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マンマ・ミーか?


最近、私が食べているものに興味を示している娘。

キスなんて、私の方から一方的に有無を言わさずやってきたが、

私の口の中に入っているものが気になるらしく

彼女の方から私の口に自分の口を入れてくる。

これが、本当に可愛すぎて、とろけてしまう。

お芋さんを食べて、ブルーベリーを潰したのを食べて、バナナをちょこっと食べて、、、、

本当は多分10倍粥から始めるのがいいんだろうが、

クックパッドを見て作っても、美味しそうには食べなかった。

なので、挫折して一時期、離乳食業務から撤退をした。

ところがどっこい、この間、訪問販売のお姉さんが来て作った

マッシュポテトを食べたそうにしていたので、私の口から娘の口に移したところ

何度も何度も欲して来た。

それを見て訪問販売のお姉さんは

『まあ、あなたの文化はそう言う事をするのかもね』

と引いていた。

アメリカ人は、お母さんの口でグチュグチュしたものを与えないのだろうか。。。

私は芋はちょっと食物繊維が多いと思ったので、

私の唾液に含まれる酵素で溶解しただけだが。。。。

さて、そこから、我が娘の離乳食は発展を遂げ始めた。

朝、アンドリューがベッドにブルーベリーを持ってくると

それに興味を示し、アンドリューの手にあるブルーベリーに口を持って来た。

ピューレ状のものか、

そのまま大人と同じものを食べさせる(塩、砂糖抜き)Baby lead wearingだったかな

そのどちらにするか迷ったが、ずぼらな私は後者の方に自然と傾いていった。

一度だけ、ビーツと人参を炊いたものを、わざわざハンドブレーダーを買って

ピューレ状にしたが、あまりにもまずくてアンドリューは口につけなかった。

かの有名な最強の「茅野や」のおだしを使っても、

まずいので、相当まずかったと思う。

我が娘は、味覚がまだ発達段階なのか5口程は食べてくれた。

成功体験が人を作るとは言ったもので、

自分が食べているものだけど、塩と砂糖を含まない状態のものを与えることにした。

もう、わざわざピューレにしないもん。

無理をして行うことほど、続かないものはない。

我が子のペースと私のペースの間で気持ちがいいところでやっていく。

フィーリンググッドの中でやっていく。

だから、人参もそのままあげて、セロリもそのままスティック状で、あげてた。

(*これは、食のプロのせいちゃんが教えてくれたこと。

 彼女から昆布をそのままもらった我が娘は、そのまま昆布を下の歯二本で粉々に

 してウンコにそのまま出してた)

ただ、歯固めがわりにそれらを使っていただけで、

今回のブルーベリーやお芋さんは明らかに食べている。

口の中で、歯茎を使って噛み砕いている様子を見ると

習わなくてもできるもんだなあと感心してしまった。

そして、今まで水っぽい黄色いうんこだったのが

初めて固形物のウンコになりやした。

いやー長いウンチがオムツの上に乗っている感動っつったら!!!

写真を撮って、すぐにお友達とアンドリューに送った。

さて、今日はアボカドをあげてみた。

食べる?と聞くと、口を開けたので、そのまま口に入れた。

口に入れて、もぐもぐするようになって、もっともっと頂戴と主張するようになって

一週間が経った今日、

彼女が『マンマ』と私に向かって言った。

『マンマ、マンマ』

そう言う彼女に一瞬、もっとおマンマ(食べ物)頂戴って言っているのかな?と思ったけど、もう口に入れようとはしない感じがする。

『マンマ』って、ミーのこと???

不確かながら、もう眠たいのか泣きわめく彼女を二階に連れて行き

お風呂の支度をした。

すると、また私の方にハイハイしながら『マンマ、マンマ』と言う。

こ、れ、は、、、、、も、し、か、し、て!!!!

私のことをママって呼んでいる!!!!!!

涙腺崩壊。

今朝は、不安で目が覚めた。

アンドリューが留守だから。

一人で私、大丈夫かなって。

でも、夜になって娘がマンマって言ったことで、全ての不安なんて吹っ飛んだ。

一つ一つできることが増えていく。

笑うことができるようになって

ハイハイができるようになって、

おすわりが出来るようになって

一人遊びができるようになって

つかまり立ちができるようになって

そして、

マンマって呼ぶことが出来るようになった。

思い出しながら

暗い部屋でおっぱいをあげながら、寝落ちする彼女の頭に

私の涙の雫がポタポタ落ちた。

彼女が生まれてきてくれて、私は母になれて本当に幸せだと。

独身の時には分からなかったことがある。

お母さんがたは、みんな疲れた顔してた。

『大変よー』ってよく言ってた。

あの頃の私は、大変と言う言葉を、そのまま「大変」と捉えていた。

そんなに大変なの、いやだなーって思っていた。

私にはできないな〜よくやるなあ、この方々って思ってた。

でも母になってまだ8ヶ月だけど、

大変と言う言葉の中に、

たくさんの喜怒哀楽をもらって、

たくさんの感動をもらって

たくさんの心の温かさをもらって、

たくさんの幸せを含んでいること

を知った。

今、絶不調と言っていいほど、外見はイケてない。

寝不足によって(私のずぼらさもプラス)、

目尻のシワ、

肌のくすみ、

髪の毛がパサパサにプラスで、ツンツン毛

そして

あろうことか白髪が決まった場所に数本

しかも、

おっぱいをあげていることによってカラダが緩んでいるので

カラダのお肉が波打つ状態。

でも、心がこんなに温かい。

毎日、笑っている回数が今までの比じゃない。

前髪がちょっと決まらないだけで、心が曇っていた時とは真逆だ。

どんなにイケてない状態でも

心は満たされている。

こんなパラドックスがあるのか、、、、と、少々驚いている。

春分の日、満月の日。

そう言うのを特別な日とは、私は普段は思わない。

だって、毎日が特別になりうると思っているから。

でも、今年の春分+満月の日は特別になった。

固形うんこが出たことと、マンマって言ってくれたこと。

良い春を迎えました。

モノクロから虹色へ

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