあった。

例えば、


出産後、走れなかったけど、ピラティスを始めてから走ることができるようになったり

腹部の筋肉にコネクトできるようになったり。


でも、肝心のお尻の痛みはまだまだあるのである。


ただ、私の中で身体を見ながら身体の筋肉をつなげていくうちに

見えてきたことがあった。

それは、彼女の股関節が捻れることだった。



私の経験から、ねじれが身体のどこかに起きていて、それが癖になっていると

その人のエネルギーがまっすぐに動けないので、痛みが生じる。


とにかくまっすぐにエネルギーが通ることが大前提で

そういう風に身体を動かすようにピラティスはデザインされていると思う。


彼女の股関節のねじれを直すために、


私は、

足の裏から股関節の流れ、

骨盤から上半身、そして腕や首への流れ、

そして、その二つをつなげる運動をずっとずっと毎週してきた。


彼女の本当に自分にコミットして通い続けてくれた。


その28回目、終わりの方で一つのエクササイズの時に

彼女に見えるかたちで私は、言った。


『この右足の膝が、中に入っているの見えるかな?つまり太腿の骨が中に入っているでしょ?』


彼女はまっすぐな目で自分の太腿を見た。


私は続けて言った。


『これをね、まっすぐにエネルギーを通したい。

だから、このかかとと、この足のアーチとを使って、私の手の方にまっすぐと大地を踏みしめながら

股関節につながって、まっすぐとエネルギーを流してみて』


そう伝えると、

彼女の股関節が初めてしっかりとハマり、彼女の骨盤が安定した。

筋肉がつながって彼女は力強くしなやかに動き始めた。


そのハマった瞬間は、きっとピラティスを教えている人ならわかると思う。

それを経験した人ならわかると思う。


もう、たまらないぐらい心の奥底からぐわーあーんと感動の波が北斎ばりに出てくるのだ。


もうなんともいえない。


一瞬空気が止まる感覚。


この瞬間、気持ちいいいいいいいいいい〜!となるのだ。


そして、自分に感動をするのだ。


それを見ている私も感動をしちゃう。


きっと、それを初めの方で5回目か6回目で言っても彼女はわからなかったと思う。


でも、新しい息吹を入れるまでに他の筋肉をつなげてきたから、できたんだ。


そこまで自分を信じてきたからできたんだ。


ジョセフピラティス氏の名言


IN 10 SESSIONS YOU WILL FEEL DIFFERENT 10セッションで違いを感じ

IN 20 SESSIONS YOU WILL LOOK DIFFERENT 20セッションで見た目が変わり

IN 30 SESSIONS YOU WILL HAVE A NEW BODY 30セッションで新しい身体を持つ


本当にこの通り。


そして、先日の29回目のセッション。

彼女の腕は上がらなかったところで、

上がるように肩関節の筋肉が下半身とつながってパワフルに上がるようになった。


『あれ?重さ、変えた?』と言ったほど。


いやいや、私のマシンは、一つの重さしかないから変えられましぇん。


そのほかにも、できなかったこと、繋がらなかったこと

それらが、どんどんと見る見るうちにつながって出来るようになってきた。


汗をだらだら流しながら、自分のカラダに可能性を感じるのは本当に気持ちがいいこと。

それ以上に、「私ってすごい!」って感じること。





こんな姿をみているとわかることが一つある。


『あと二回!』

と言われたときの


自分の限界への挑戦について、わかるのだ。


自分の限界をもうとっくに超えていて、それでもやらないと!ってやるのは

自己破壊だ。


でも、

自分の限界を信じれて、私、出来るなあって思ってやるのは、

自信だ。


その違いを彼女は体感で知っている。

だから、むやみやたらに自己破壊をしなくなる。


体感で知るのが一番早い。


無理をしてでもやるっていうのは、体も壊すしなんの得にもならない。

自己満足の世界。


でも、違うの。

本当に自分を信じて、やれるっていう時の目は、やらされている目じゃないから。


ここまでこれた彼女、本当にえらい。

本当にすごい。


そして、ここからどんどんともっともっと自分の体を愛して、自分を愛せるようになってくる。


だって、それをもう体感しているから。


自己愛とは、自分のからだを信じてベストに動けるようにしてあげること。

そのためのコミットメントだなあと彼女を見てて思いました。


私の周りには、私を感動させてくれる素敵な美しい人がたくさん。

感謝でいっぱいです。





モノクロから虹色へ


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