バレンタインデー

バレンタインの翌日、私が朝起きて一階のキッチンに行くと

前日もらったバラの前に、メッセージカードが置いてあった。

じっくり読みたくて、娘をナニーさんに預ける準備を全て整えてから

私はゆっくりとカードを開いて読んだ。

読みながら、嗚咽が漏れた。

彼の愛情に、私はないた。

私たちは、いろんなことを話し合う。

自分の心の葛藤や、その日にあった出来事など。

私にとって、アンドリューと一緒にいて心地が良いのは

『You are enough （君はすでにそのままで十分だ）』

という立ち位置でお話をしてくれるからだと思う。

色々な人に会うと、ほとんどのトラウマなり、傷なり、辛さが

『 I am not enough （私は十分ではない）』

という観点から来ている。

私もそうだったし、気を許せばそっちに行きやすい。

昔の私は切磋琢磨というのは

『自分に足りないところがあり、不十分であるから、

　それを努力して満たすことが成長である。』

そう習った気がする。

足りないから、頑張れ。

もっと上に行けるから、頑張れ。

足りないから、今こんな状態なんだよ、君は。

もっと君がこうであれば、素晴らしい状態なのに。

自分が調子に乗っていると、他人に対して、こんな言葉が出て来やすくなる。

本当に、今まで私がこんな言葉を投げかけていた方には「ごめんなさい」と伝えたい。

アンドリューに出会って、

『もう君が君のままで十分だから、おっけー』

って言われて、モルモット状態の車輪が止まった感じがした。

成長とは、私は、足りないところを補うことではないと感じている。

成長とは、私の観点だけど『愛』を感じる瞬間を増やすことなだけではないか。

自分が不完全（imperfect）であるから、perfect になることを目指すのではなく、

imperfect な自分の部分を補ってもらった優しさをもらった時に愛をもらい、

感謝を感じる。

その瞬間に、私たちは愛の貯金箱が増えて、成長するんだと思う。

成長すると、何ができるかって言ったら

自分がいただいた愛を誰かに与え、二人でまた愛の貯金箱が増えて、

一緒に成長できるという経験をすること。

それが広がっていくということ。

だから、成長をするには、自分がimperfect であることが大前提になる。

つまり、そのままで良いっつーことになる。

ヒーリングをする理由は、

傷つきすぎて、犠牲者になると、痛みに嘆くことで必死になって

周りから愛をもらっていることを忘れちゃったり、もらう状態から避けちゃったりするから、それを思い出させる作業なんだと思う。

完璧な強い自分を作る業ではない。

完璧な自分になったら、愛されるわけではないのは、

多分これを読んでるアルファな女子はご存知のはず。

だって、完璧な自分を求めてすごく苦しかったはずだから。

アンドリューとバレンタインデーのチェックインをした。

このチェックインだが

言葉にすると、相手はこんなことを思っていたんだと新たな発見があるから

オススメである。

彼が言った。

『今の感情は、リラックスと、そうだな、、、希望かな。

　シャワーを浴びてリラックスした感覚。

　そして、希望は、、、

　二人目がいることで、もちろん、その瞬間は喜びとかを感じるよ。

　ただ、ファイナンシャルのこととか、

　社会はこの子たちに優しくあってくれるだろうか、そう考えると、不安がある。

　でも、友人のアーサーが先日言ったんだ。

　僕は、娘（二人目の子供）がいない人生ってもう考えられないんだよ。って。

　だから、

　きっと、お腹の中の赤ちゃんが出て来たら、

　きっとその子がいないと考えられない人生になるのだろうと思う。

　そして、君が、僕のパートナーであり、妻であり、親友であり、僕の子供の母親で

　本当に良かった。僕はすごくラッキーだよ。

　君以外に、この子供達を一緒に育てる相手は考えられないもの。

　君がこの子たちに尽くしてくれている事、あり方、笑顔、

　全てが本当に畏敬の念なんだ。

　ありがとう。

　チェックインします』

泣けて来て仕方がなかった。

娘を一日中見ることは身体的にも難しいので、

ほぼ毎日３時間は誰かに娘の面倒を見に来てもらっている私。

料理も、ろくに作れない私。

朝ごはんだって、彼が全部やってくれる。

すぐにキャパオーバーになるし、よく泣く私。

断乳をしようにも、私自身が娘がいないベッドで寝ることが寂しくて、

断乳できない状態。

自分の不甲斐なさに、ほとほと呆れていたけど、

それでも、私で良かったって言ってくれる。

それがあるから、私は、クライアントさんにも、仲間にも

そのままで良いって伝えられるようになったんだろうなと、ふと思った。

アンドリューで成長をさせてもらっているから、

私も愛を伝えることができる。

バレンタインデーにちなんで、私が思う愛について語ってみました。

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