娘の容姿をお友達にイジられた件について

「ママ、あのね、私がねメガネをとったらね、

　お友達の2人が私の顔を見て、お前の顔は変だって言ったの」

そう仕事をしている私のデスクに娘がきて言いました。

悲しいのか、なんなのか表情と声の調子からはあまり読み取れない長女。

泣いているわけでもなく

怒っているわけでもなく

ただ、淡々とその事実を伝えてきて私の反応を見ている感じ。

「へーそうなんだ」

私は、パソコンのキーボードを叩く手を止めて、画面から目を離して娘の方を見ました。

「どう感じたの？」

そう聞くと

「I don’t know 」と。

「そうか。ちょっと嫌だなって気持ちになったりした？？」

そう聞くと、肩をすくめる彼女。

わからないって言葉って便利だなと思いながら聞いていました。

自分の本心を言わない時に使う常套手段。

自分の本心を見ない時に使う常套手段。

自分の本心を感じたくない時に使う常套手段。

自分の本心をどう表現したらいいのかわからない時に使う常套手段。

いろんな役割があって、本当に「わからない」って便利。

でも人間は「わからない」っていう時は、なんのアクションも方向性も見出せず

砂嵐のかかったテレビ（そんなテレビはもうない？）ぐらいに

機能不全になっているから、

方向性を見出すことを少しお手伝いするタイミングを見計らってみる。

「それって女の子が言ったの？それとも男の子が言ったの？」

「男の子。2人」

「あのさ、ママはそれを聞いて、なるほどねって思ったことがあるんだけど、

　伝えてもいい？」

頷く長女。

「あのね、男の子が女の子の顔について、こっちが聞いてて嫌だなーって言う言葉を言うのってなぜか知ってる？」

「知らない」

「ままは知ってるよ。

　ままはお勉強をしたからね。

　男の子、男の人は、本当はそう言うことを言わないんだ。

　誰かを見た目でジャッジするって、心がトゲトゲしている時にいう。

　その男の子たちは、トゲトゲしてた？彼らは自分自身のことを好き？」

「わからない」

「オッケ、じゃあもう一つの可能性がある。

　男性ってね、自分がすごく美しい女性を見た時にね、

　圧倒されちゃうの。

　圧倒されて、びっくりしちゃうの。

　あああ、すごい綺麗だなあって。

　でも、イヤイヤ、そんな風に思ったら恥ずかしい。

　自分が圧倒されているなんて、僕は強いんだから！って思ってね

　自分の気持ちを圧倒されないように

　変だって言って、自分の気持ちを落ち着けているんだ。

　だからね、本当に彼らが言いたかったことは。。。。」

と言って顔を近づけて小さな声で

「君は美しすぎて、圧倒されているんだ。ってこと」

と伝えると

長女はニンマリしていました。

実は、この内容は、私が書いた本の中の一節。

（今、編集のプロに読んでもらって販売開始の準備の第一段階を踏んでいるところ）

男性から女性への卑劣な言葉ってたくさんある。

ブスから始まって、アバズレとか、ヤリマンとか。

でも、女性から男性への卑劣な言葉って、私自身はあまり思いつかないし、

例えばヤリチンだと言う言葉にしても

それを意気揚々と使おうと思わない。

そして、ある日、男女のことについて学んでいるときに

男性は、弱みを見せられない社会だから

自分が女性の美しさに圧倒されてしまった時に

女性にマウントを取る形で女性を卑下する不健康な男性がいることを知りました。

健康的な自分に自信がある男性であれば、

女性側がすごいメイクやねーって思う子がいても

男性は「ふーん、自分がしたいんだからいいんじゃない？」ぐらいで

スルー。

そこまで気にかけていないのだと。

そして、娘に対して、

たかだか1人か2人の人間が思いつきで言った言葉に左右されてどーすんの

と言う気持ちと同時に、

このエピソードを私が死んだとき

私が書いた本を読んで、（ああ、ママこのことを言ってたんだな）って

思い出してくれるといいな

なんて思って伝えました。

翌日、長女が同じ子に同じことを言われたらしい。

「なんて言ったの？」って聞くと

「私があまりにも美しいって言ってくれてありがとう」

と冗談ぽく言ったと教えてくれました。

どうなんだろ？

これでよかったのか？

と思いつつ、まあ、放っておきます。

そんな長女がガッツリ風邪をひいて５日も高熱が。

学校もお休みして今日あたり38度まで下がってきたので

あと少しかなと。

今日は私のぼやきのブログでした。。。

読んでいただきありがとうございまする。

早く良くなれよー

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