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自分を幸せにする責任


共依存の前回の話の続き)←ブログクリック

赤ちゃんといる時間は本当にマジックで彼女を抱っこしている間は

びっくりするほどの愛に包まれる。

愛おしくて仕方がないし、

おっぱいの後の寝顔を上から私だけが見れるという極上の幸せ。

その感情と

一日5キロの重石の様なエンジェルを運んでいるという体の疲労との兼ね合いが

全くもって折り合わない。

アンドリューが帰って来て、ようやくその5キロのエンジェルを体から離して

アンドリューに受け渡し、夕飯の支度を始める。

体が楽になった感覚、つまり開放感が自分の体を覆い、

さて、ここからバリバリ動ける〜と思った10分後、

赤ちゃんが泣き始め、困った顔をしたアンドリューが

『はい、お母さん、どうぞ』と返却。

ええええええーもうたった10分やん!!!!

私なんか12時間やで!!!

と途端に不機嫌になる私。

あれだけの幸せを感じていたのに、

幸せを返却して来る彼に対してのこのイライラは、なんなんだ???

しまいには、疲れたと言ってソファで寝る彼。

私の生活は赤ちゃんができてから一転したのに、

彼の生活は赤ちゃんが生まれる前も後も変わっていないように見える。

二人だった時には、流せていた

『疲れたんだね〜あらあら、ソファで寝ちゃって』と言っていた時が

赤ちゃんができたら

『なに、一人でソファで寝てんねん!!!』

という気持ちに有無を言わさず変わっている。

こういう時のsisterhood. 

プンプンしながら、私は二階のベッドルームに赤ちゃんを抱えながら上がっていき

鼻息荒く、友人のジュリーに電話をした。

『ジュリー、聞いてよ〜!

 アンドリューに赤ちゃんを渡しても、すぐに返って来ちゃうの。

 ようやく、ちゃっちゃと夕飯が作れると思ったのに、これじゃあ、全く進まない!

 その上、ご飯、いつ頃できる??とか聞いて来るんだよ。

 イライラしちゃう!

 仕事で疲れて帰ってきているのは、理解しているのに、なんかイライラする!!!

 それにさ、

 このまま、私がずっと赤ちゃんを抱っこしていたら、赤ちゃんが私に慣れちゃって、

 赤ちゃんが私じゃないとダメって感じになっちゃうのが心配だよ。

 もしも、赤ちゃんがお父さんが抱っこするたびに泣いたら、

 お父さんと離れちゃうじゃん。

 そしたら、アンドリューが赤ちゃんのこと嫌いになっちゃうんじゃないの??

 まだ私が20代の頃だけど、

 友人の旦那さんで、すごい優しい男性が自分になつかない赤ちゃんに泣かれて、

 怒鳴っていたのを目撃した事があって、

 そうなるんじゃないか、どうしようって思ったりしちゃう。』

そう言っている最中に、ジュリーが

" Wow, Wow, Wow ! Izumi, Stop Stop! Cancel it Cancel!!!”

と話を中断して言いました。

『あのね、アンドリューは、赤ちゃんもあなたも大好きよ。

 そんなの、彼の写真の投稿だったり、彼があなたたちのことを話す時の表情や

 話し方を見ていれば、誰でも思うわ。

 そしてね、その友人の20代の優しい男性の話について、

 誰か別の人の問題を、まるで自分にも起きるのではないかと考えて

 目の前にいる人をちゃんと見れないのは、あなたの問題よ。』

 ウググ、、、確かに。

 もしもアンドリューに

 ”昔、育児疲れで鼻血が止まらない人がいたんだよ。

 君がそうなったらイヤだから、ティッシュを大量に買っておいたよ”

 ッて言われたら

 なんで、その人と一緒にされるの???

 私、その人じゃないですけど。。。。ってなる。(この例えもどうかと思うが)

ジュリーは続けて言った。

 『今、あなたが言ったこと、キャンセルしなさい。

  そして、あなたがイライラするのは当たり前よ。

  あなたもブレイクタイムが必要なの。

  ほとんどのお母さんはそう考えないけど、必要なのよ。 

  2時間でいいから、自分の時間を持つこと。

 赤ちゃんを見てくれる人を雇うことね。

 このイライラをちゃんとテイクケアしないとね、

 後から、パートナーに対する怒りに変わって

 そこから相手への不信感に変わって、溝ができるわ。

 そうなった時にはね、もう手遅れなのよ。

Please take care of yourself. and please love yourself.』

溝が出来る、、、か。

確かに今までに感じた事がない不公平だという不満。

でもそれが相手のせいだと思っていたけど、自分のケアを怠っているから

相手にぶつけているに過ぎないってこと????

そしてジュリーが続けて言った。

『それからね、一つ覚えておかないといけないことがあるわ。

 アンドリューの仕事は、あなたの仕事とは違うの。

 あなたの仕事は、人の心に触れる仕事だわ。

 でも、アンドリューは人の命に携わる仕事なのよ。

 ストレスフルだし、会社で働くということは自分の思い通りにいかないこともある。

 それでも家族のために働いている彼に、

 家に帰ってからも何かを求めるのはtoo muchな部分があると思うわ。

 彼がどれだけあなたの望む事をしてあげたいと思ってもね。

 そして、彼自身が、休むことも仕事の一つだって知っておくといいわ。

 そこをあなたが理解して、

 あなた自身が自分をケアするに気づくかどうかで、

 ここから夫婦関係に溝ができるかどうかの分かれ目よ。』

そう言われて、ふと気づいたこと。

先日、友達のポールがきてくれたとき(ブログ)、

私は全然アンドリューが帰ってきても、イライラしなかった。

それ以上に、「おかえり」と笑顔で出迎えることが出来たんだった。

赤ちゃんはこんなに可愛いのに、、、私はブレイクタイムが必要なのか。

まあ、考えていても仕方がない。

それ以上に、睡眠不足で考える脳みそが残っていない。

次から次へと物忘れが激しいぐらいだもの。

ジュリーがそう言うなら、それを確認作業をしてみようじゃないか。

電話を切った後、すぐにグレイシーに連絡をした。

『グレイシー、

 だれか赤ちゃんのケアを1日に2時間でもいいからしてくれる人知っている??』

と。

翌朝、目がさめるとアンドリューが言った。

『僕たちの関係を見直さないといけないね』

きっと前夜の私の態度に気づいていたけど、眠気と疲れの方が勝って寝てしまったと思って、朝になって、話し合いをしようとしてくれたんだろう。

いつもだったら、多分言ってる。

もーなんで寝るのよ!って。相手を非難する、生産性のない会話へ。

でも、ジュリーと話した事で私は違う返答をした。

『アンドリュー、違うの。私たちの関係が問題なんじゃない。

 私の問題だと思う。私が多分ブレイクタイムが必要みたいなの。

 だけど、あなたのせいだと思っていた。

 昨夜ね、ジュリーと話して気づいたの。

 その話していた内容が合っているかどうか分からないから、確かめてみる。

 私、助けを求めてみるわ。』

そういうと、グレイシーから連絡が入った。

『あなたが必要なのは、ベイビーシッター?それともあなたを助けてくれる人?』

違いが分からなかったけど、直感的に『私を助けてくれる人』と連絡をした。

すると一人の女性のインフォメーションが送られてきた。

彼女が私の人生に入ってきたのも神様からのギフトだと後々に気づいた。

続く

モノクロから虹色へ

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