top of page

More or Less

(最近、通い始めたベイビークラス。男の子と見つめ合う瞬間。

 彼女は、どんな風に人間関係を築いていくのだろう。)

私は、結婚してから決めたことがある。

自分が何かを思ったらすぐに相手に伝えると言うことだ。

(*もちろん、タイミングは見るけれども)

私が何をしたのか分からないけど、、、と言う形で、友達を失うことが多々あった。

後から風の噂で『Izumiちゃんに〇〇って言われたのが嫌だったみたいよ』

なんて言うことを聞いたこともあった。

おかしいぜ、と思って、話す場を設けても

『もういいよ』とか『話さなくちゃ分からないわけ?』とか

で、話にならなかった経験がある。

当然、友人関係は修復せず、私は罪悪感という罰を与えられた形で縁が切れた。

これって、とても辛い。

何が悪かったのか、

伝えてくれたらもっとあなたのことを理解できてこれから気をつけるのに。。。。

そう何度、思ったことが。

なんて被害者ヅラをしているが、何を隠そう、その逆パターンをしたこともあった。

結局、どちらにしても、その関係を失った。

それを自分が大好きでこれから家族というチームでやって行こうと言う旦那さんにするのは、絶対に嫌だと思っている。

たとえ、口にしたくないことでも、伝えると言うのが

この関係性における私の最初の責任だと思う。

ただ、口に出し方と言うのが鍵なのだ。

傷ついた時の表現の仕方は、相手を責めるパターンが多い。

あなたのせいでこんな気持ちになったと。

大抵、女性は、傷ついた時のパターンは以下である。

傷つく

黙る(シャットダウンする)

自分のことを表現しなくなる。(express less)

与えなくなってくる。(give less)

その関係性に積極的に参加をすることが少なくなってくる。(participate less)

距離ができる。心が冷める。離れる

夫婦関係でも、友達関係でも、自分との対話でも、仕事関係でも、

自分が傷ついたことがあるならそれを自分の目の前に出さないと癒すことは出来ない。

つまり、無かったことにして、その関係性を前に進ませる事などは出来ない。

◎例えば、夫婦関係だったら

嫌なことを言われた

がーん

口ごもる

相手のために何かしてあげたくない。

触られたくない。会話が弾まない。

セックスレス・別居・浮気

◎例えば友達関係だったら

寂しい思いをした

がーん

口ごもる

私のこと、必要じゃないのかも・縁がなかったのかも

LINEでなんて書いていいかわからない。

会わないように避ける

別の友達とつるむ

◎自分との関係だったら

何かで失敗する

がーん

やらなければよかった

何もしないでいよう

自分の人生に参加しなくなる

結局、Shut Downする事で

Express less、give less、 participate lessとLESS族になってくる。

シャットダウンする代わりに、

それを伝える勇気が必要である。

だって、そうしたら、

Express MORE, Give MORE, Participate MOREとなれるから。

しかも、相手を非難する形ではない会話方法ですることによって。

相手を非難しない方法ってすごく難しかった。

だって、相手のせいでこう言う気持ちになっていると思っていたから。

でも違う。

相手のせいで、こう思わされたのではなく、

もともと、そう言う風に捉える自分がいただけである。

先日のバレンタインデー。最悪だった。

土砂降りの雨が降っていた南カリフォルニア。

私のスケジュールとアンドリューのスケジュールがうまく噛み合わなかったのだ。

私のピラティスのレッスンとマッサージの予約の間に

アンドリューが車の購入をしていたのだが、

そんなに車の購入がトントン拍子に運ぶわけがなく。

急げ急げの連続だった。

車の書類に時間がかかり、

彼をディーラーのところへ迎えに行った。

お腹が空いたと言うので、サンドイッチをピックアップして彼のところに行った。

私のマッサージの予約へ車を走らせる。

この時点で、私たちはお互いにイライラしていた。

私は、なんでこんなスケジュールがタイトな日に車購入するんやと言う気持ち。

彼は、10時に車の書類が全て終わると聞いていたのに午後までかかっていることにイライラしていた。

そして、腹ペコの彼がサンドイッチを食べようとすると、

彼が『?????』と言う反応。

『もう、なに?』と聞くと

『臭い』と言う。

『ああ、さっきジェイミー(犬)があなたのところへ向かっている運転中に変な鳴き声をしてね、何かと思ったらうんこをしたのよ、そこで。でも大丈夫。すぐにゴミ袋で拾ったから。』

『うんこ???』

『もう、大丈夫だって。ピックアップしたから』

『OH SHIT!!!!』

『だから、大丈夫だって言ってるじゃん!!!』

『何が大丈夫なんだよ。俺の靴にうんこの山がくっついてる!

 オーマイガー!!!』

『そんなもんないって。だって私、ジェイミーがうんこする瞬間見たもん。 

 一個コロンって出てきただけよ』

『じゃあ、これ見てみろよ!』

そして彼が右足をあげると、本当に山盛りうんこがごっそりと彼の靴に付いていた。

『じゃあ、それ、きっと、私のピラティスのレッスン中に、

 あなたが私の車にジェイミーを残して赤ちゃんを外に連れて行った時にしたんだよ。

 私のせいちゃうよ!』

『ああああ〜!!なんて日だ!』

『もう、イライラしないでよ。後ろで赤ちゃん、びっくりしているじゃん!』

あまりにも私たちのムードがひどいので、

赤ちゃんの顔がバックミラー越しで引きつっているのが見える。

そして、そのムードの酷さに、後ろの席でジェイミーが下痢をし始めた。

外は雨。窓を開けることもできない。車内はうんこ臭で険悪ムードだ。

本当に文字通り、クソみたいな時間だった。

険悪なムードのまま、黙って10分が過ぎた。

お互いにシャットダウンしている。

このままいくと、express lessになり give lessになり

挙げ句の果てにparticipate lessとなる。

これでいいのか、いずみ!!!

10分の沈黙の後、私は一呼吸ついて言った。

『あのね、私たちはこの瞬間を一緒に過ごしている。

 そして、今、選択肢が二つあると思うの。

 この珍騒動を笑うか、この珍騒動で嫌な気分で過ごすか。

 私は、あなたと一緒に笑って過ごしたい。

 あなたは、どちらの選択をしたい?』

Give moreや Participate Moreになるには、二人で笑うのが一番だ。

LESSになるときは、相手のせいだとしているとき。

つまり、I 私 と Youあなた の二手に別れるとき。

でも、チームだから、WEである話し方が必要だ。

そしたら、MOREになれるから。

私がそう言うと、アンドリューが言った。

『選択肢があるのはわかる。俺も、いずみと笑って過ごしたい』

『おっけ。じゃあ、仕切り直そう。さあ、一緒に深呼吸をしましょ』

『オエエエエエエー深呼吸なんかしたら、ゲロが出る!』とまたイライラしていた彼。

でも、結局は、笑えた。

今、書いていても笑える。

深呼吸をした瞬間にゲロしそうな彼の顔を思い出して。

最終的に、私がこの修羅場で学んだことは『伝え方』って大事だと言うことだった。

伝える時に、『WE』で話すか、『You』と相手を指差すかで雲泥の差が出てくる。

WEの視点で話したら、

Give Moreになってくる。その関係性にParticipate Moreになってくる。

相手と話し合いたい時、

あなたがこうだったから

あなたがこうしたから

あなたがこう言ったから

あなたがこんなんだから

と言う会話は戦争しか生まない。

誰だって責められたら、防御に走る。

本当は相手が嬉しいことをしたいのに、防御で精一杯になってしまう。

だから相手の声が届かない。

私はAbundantな Moreの人生を送りたい。

インテグレイティッドヒーリングの講習会でマチルダがいつも言う。

『"I"-llness(病気)のIを、WEに変えると、"We"-llness(健康)になるのよ。』

だから、WEという立場で、傷ついても話し合いをしていきたいと思いますウィー。

モノクロから虹色へ

Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page