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Postpartum Doulaを雇う

グレイシーから紹介された、産後のドゥーラさんのインタビューをしました。

家に来てもらい、彼女と私のエネルギーがマッチするかを確かめる為に。

そして、玄関に現れたのは、とても若い可愛い女性。

インタビューの中で彼女が言いました。

『私の仕事は、ベビーシッターではありません。

 産後のお母さんをケアする役割です。

 もしも、いずみが赤ちゃんを私に見てもらっている間に

 寝たいと言うなら、寝てください。

 もしも、一緒にどこかに出かけたいと言うなら赤ちゃんを連れて

 一緒に出かけます。

 もしも、なにかスナックを作って欲しいと言うなら作ります。

 もしも、赤ちゃんからブレイクが必要だと言うなら、その時間を作ります。

 この産後6か月の神聖なる時期をほとんどのお母さんが

 休む事をせず、赤ちゃんとつながる事よりも”すべき事”に追われて

 大切なこの瞬間をあっという間に終わってしまうの。

 そして、後からもっと密に過ごせば良かったと思う事が多いんです。

 私は、お母さん達に赤ちゃんが自分の生活に入って来た新しい時間の流れを

 スムーズに行く様に、

 そして、

 大切に過ごせる様に力になる為にこの仕事を選びました。

 だから、もしもいずみが私を雇うのであれば、

 私は、いずみが母として移行していく上で必要な事をサポートするわ。』

 そう言ってくれました。

 大切な時間か。

 この大切な時期、、、大切な瞬間、、、を”すべき事”に追われて

 充分に味わわないまま過ごしてしまうんだ。

 そして、知ってる。

 すべき事に追われていると(doing good)

 気持ちいい事を感じる( feeling good) スペースが自分の中から失われてしまう事を。

 私だって年齢的に、次の赤ちゃんを授かれるか分からない。

 だったら、十分に味わいたい。。。

 そんな風に思って彼女の仕事の説明を聞きました。

 インタビューで色々と話した後に、私がトイレに行きたくなって

 彼女に赤ちゃんを抱っこしててもらえるか聞きました。

 そして彼女に赤ちゃんを渡した瞬間の彼女の赤ちゃんの抱き方を見て

 私は驚きました。

 ふんわりと赤ちゃんを包んで抱く姿があまりにも美しかったのです。

 その美しさにショックを受けながら、

 私はトイレに行きました。

 そして戻って来るとなんと赤ちゃんは、

 すでに彼女の腕の中でスヤスヤと寝息を立ててる!!!

(*あまりにもビックリして、写真を撮らせて!!と言って撮った一枚。)

 凄くリラックスして彼女の腕にくるまれている赤ちゃんをみて、

 瞬時に私はこの人だ。と感じました。

 そして、私は彼女から沢山の事を学びました。

 (産後7週間で赤ちゃんを見てくれる人を雇うなんて贅沢なことだろうか?)

 そう思いましたが、

 私は、彼女から毎回お金には換えられない大切な大切なものを学んでいます。

 後日、ジュリーが電話をして来ました。

 『いず美、あの電話の後、どうしたかと思って気になって。』と。

 『凄く素敵な人に出会って、毎回彼女が来る度に学んでるの!

  お母さんて、どういう風に接するのが

  私にとっての理想なのかを見せてもらっている感じ。

  アンドリューに対してもイライラしないんだよ。

  それ以上に私の方が、赤ちゃんといい時間を過ごして、

  赤ちゃんともつながってもっと仲良くなっているの。

  2ヶ月で働いてもいないのに、誰かを雇うなんて

  少し贅沢かしら?なんて思っちゃうけど。』

『そう、それは良かったわ。

 あのままだとね、怒りが先行して2人が立ち往生してうまく行かなくなるパターンが

 多いケースをみてきたわ。

 贅沢だと思わなくていいわ。

 雇う事に罪悪感を感じたり腰が引けちゃう感じになる女性は多いけどね、

 それは自分を追いつめていくことだから。

 そして、自分を追いつめたとき、パ−トナーを追いつめる。

 最終的に別れが待っているわ。

 それが、不倫か、お金のトラブルかは分からないけど。

 いず美、一つ覚えておきなさい。

 男性はね、自分の目の前にいる女性を笑顔にさせられない事が一番しんどい事なの。

 だから、もしも自分の目の前にいる女性を笑顔にさせられないなら、

 その関係を諦める事をするわ。

 それが離婚となるのか、家庭内別居となるのかはその夫婦次第だけど、

 つながる事が出来なくなるのよ。心を開かなくなる。』

 ぎょっとしました。

 私が笑顔になるかの根本的な所は私自身で、

 笑顔を倍増していく事がパートナーだったり

 一緒に笑顔になる為に考えていくのがパートナーシップなのに、

 ”あなたのせいで私はこんなに苦しい”

 と言う責めのパターンに陥りやすくなってた私。

 前々回のブログで書いた共依存にまつわるこの一連の流れ。

 【もしも、私の事を愛しているなら、○○してよね 】

 傍から聞いていたら、こえーって思っていたけど、これ、私でした。

 もしも、家族が大事なら、赤ちゃんみてよ。

 もしも、私の事を思ってくれるなら、赤ちゃんが泣いてても頑張ってよ。

 もしも、私の事が好きなら、浮気せず私のあなたに対する文句をずっと聞いててよ。

 もしも、私の事を大事にしたいなら、私が思う通りに動いてよ!

なんつーこと!!

 条件づけて、相手を自分のコントロール下にしようとして

 それが叶わないカラクリ。

 そうやって思っていて、イライラしていたんだ。。。 

 そう思って、私はdoulaにそれをシェアしました。

すると彼女は静かにこう言いました。

『男性には男性の役割があって、女性には女性の役割があるから。

 お父さんが、お母さんと全く同じことをしたら、それって子供の成長にとって

 バラエティがなくなっちゃうわ。』

たったそれだけの言葉。

それなのに、私の心には大きく響いて。

私があやせたんだから、アンドリュー、あなたもあやせるでしょって。

そう言ってたっけ。

それと同時に自分に聞いた。

(じゃあ、私が女性としての役割ってなんだろう??)

そして、

涙を拭って顔を上げたら、そこに答えがもうありました。

doulaの彼女の姿です。

愛おしく赤ちゃんにまなざしを向け、

優しく赤ちゃんに語りかけ

声のトーンも穏やかで

ゆっくりと赤ちゃんを抱っこする姿。

そんな彼女の赤ちゃんへの姿がとても美しくて、

私は”彼女の様に赤ちゃんに接したかったんだ。”

と大きなインスパイアを受けました。

全てが本当に美しくて、私の好きな女性の形だなあと。

私は母としてこの神聖な時間を神聖にする私が好きだと感じる方法を

彼女の赤ちゃんへの姿から学びました。

だって、それまでは、あれもしなきゃ、これもしなきゃと

私の周りに漂う時間はガチャガチャしていましたから。

でも、彼女がいるとその空間がゆっくりのんびり優しい時間の流れに変わります。

私もうっとりしちゃうほどの甘い感じ。

だから、赤ちゃんが横になっていると彼女の方を見てずっと笑っています。

「もしもし、ユーのお母さんここですけど???」と少し嫉妬しちゃうぐらい!!

私は彼女に出会ってから、赤ちゃんへの接し方が凄く変わったと思います。

doing に追われてガチャガチャしていた私のオーラは

素敵なbeingでありたいと彼女に教えてもらって、

ゆっくりとこの赤ちゃんとの一瞬の時間を味わうオーラに変化して来た感じがします。

お友達のアンナちゃんが遊びに来てくれた時に言いました。

『昨日の赤ちゃんはもういないんだよ。こんなに早いスピードで成長しているんだもん。だから、今日一日がとても特別じゃない?』と。

赤ちゃんが、ここまで私がいないと生きて行けない状態なのは

大きな人生の尺の中でほんの一部。

この大切な短いかけがえのない時間を味わって過ごす方法を

このドゥーラさんが教えてくれました。

そして、彼女が来てくれた日のアンドリューへの私の態度は優しくなっています。

女性としての私の役割がクリアに見えたからこそ、

男性としてのアンドリューの役割というものをリスペクトしたくなる。

そう言えば、アンドリューが言っていたっけ。

『君が母としてこの2ヶ月、我が娘に対しての姿は本当に美しいよ』と。

私はアンドリューの父としての姿をちゃんと見ていただろうか。。。

見ていなかった気がする。

一生懸命過ぎて見えず、一生懸命過ぎて余裕がなかった。

一度立ち止まって、クリアに見せてくれたこのdoulaさんとの出会いは

私の中で大きな分岐点になりました。

昔に言われた言葉を思い出しました。

少女が女性になるには、絶対に女性が必要である。

Men cannot teach how to be a woman.

女性になる方法は、男性は絶対に教えられない領域だと。

身体的にも精神的にも私が母親になるのをサポートしてくれるdoula

神聖な時間を神聖に過ごす事を教えてくれるdoula

共依存から抜け出させてくれたdoula

自分の人生の幸せに責任を持ったら、

こんな風になりたいと思っていた形をみせてくれるものなんだ。

自分の人生の幸せに責任を持ったら

それを教えてくれる人が現れるものなんだ。

自分の人生の幸せに責任を持ったら

愛のある人に出会え学べるものなんだ。

誰かを責める事に時間とフォーカスを費やしていたらきっと見えなかった事。

モノクロから虹色へ

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