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ワークショップを終えて5

翌日、帰宅したアンドリューに私の話をした。

非難された時に、私ってどうしたらいいかわからなくなっちゃう。

こんなに、相手のためになろうと思って意図していることでも

受け取った相手は全く違う影響を受けている。

そして、ここからどうしたら良いか分からなくなるんだよね。

なんか、ハラキリみたいな形?でしか、責任を取る方法がないっていうか、

だから、私は悪くないもんって言いたくなるでしょ。

そうすると、お互いに「悪くないもん」って言い合うから、戦争だよね、これって。

戦争は悪だっていうけど、

結局、これを普段の生活で当たり前にしていたら、

戦争という大きいものに発展していくのは当たり前なきがする。

きっと、ここがわかったら戦争も食い止められる気がするんだよなあ。

そういうとアンドリューがふむ。。。と聞きながら、こんな風に言った。

『君は、バットを置く勇気はあるかい?』

『なにそれ??野球バットのこと?』

そう言った瞬間に、ああ、なるほど、、、と思った。

『自分を野球バットで打ちのめすのをやめるっていうことよね?』

『イエス。

 君はそこで、他人から罰をもらうことと同時に

 自分に罰を与えることというのも当たり前のことにしているんじゃないか?

 罰を与えたり、受けたりすることで、

 収める方法しか学んでこなかったんじゃないか?』

『確かに。この間、日本の不倫報道についてどう思います?

 っていう質問をもらったって言ったじゃない?

 一つのミステイクで、その人格を完膚なきまでに懲らしめるのを

 報道で見て、ちょっとゾッとしたのよね。

 だって、その人って、

 その一つのミステイク以外は、すごく素晴らしいところもあると思うの。

 でも、その素晴らしいところは全くなかったかのように、

 一つのミステイクで、血祭りのごとくpunishment・ 制裁を与えらえる。

 それ見てると、それが当たり前かのような気持ちにすらなってきて。

 その人が憔悴しているのを見て、初めてその人を許してあげる気になるというか。

 だから、憔悴するまで叩きのめすような感じ?悪を成敗しているかのような。』

『じゃあ、非難された時に、自分に罰を与えることをやめたら良いんじゃないか?

 君はクイーンになったんだから、

 非難された時、罰を与える代わりに何をする王国にいたいんだい?』

 『そうね、、、私の王国では、

  私を罰することで一件落着するのではなく、

  非難を受け止めて、よく聞いて、相手の訴えを理解することの方が、

  愛の気がする。

  今までの自分に罰を与えて

  ”ここまで自分は憔悴しています。だから許してください”

  っていうのって、なんの解決にもなっていないっていうか。

  誰かが苦しむことでしか一件落着しないって、ちょっと怖いかも。』

そして、

私はこのことについてインテグレイティッド・ヒーリングのセッションをすることにした。

出てきたプロトコルは『世代間の信じ込み』

納得だった。

日本中が、そうやって相手を憔悴させるまで懲らしめる報道を当たり前にしているのであれば、そういう意識で成り立っている中で育ったのだろうから。

このプロトコルの中に、

「自分の末代にもこの影響がいくことを止めることができる」

という文句がある。

私はもちろん、それに対してイエスと答えた。

もしも、私が気づかずにこのまま何かミスをした時に、

私の気分を害したな!責任を取れ!という気持ちでいたら、

娘にそんなことを気づかないうちにやってしまうかもしれないから。

そしたら、きっと彼女は

『お母さん、ごめんなさい。もうしないし、お母さんのいうことを聞くから許して』

なんていう彼女らしさを失った人間に育ってしまうかもしれない。

娘には、私以上になってほしい。

私なんていうちっぽけな世界の中で生きてほしくない。

それは彼女の素晴らしさを願う親として、私自身がしたくないことだ。

そんな自分を想像しただけでも、自分を嫌いになりそうだ。

そして、潜在意識が選んだヒーリングが、顎に手を当てることだった。

一つ思い出した些細な出来事。

私はかつて、自分が悔しい思いをした時に、顎をぎゅっと硬くくいしばる癖があった。

その顎に寄せたシワを見て、すごく笑われたのを思い出した。

私は悔しくて、心の奥底から泣いているのに、

それを笑い者にしている二人の大人の人物の顔が浮かんできた。

もう、彼らを許さないといけない。

そして、私はそこに手を当てながら、ゆっくりと呼吸をした。

きっと幼い私を見て、そんな顎をする姿が可愛かったのだろう。

でも、私は、もしも娘が何かで悔しくて泣いていたら、

それがいくら大人目線で可愛らしく見えても、

彼女の訴えを心から聞こう。

涙を流すには、それなりの気持ちがあるのだから。

非難された時、自分をどうしてこんなことをしてしまったのかと罰するのではなく、

その代わりに、非難している相手の気持ちに耳を傾け、愛を選択する。

そんなところに私は到着し、ようやく私のセッションは終わった。

娘と一緒に、お昼寝をして、目がさめると

今朝までの疲労感が全くもって消えていた。

どれだけ寝ても、消えなかったあの疲労感。

やっぱりインテグレイティッド・ヒーリングのセッションて凄いと思う。

「ヒーリングクライシスを起こさせないでください」とマチルダが神様にお願いをして

降りてきたヒーリング方法だけあって、私は今回の気づきの流れがコンプリートしている感覚があった。

先日までは夜8時には娘と就寝していた私だった。

このブログを書くのに23時まで目が覚めている。

そして、自分の中にちゃんと統合されている感覚もある。

今回のワークショップは3日間で、たった1つのテーマを扱った。

大きいテーマで、大きな変容を得たが、ヒーリング自体が道半ばで終わっていることが

ヒーリングクライシスを呼び起こした。

インテグレイティッド・ヒーリングを知らない他の参加者の女性たちは、

どんな風にその後の変容を持って普段の生活に戻っていっているのだろうかと

少し心配になったほどだ。

インテグレイティッド・ヒーリングは、毎回、ちゃんとコンプリートさせる。

どんなに泣いたとしても、翌日まで引っ張ることは、ほぼない。

だから、1日で2〜3のセッションが可能になるし、

2週間のクラスでたくさんの自分の面に対してセッションが出来るのかと。

他のクラスを受けることで、

インテグレイティッド・ヒーリングとの違いや素晴らしさを改めて感じることができた。

たくさんの参加者の方から

『インテグレイティッド・ヒーリングの講習会を受ける前の自分と受けた後の自分は

全く違う世界にいます』という言葉をいただく。

それらの言葉も単なる感想ではなく、今回、深く納得できた。

今年の参加者はどんな女性が集まり、どんなヒーリングの機会となるのだろうか。

もちろん、今回誕生日に参加した女性のためのワークショップも

本当に素晴らしかった。

そして、もっともっと学びたいと思っている。

私の中にいる[クイーン]のエネルギーと繋がった今回。

他にも女性という生き物の中には

愛を恋人との間で表現する[Lover] のエネルギーや

インナーチャイルドを守り戦う[Bitch(戦士) ]のエネルギー、

そして、一つの物事を素晴らしいものに変える[Witch(魔術師)]のエネルギーもある。

自分のそれらの全てのエネルギーにつながり、

そのエネルギーがバランスを保って私の中に介在したら、

きっと私はようやくずっと探していた女性という生き物を

もっとより深く理解することになるのだろう。

そして、多くの女性にシェアし、共有し、

安心な世界を一緒に創って生きたいなあと夢は膨らむばかりである。

おしまい

モノクロから虹色へ

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