人から言われた言葉に傷ついた娘に話した事
- Izumi Takiguchi
- 10月1日
- 読了時間: 7分
「ママ、友達に言われた言葉で、心が痛んだよ」
そう娘が夕飯時に言った。
私の心が鷲掴みにされた感覚で、苦しさが私を襲った。
深呼吸して、私は彼女に質問した。
私の長女は7歳で、公立の学校に通っている。
制服が指定されていて、毎日学校に制服で行くのだが、
たまに、フリードレスデーと言って、
自由な服装で学校にくることが許されている。
それが今日だった。
昨日学校から『明日はフリードレスデーですよ』という連絡が入り、
娘たちは自分の洋服ダンスや、クローゼットを見ながら
明日はどんなドレスを着ていこうかしら?と話していた。
今回の誕生日で長女がもらったものがある。
それが、白いベールと白い手袋だ。
結婚式にする白いベールを被りたいという願いを叶えようと
友人が彼女のために買ってくれた。
よく子供用の白いベールなんて売っていたなあと思っていたら
キリスト教などの宗教でのイベントで子供たちが正装として
こういうものを身につけるらしいことを知った私。
それを着ていくというのだ。
なるほど。
かなりのオーバードレスというか、やり過ぎ感は否めなかった。

翌日、学校に車で送りに行く。
朝からそのベールと手袋を取り出して、嬉しそうに着飾っていた。
彼女の純粋さを目の当たりにして私は一抹の不安を感じながら学校に向かった。
彼女を学校で下ろすと、向こう側からこっちに向かって、彼女のクラスメート達が
集団で歩いてきた。
小さな学校だ。
ほとんどの生徒の名前を私は知っている。
ルシア、ケイデン、エヴァ、ミア、など。
彼女たちはみんなジーンズにTシャツを着ていた。
口裏を合わせたのではないかと思うほど、みんな同じ服装をしていた。
そして、そこにフリルの花柄ワンピースで白いベールと白い手袋を被った我が娘、登場。
向こうから来た少女たちは、長女をちらりと見ると含み笑いをして、
おはようも言わずに長女を通り過ぎた。
その光景を車から見ていた私は、心がとても痛かった。
娘はどう感じているのだろうか。
予想もつかない。
なぜなら、私の目に映るのは集団のお友達の顔で、私の娘は私に背を向けていたから。
その集団の後に彼女の担任の先生が歩いてきた。
そこで、娘を見つけると顔をパッと明るくして
長女の名前を大きな声で呼び、両手を広げて
「ムチョーボニーター ムチョブエーノー(とっても可愛いわ〜とってもえーわー)」
とスペイン語で抱きしめた。
どんな顔をして長女は抱きしめられているんだろう。
私はその光景に少しホッとしながら、車で学校を去った。
あ、次女もかなりのドレスワンピースを着て行った。
周りはみんな普段着を着ていく中で、どこのパーティーに行くんですか?
という格好をしている次女だったが
5歳児だ。
そのまま集団の中に混じって登校していく姿を見て私はホッとしていた。
さて、1日が終わり、迎えにいくと、まだ頭に白いベールを被って手袋もしていた。
ということは、きっと何もなく1日がすぎたのだろう。
私の想像は、ただの私の過去にあった経験の投影に過ぎないのだ。
そう思って夕飯のテーブルについた。
そして、夫のアンドリューが彼女に今日のドレスデーはどうだった?と聞いている声をキッチンで聞きながら私は片付けをしていた。
するとアンドリューがキッチンに一人でやってきて
「ちょっと、ドレスについて傷つくことを言われたらしい」
そう私にひそひそ声で話した。
私は「え?」っと顔を上げて彼を見た。
アンドリューは頷きながら、ディナーテーブルに着くように促した。
私は、いつものテーブルの席に着き、長女に聞いた。
「今日、ドレスデーで、何かコメントはあった?」
「うん。お前、今から結婚するのか?って言われた」
「そう。それを聞いてどんな気持ちになったの?」
「ママ、友達にそう言われて心が痛かったよ」
私は、一瞬呼吸が止まりそうなぐらい、私も心が痛くなった。
「そう。あなたがそれを言われて、とても残念に思うよ」
そう言った後
ぎゅっと鷲掴みをされた心臓をさすりながら
私は深呼吸をして長女に質問をした。
「今日、みんなジーンズとTシャツを着ている中で、
あなたの格好はユニーク(唯一無二)だったわね。
あなたは今日の経験からどちらかを選ぶ事が出来るわ。
ユニーク(唯一無二)なあなたを選ぶか
それとも
ユニークではない、あなたを選ぶか
どちらのあなたを選びたい?」
すると娘は
「私はユニークな私でいたい」
と答えた。
「オッケ、そうであれば、あなたは色んな言葉をこれからも受けることになるわ。
あなたがユニークである自分を選ぶ限り、きっとそういう言葉も受け取る。
素晴らしかったという言葉と同時に
心無い言葉も受け取ることでしょう。
ユニークを選ぶということは、そういう言葉にもオープンになるということ。
そして、私はユニークなあなたを誇りに思うわ」
そう言って彼女の頬に手を当てて、私は、思いっきり笑顔を見せた。
その笑顔を見て、ホッとした表情の彼女もまた大きな笑顔を見せてくれた。
アンドリューも言った。
「ユニークは目立つから。
だから人は声をかけたくなるんだもんな。
その中には、聞いてて気持ち良くない声もあるけど
君がユニークでなければ、どんな声もかけられないもんさ」
私自身、ユニークであることをどこかで否定した。
誰かに何かを言われて傷つくことを選択したから。
もしも、ユニークであることで誰かが何かを言った時
ああ、私のユニークさは周りの人が気づくほどなのだと思うことが出来ていたら
自分を恥ずかしい存在と思わずに済んだだろうと思う。
私は、夜、子供たちが寝静まってから、自分に対して
インテグレイティッド・ヒーリング(IH)のセッションをした。
潜在意識が選んだゴールは
「子供たちのユニークさを全力でサポートする」
だった。
そう。
私がユニークさは危ないと思っていたに過ぎない。
周りに合わせること。
周りに染まること。
周りを気にして行動すること。
こんな自分はとっくにいなくなっていたと思っていたけど
まだ、子供を通じてその影が潜んでいたかと気づいた。
セッションが終わった時、
個性的な友人がとても羨ましく、羨望の眼差しで見ていたくせに、
自分は羨望よりもイジメの対象に見られることを恐れて、みんなと同じことをしていたことを思い出した。
みんなと同じ髪型
(前髪をなぜか外はねにする感じ。何が可愛いのか分からなかった)
みんなと同じシャンプーの匂い
(チャン・リン・シャンのやつ、臭いと思ってた)
みんなと同じペンケース
(エスプリとかのペンケース。エスプリってそもそも何?って思ってた)
みんなと同じルーズソックス
(ノリでつけてたソックスを剥がす時、すね毛が一緒に剥がれて痛い)
みんなと同じハチマキの巻き方
(おでこがかゆくて目にかかって見にくい)
みんなと同じアディダス3本線の靴
(足の裏が扁平足になりそうで痛い)
なんか、色々。
色々やってたなーって思う。
白い目で見られるのが嫌で。
あいつ、変って言われるのが嫌で。
仲間に入れないのが嫌で。
自分だけ嫌われ者になる気がするのが嫌で。
自分だけ知らないと、含み笑いをされて小馬鹿にされた感じがした。
そんな中学生時代だったことを思い出した。
その残り香がまだこうやって残っているとは、驚きだった。
夫が
「さっきの長女への質問、素晴らしかったな。
彼女がどうしたいかを選択させること。
そんな声を気にするな、とか
そういう奴らは無視しろ、とか
誰かを悪者にするのではなく、
自分が選び、それに対しての想定しうる出来事を受け取るかどうかまで
伝えられたこと、
あれは良い質問だった」
と言ってくれた。
そう。きっと私はインテグレイティッド・ヒーリングをしていなかったら
子供に対して、質問をすることなんて考える大人ではなかったと思う。
自分の経験値から、
良い・悪いを決めて、それに当てはめようとする子育てだったに違いない。
インテグレイティッド・ヒーリングでは、たくさんの質問を学ぶ。
そして、本人から答えを引き出していく。
「自分の人生を自分が選ぶ」
そこをIHで沢山学んだから、今の私があると再確認した夜だった。
I H講習会が東京で11月にあります。
自分の人生を自分が選び進んでいくこと。
潜在意識と共に。
そこにピンときた方は是非11月の講座へお越しくださいませ♡

モノクロから虹色へ










































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