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Father's circle &トイレトレーニング


(*手を洗う方法を教えているアンドリュー。ハッピーバースデーの歌をなぜか歌いながら手をゴシゴシするとちょうど20秒らしい)

先週の土曜日のこと。

アンドリューがお風呂に入れてくれるとのことで、

私は娘のお風呂の準備をしていた。

アンドリューは、すでにお風呂に入り娘を待ち、

私は、オムツを取り出して寝巻きの用意をしていた。

うちの浴槽からトイレが見える。

そのトイレの横に、ここ数ヶ月置きっ放しになっていた子供用のトイレトレーニング。

私がトイレに入る時には必ず入って来るので、

尿をする姿も

便をする姿も

両方知ってる娘。

彼女のトイレとは認識しているようで、真似はするが、

実際におしっこもウンチもしたことがない。

だから、単純に椅子と化していた。

そこに、素っ裸になって、今からお風呂に入る彼女が、座ってなにやら真剣な表情をしている。

『ねえ、おしっこしてるの?』

そう聞くと、真剣な顔で

ウンウンと頭を頷いた。

私はいつもこんな真剣な顔をして、排尿をしているのだろうか???と思ったが、

アンドリューに振り向いて、

『なんか、おしっこしてるみたい。。。。』

と言い

二人で、その真実を確かめるべく彼女の動向を見守った。

彼女がさっぱりした顔で風呂桶に入ったアンドリューの方に歩いていくと同時に

私は彼女の座っていたトイレをのぞいてみた。

「おおおおおおおお〜!!!

 アンドリューおしっこできてる!!!」

そう興奮して、私はすぐにトイレットペーパーをくるくると巻き、

彼女のお股に当てて拭いた。

『えらい、えらい!すごいジャーン!!!

 よくやったジャーン!!!』

と何度も頭を撫でた。

娘はえへん、と誇らしそうな顔、プラス、ちょっと照れた顔をしていた。

「トイレトレーニングしていないのに、すごくない??」

そう興奮していうアンドリューにおしっこの入った容器を見せると

体を伸ばして覗いたアンドリューも、ほほぅっと誇りに思う顔をしていた。

この瞬間を夫婦でみれてとても嬉しく思った。

『今日は、私たちみんな、自分を誇らしく思える一日だったね』

そんな風に、私は思った。

私自身、今日のインテグレイティッド・ヒーリング(IH)のセッションは

とっても大きな変容をみさせてもらえて、かすかに興奮を覚えていた。

その場に立ち会えることに、私は感謝の念を持って終わったセッションだった。

そして、アンドリューにとっては、ビッグな企画のある一日だった。

『僕も、いず美が色々な母親の仲間に自分の葛藤などをシェアするように

 父親たちと繋がって話をしたいなあ』

と言い出したのが1月。

そこから、企画を練って、声をかけ始めて、

3月に友人の中で父親であると

『ファーザー’ズ サークル』を結成した。

コロナの件で流れそうだったが、一人の男性が

『アンドリューと二人っきりでもいいから、オンラインでサークルを開こう』

そう言って、3月に5−6人で始まったサークル。

その場を求めている父親の数が多いことを知り、

今回で

3回目のサークルミーティングだったが、噂を聞いた男性が、

サンディエゴだけではなく

ハワイ、シカゴからも参加をしたミーティングだった。

その噂をまた聞いたインターナショナルを管轄している人が、

全世界の父親を招待したいと言うことで、次回は、アメリカだけにとどまらず、

イスラエルやらロシアやら、ドイツなどからも参加の人がいるらしい。

彼の『父親として他の男性と繋がりたい』と言う思いで始まったサークルが

こんな風に急展開で広がるとは

本人も想像をしていなかったようだ。

『世界の父親たちと、父親としての葛藤や、

 喜びをシェアできるって、、、エキサイティングだ』

そう言ってたアンドリュー。

私のヒーリングルームで、彼がこのミーティングを行っている間

私は、向かいのマスタールームで娘と昼寝をしていた。

そのミーティングから、色々な男性が泣いたり、笑ったり、讃えたりしている声が

漏れて聞こえてくる中での昼寝はとても心地よい午後だった。

『ねえねえ、どんなトピックについて話をしたの?』

そう聞くとアンドリューは答えた。

『今日はさ、僕はこの3本立てでミーティングを進めて行ったんだ』

その内容がとても美しくて、こりゃ、世界で広まるわ。。。と思った内容だった。

『まず、一つ目はさ、

 自分の娘、息子の写真を見せて、そこに参加したみんなで、

 その子供達に祝福を送る行程をするんだ。』

容易に多くの男性が画面上で見る子供の写真に眼差しを向け、

その天使たちが来てくれたことへの感謝を持って、名前を呼ぶ姿が想像できた。

そんな風に自分が知らない人が、自分の子供のために、祝福を祈ってくれるって

なんて美しいのだろうかと、

そして

他の男性の子供達へ祝福を送れることも、なんて美しいのだろうか、、、

もう、その1個目の内容の時点で心が震えてしまった。

『次に、一人一人に自分の父親が自分に与えてくれた、感情、もしくはスピリチュアルなギフトで、自分も自分の子供たちにシェアしたいものは何か?

と言う質問を投げかけて、一人一人がそれについてお話をしてくれたんだ。

みんな、自分の父親からのギフトに目を向け、それをどう子供に授けていくかを

心と繋がって話をしてくれてさ、泣いてる人や、改めて自分の父親に感謝の念がある人もいたよ。』

と。

ああ、なんて美しいんだろうか。

自分の父親が何をギフトとしてくれたのかを、もう一度思い出す行程をするって、

素敵な作業だなああと。

『最後に、自分が今日ミーティングの場でワークしたい、

 子供に対して自分を誇りに思えないことは何か?

 と言うのを話してもらったんだ。

 僕はさ、今日、娘と散歩に行った時に、

 自分の話に耳を傾けないで靴を履いたまま家に入ったことに、

 一瞬で腹を立てたんだ。

 もちろん、21ヶ月の娘がわかるわけがない。

 それなのに、瞬間的に 

 自分の言うことを聞いてくれない事で怒りが湧いたんだ。

 これ、僕のワークだって、今日のミーティングでシェアした時に気づいたよ。』

そんな風に彼が自分の誇りについても、恥についても、

全てにおいてオープンである人だからこそ、

このミーティングをリードしていくにあたって

他の参加者の人も、オープンに自分と向き合い、それをシェアできるんだろうな、、、と想像をした。

『ハニー、私はあなたのことをすごく誇りに思うわ。

 素敵な一日で、多くの人と光をシェアしたね』

そう言うと、満面の笑みを浮かべて、彼は照れてグビッと水を飲み干していた。

自分がしたいと思うことを、純粋な形でやって見る。

そうすると、それを実現できていく道が拓けて、

それをサポートする人が出て来て、 

それに参加する人が出て来て、

それを誇らしく思う人が出て来て、

なんか美しい一日だったな。

世界の男性が自分の心の葛藤だったり、

自分を父親として誇らしく思う時間が増えたら、シェアできる場があったら

きっと私たち女性にとっても、母親として、女として旦那さんと繋がりやすくなるだろう。

そんな世界を垣間見せてくれたアンドリューに感謝とエールを、

そして、

初めてトイレでおしっこができた娘に誇りを

そして、

自分が好きな仕事ができていることにも感謝を持った土曜日でした。

純粋に好き・やってみたいから始まった行動は、

それがもたらす影響も純粋で美しいと。

モノクロから虹色へ

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