ゾーンに入る許可

さて、出産予定日。

統計によると出産予定日にうまれる確率は５％で、

出産予定日プラス５日で産まれる確率は５０％とのこと。

ふむふむ。

ま、この子のタイミングがあるんやろ。

たまに、

おおおおおー下っ腹が痛い！！！陣痛じゃ！！！と

武田信玄並みに旗をふって丘を駆け下りたくなるものの

下っ腹が痛いと感じた10分後に

『なんだ、うんこしたかっただけか。。。』と杞憂に終わるここ数日。

ただ、午後になると眠気が酷かった私。

３〜４時間は昼寝をしないとカラダがもたない。

こんなにフラフラで出産の体力持つのだろうか？

と少し不安になるほど、

座っていられなかったり、横になっていないとしんどかったり。

するとポーラから

『貧血気味の検査結果が出たわ。鉄分を取ってちょうだい』

と連絡が。

その日の晩に、すぐに鉄分のサプリを買いに行き、

沢山ある中から筋肉反射テストでどのブランドが自分に合うのかを選び

何粒取るのかも筋肉反射テストで選び、摂って寝ました。

すると、あら不思議。

翌日は、午後もぴんぴん。夜はぐっすり睡眠。

筋肉反射テストを知っているって、本当に便利。

今日のDr.キャップの検査で

『全てパーフェクト。

　一つ伝えておくよ。

　出産のとき、目隠しをしてヘッドフォンで自分が好きなトランス状態に入る音楽を

　聞いて誰が部屋に入って来ても気付かない状態にしておくんだよ。

　僕は、今まで、女性が自分のゾーンに入って、

　他人の目を気にせずにあっちの世界に行っちゃったんじゃないかと言う女性を

　沢山見て来た。

　彼女達は自分の感覚に忠実で、周りの反応を気にせずに

　自分の世界に入っていてね、そう言う時は、自分の本能で体勢にしても

　カラダの動きにしても、分かるもんさ。

　それを見るたびに、女性って美しいって思うんだ』

とアドバイスをされた。

トランス状態か。。。

昨日のBradly Method®のクラスでも、そのビデオを見た。

日本人の旦那さんとメキシコ人の奥さんの出産の映像。

メキシコ人の奥さんは

助産婦さんの仕事をしているから、自宅出産をしていた。

彼女が陣痛に入ったとき、

普通に見たら、麻薬でもやっているんじゃないかしら？という位

目が虚ろで、自分のゾーンに入っている状態だった。

ちょっと、常軌を逸脱していて、なんだか危険な感じがした。

それでも、

こんな風に自然になれちゃうんだったら、

私もそのゾーンに行ってみたいとさえ思ったぐらい。

そのビデオがこちら。1分12秒位から彼女のトランス状態が見えます。

そしたら、今日の検診でDr.キャップがそんな事をいったものだからビックリした。

でも、こんな状態、引くんちゃうかな〜アンドリューと心の中で思ってた。

検診後にビーチに行く道の途中で、

『一つ提案があるんだけどさ』

とアンドリューが言い出した。

『僕が使っている夜寝る時に目につけるやつをつけてさ、

　いずみが大好きな曲を聴きながら、

　early laborの時には一緒に踊るッて言うのはどう？？』

『えええ？！やっていいの？？？

　どっか行っちゃってもいいの？？

　変なうめき声出してもいいの？？？』

『もちろんだよ。それが自然なんだったら、やったらいいよ』

『引いても知らんで。うほほーい。』

人生に一度だけ、そのゾーン状態の体験を自分でしたのを覚えている。

２０１３年の３月３０日。

『こんな人生はもうイヤだ。うんざりだ！！！絶対に自分は幸せになりたい』

そう強く思って、

私はその時にいつも聞いて泣いてたディズニーのパレードのイントロの曲を

最大限の音量でヘッドフォンを耳につけて、

泣きながら、私は私の思う夢の国へ行くんだと

ゾーンに入りながら、過去の自分へ手紙を書き、

そして、ビジョンボードを一心不乱に作成したのを覚えている。

あの時は自分でも神がかっていると思うほど、

一心不乱で周りなど見えていなくて

泣きじゃくって泣きじゃくって

勝手に手が動いて手紙を書きなぐって書いていた。

ゾーンの中で終えたビジョンボード。

泣き過ぎて疲れたのを覚えている。

ふと我に返ってそのビジョンボードを眺めたとき、

ミッキーマウスが両手を天に拡げているポーズが目に入った。

その時に、天から降りて来る全てのギフトを夢だとしても全部受け取る。

そう感じた。

その時にボードに張った

婚約指輪、ウェディングドレス、体型、お金と行った物質的な所から、

グラウンディング、人との繋がり、手をつなぐ、愛の仲間に囲まれるという感覚的な所まで、今、思い出してみると全部、叶った。

その年の11月末にアンドリューに出会っている。

その6ヶ月後には、ビジョンボードにあったのと似た婚約指輪をもらった。

だからその翌年には、そのビジョンボードが全て叶ったので捨てたのを記憶している。

上とつながると言うけど、

多分、一心不乱になったとき、普段は考えもつかない様な所へと

つながる事が出来るのかもしれない。

外界とのつながりを全て無視して、

スティービーワンダーのごとく、ヘッドフォンをしながら

裸でリビングを駆け回ってみることを自分に許可してみようと思う。

そんな天とつながった中で産まれた赤ちゃんを

どんな風に私達は抱きしめるのだろうか？

そんな妄想ばかりが膨らむ出産予定日が終わろうとしている。

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