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プラセンタ


(*プラセンタから伸びて出て来てたへその緒を助産婦のポーラがハート型にしてくれた。)

胎盤(プラセンタ)を粉末にしてカプセルに入れてもらう事を

ドゥーラのグレイシーにお願いをしていた。

そして、カプセルにしたグレイシーが

産後4日に家を訪れてくれた。

”カプセル” と ”ティンクチャー” と ”クリーム” の3種類を作って来てくれた。

ティンクチャーは、アルコールの中にプラセンタを漬けておいたもので

一種のハブ酒に見える。

赤ちゃんが成長をして月経を迎えた時に

もしも生理痛などを引き起こすようであれば、このティンクチャーを取ると良いわ

とグレイシーは言っていた。

カプセルのニオイをかいでみる。

血なまぐさかった。

ポーラには、

『あんなに大変だった出産だったけど、膣は全然キレていないわね。素晴らしいわ』

と言われたけど、

それでも少しキレた私の膣にこのプラセンタ入りのクリームをつける事で

私の膣はとても癒された感じがする。

さて、グレイシーに私は聞いた。

『ねえ、グレイシー、私ね、ポーラは私の出産を凄く褒めてくれるんだけどね、

 別に褒めて欲しい訳じゃなくて、

 実際に外から見ててどうだったのか、知りたいの。

 私の出産てどうだった??』

すると彼女は言った。

『素晴らしかったわよ。

 今まで色々な出産を見て来たけど、

 プッシュッて言うとね、他の所に力が入ってしまって全然お産が進まない、

 そういう大変なお母さんを見て来たけど、

 あなたの場合は、赤ちゃんの頭が見えて来た時に、

 ちゃんとあなたの力で赤ちゃんを押し出す所のみに使われていて、

 初産には思えないほどだったわ。

 とてもカラダと心がつながっていた出産で素晴らしいって思ったわよ。』

そうなんだ〜聞きながら、私は嬉しかった。

そんな私をちらりと見ていたアンドリュー。

私は、続けて聞いた。

『出血が凄く出ていたみたいだけど、それはグレイシーは見ててどう思った?』

『そうね、もうずっとあなたの場合出血が出ていたわね。

 あのね、これはウソか本当か分からないけど、

 いず美、1人目を流産しているでしょ?

 その後の赤ちゃんが出てくる時に、1人目の子も一緒に出産体験をするんだって。 

 だから、出血が多くなるって他の助産婦さんに言われた事があるの。

 彼女はその出血は、一人目の子の涙なんて言っていたけどね。

 私も、3人子供を産んでいるけど、流産の後の出産だけは出血が酷かったわ。』

そうなんだ。

一人目の子も一緒に産まれたんだ。。。

そんな事があって時間が過ぎていった頃、私は、また不安に襲われた。

急激に襲って来る、

『私は母としてこんな小さい子を育てられるだろうか?』

という不安がとても居心地が悪く、

自分でインテグレイティッドヒーリング(IH)のセッションをした。

お題は『不安』について。

”どんな自分でありたい?”

そうやって、不安と言う場所から、

潜在意識にコネクトする事で、新しい本当に魂が望む場所に連れて行ってくれるIH

私のカラダは『Trust and Surrender』を選んだ。

「何が有っても、大丈夫だと信じて止まない」

という事か。

次に

”そうなるように、どんなエネルギー調整をする?”

そうカラダに聞いた。

いつもならIHのスキャンチャートから選ばれるエネルギー調整。

頭蓋骨の調整だったり

脳の統合だったり、

顎関節の調整だったり、

魂の統合だったり

でも、今回は違った。何も選ばなかった。

????

『じゃあ、この家の中にあるもの?』

そう聞くと、Yesのサイン。

どこだろうと探していったら、

グレイシーが作ってくれたプラセンタだった。

あまりの血なまぐささに、ちょっと距離を置いてたプラセンタ。

2粒飲む

そう筋肉が反応をした。

飲むと、体はそれでエネルギー調整は充分だと反応を示した。

プラセンタ、結構、長い間飲まないといけないみたいだけど、良いのかなあ

なんて思っていたけど、カラダは、この調整だけで【充分】と出る。

セッションが終わって、数日後、不安の波が立ちそうなとき、

『何が有っても大丈夫だと信じる』とセッションで設定したゴールに

フォーカスをあてた。

すると、今までだったら不安の津波に飲まれていたけど、

サーっと引いていく感覚があった。

ドンドンと引き潮になっていき、

私の不安はチャプチャプという、さざ波程度になっていた。

プラセンタ。私と赤ちゃんを繋いでいた。

赤ちゃんが初潮を迎えたら、胎盤の浮いてるティンクチャーを見せて

『あなたを産んだばかりの時は、

 ちゃんと成長させられるか毎日不安で泣いていたのよ。

 その時に、このプラセンタが助けてくれたの。

 絶対に何があっても大丈夫って信じて、あなたを育てて来たわ。

 そんなあなたが初潮を迎えて、大人になったんのね』

そんな話をするのだろうか。

そんなことを考えただけで、私の目頭は熱くなる。

まだまだ先のこと。

生まれたばかりの彼女を抱きながら、そんなことに思いを馳せていた。

ハブ酒に見えるティンクチャーを眺めながら。

モノクロから虹色へ

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