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言葉を大切に使う2


はて、言葉を大切に使うと前回のブログで書いて終わった。

では、どうやって?

「ありがとう」を何に対しても1000回いう?

「ごめんなさい」と唱える?

「ごめんくださいまーしー」という?

「お箸、お金、おトイレ」と何でもかんでも「お」をつける?

「自己愛」という名の下、一人で生きていくならいいけど、

実際、他人と関わっていく上で制限がありすぎる。

そんな中で私はこんな経験をして、

ハッとしたという内容を今回はシェアしたいと思いまする。

数週間前の夜

私は、グループワークの中に久し振りに身を置いた。

赤ちゃんが生まれるまでは定期的に毎週行ってたコミュニティのグループワークだが

赤ちゃんが生まれて寝かしつけが始まってから、ほぼ皆無だった。

アンドリューが「必要だろうから行っといで」と言った。

私自身、ワークが必要だという事だ。

ワークとは何か?

私にとって、スピリチュアルというのは

透視ができるわけでも

妖精の声が聞こえるわけでも

前世が見えるわけでも

宇宙人と会話ができることをさすわけではない。

スピリットを持っている人間が

スピリットを成長させることをスピリチュアルだと考えている。

スピリットを成長させるというのは

多分、日本だと「内観する」というのが一般的に言われる言葉なのかもしれない。

例えば、怒りを感じた時、内観をしていくことで、

相手に当たり散らすわけではなく、自分のどの部分を成長させたら

私は、よりベストなバージョンの自分として、この世の中で人と交わっていけるだろうか?

という行動をスピリチュアルワークと呼んでいる。

さて、そのワークをする必要があるとアンドリューに促された私。

私が、よりベターバージョンとして生きられるために

自分が寝かしつけをするから、いずみはワークに行っといでというのだ。

事の発端はアンドリューの「がっかりしたよ」の一言だった。

私は、ある仕事の件で悩んでいた。

もう赤ちゃんがいる身としては、今までのように一人で動くことに限界を感じていた。

そして、色々と考えた挙句、

人にお願いをするという事しかないという結論に至った。

ストレスマックスで、泣き崩れながら、

私はアンドリューに「どうしたらお願いしたら良いと思う?」

という問いた。

アンドリューは「お願いをするなら一人ずつに電話することが良いよ」と言った。

『そうね、、、、』とその日の晩は、そこで会話が終わった。

翌日、私は電話をするという形ではなくメッセージを送ることを選択した。

実際になんていう言葉を使ってお願いをするのかわからなかった。

というのが正しいかもしれない。

私にとってお願いをするというのは、「すがりつく」というイメージしかなかった。

だから、一人でできる限り、頑張る。

すがりつくなんてみっともない。

すがりつく人を人は遠ざける。

そんな私の恐怖は、電話なんてもってのほかだ。

すがる言葉しか出ないのに、誰が助けてくれるものか。

その代わり、メッセージだと自分がいうことが確認できる。

英語で話しながら、お願いをするなんてわたしの語録帳にはない。

翌々日、アンドリューに

電話ではなくメッセージをしたことを伝えたとき

一瞬、間があった。

そして、一言言った。

「ガッカリしたよ。電話の方が相手とコネクトするだろう」と

彼の言わんとする事はわかる。

でもそれ以上に「ガッカリした」という言葉を聞いた瞬間に

私は私を失った。

彼の言葉に着火されたかのように

私はその場で電話を持ち、すでにメッセージをした相手に電話をした。

もちろん、電話はしどろもどろで、

結局サポートよりも懇願する形になり電話を切った後、

自分に対する嫌悪感でいっぱいになった。

私はもっと落ち込んだ。

「よくやったよ」

そうアンドリューが言った瞬間、私は彼を横目できっと睨んだ。

「先生顔しないでよ。コーチみたいに話さないでよ。あなた私のチームメイトでいてよ!

 わたいの味方でいてよ!先生なんていらないんだよ!」

と泣き叫んだ。

いっぱい泣いたら気が済んで、私は赤ちゃんと一緒に眠りこけてしまった。

翌朝アンドリューが寝起きに言った。

「昨日のことで謝りたいことがあるんだ。」と。

一瞬、チームメイトになれずにごめんと言うのだと思ったが、

私の予想は大きく外れた。

「昨日のガッカリしたよっていう言葉。

 あれさ、僕の感情であって君が責任を取るものではないんだよね。

 いずみさ、多分、他人のガッカリしたっていう言葉に、

 何かワークする必要がある気がするよ。」

こういう彼の観察眼にたまに驚かされる。

「そう、私ねあなたがガッカリしたよって言った瞬間

 身体中が気持ち悪くてどうにかしないと!!っていう気になったの。

 そして自分で自爆になるであろう電話をあなたが納得するためにかけた感じだった。

 自分のしたいことではなかった。

 でもあなたのガッカリをどうにかしなくちゃって思ったの。

 自分を失った瞬間だった」

多分

私も彼も自分のワークをしているから、この話ができたんだと思う。

「グループワークに行っておいで。なにかゴールド(きづき)を得られると思うよ。

 赤ちゃんは僕が寝かしつけておくから」

そんな経緯があっての、久し振りのグループワークだった。

”「がっかりした」は、僕の感情で、僕のもの。君が責任を取るものではない。” か。。。。

そうつぶやきながら、私は車を走らせてグループワークの場所へ行った。

続く

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