Mother Blessing in NYC

朝の4時、私の足を大きな手がマッサージをした。

アンドリューがいう。

「祝福の旅時だぞ」と。


気持ち良くて、また眠りに落ちそうになるところを

何度か名前を呼ばれた。

私の右には次女が、そして左には長女がぴったりとくっついている。


起こさないようにゆっくりと眠い頭のまま私は起きた。


そのままキッチンへ降りて、娘のランチのフルーツを盛り付けた。

5時間前に娘たちに向けて書いた手紙を添えて、私は顔を洗いにまた二階へ戻った。


5時に家を出る時、次女が階段で泣いた。

ママーと言って泣いてる彼女を抱っこしながら、ベッドに入ったが

アンドリューに「代わるよ」と言ってもらい

次女の頭にキスをして私は、ベッドから起きて車に向かった。


一人で飛行機に乗るのは何年ぶりだろうか。


全てがスムーズに物事が進ことに少し違和感と驚きを覚えながら

私は、飛行機に乗った。





座席がシールまみれになることもない。

前後左右の乗客に気を使う必要もない。

バッグの中にはオムツもお尻拭きもない。

そして、

スーツケースはすごく軽かった。


飛行機の中で、母になる女性の祝福の儀式としてmother blessingの内容を

もう一度読み返した。


今回は英語でのスピーチになる。

アンドリューに添削をしてもらった言葉の羅列が美しくて

私は飛行機の座席で涙をボロボロ流した。


そして、いつの間にか居眠りをしていた。

ガクンと首が落ちる感じ。

独身の頃は、よくこうやって電車に乗っているときにガクンってなっていた。


昼寝なんて、いつぶりだろうか。

またこうやって昼寝ができる日が来るなんて思ってもいなかった。


飛行機の離着陸はスムーズに進み、私は晴れて6時間後に

今回のマザーブレッシングの場所に到着をした。


テレビ電話では、話していたが、

実際の彼女に会うと、私はあまりにも彼女がどっしりとしているエネルギーに

内心、安心感とエキサイトメントの両方を感じた。


数分後の旦那さんの登場の中、

明日の場所づくりを二人であーだこーだ話しながら作っていく。





彼女のエネルギーを全身で感じながら、その変容に内心、安心と驚きを感じながら。


私は女性が


初潮を迎えた時

出産を迎えた時

そして、

閉経を迎えた時


この3つのフェーズはとても大切な転換期だと信じている。


だから、この3つの転換期はとても大事にお祝いをしたい。


自分の人生が変容する時。

ただの青虫が、影も形も残さないぐらいの蝶になる。

それと同じぐらい、

初潮を迎えたら、その前の自分には戻れない。


出産を迎えたら、その前の自分には戻れない。


そして、

閉経を迎えたら、その前の自分には戻れない。


でも、迎えるという言葉があるように、

新しい形の自分を迎えることになるのだ。



そして、今、出産を迎える彼女は、新しく母親という

今までとは

概念も感覚もホルモンも愛の見え方もゴロリと変わる

変容の時期を迎えようとしている。


彼女に数年前にあった時、

彼女はもっとはかなくて、脆い存在だった。


でも、今、旦那さんと出会ってからの彼女は

美しく、たくましく、愛されている自信がみなぎっているパワーが出ていた。


いつも思う。

男性から愛されて、安心をもらった女性は、

根拠のない自信がみなぎる。


その自信が、本来の自分なのだと思う。


愛されるって、凄いこと。

そして、愛される感覚を全身で受けてる時の、自分の存在への揺るぎない愛は

見ていて本当に気持ちがいい。