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インナーチャイルド


家に前の家のオーナーが遊びにきてくれました。

83歳の彼女と話すのは久しぶりです。

1ヶ月の講習会を終えて、こころ的にはエネルギーが一杯なのだけど

からだ的には疲れていたので、少し無表情に近い私。

でも、彼女が来ると部屋のエネルギーがぐんと上がります。

今日はスーパームーン。

過去との訣別をして、未来にどうやって生きて行こうかという場所にいる感じがして

私の中では、ここ数日、どんな風に未来を生きて行こうかと考えていました。

83歳の彼女は終始、ずっと笑って沢山の経験を話してくれました。

まるで子供みたいに。

小さな事に驚き感動し、そして、その経験を貴重なものとして扱っていました。

『シカゴに旅行に行った時に、30年来の雪を見たのよ。

 羽織るものを羽織って、外に出てね、口を開けたわ。雪を食べてみたくて!』

昨日の事の様に話す彼女を見ていて、はしゃぐと言う事をしなくなった自分を思いだしました。

そして、ふと、マチルダと泣けて来た光景を思いだしました。

IHの講習会の中でインナーチャイルドを癒すという行程があります。

生徒さんの二人が、

『筋肉反射テストで、外に出るというのが出たのでやってみます』と

二人で出て行く所でした。

マチルダが『子供が二人で公園に遊びに行く様に行きなさい』と伝えて

二人は手をつないで外に太陽の光を浴びに行きました。

二人が太陽に向かって,話している姿を見て

自分も幼稚園の頃、ブランコに乗りながら、カオの横を流れて行く風が気持ちよくて、

眼を閉じても感じられる光の強さに感動をしながら

ずっとずっとブランコを漕ぎ続けたのを思いだしました。

こんな二人を見て、マチルダをふと見ると

号泣。

『何で、泣いてんねん!!!』ッて言いながら、私も一緒に泣けて来た。

あまりにもこの二人が美しくて。

見た目は大人だけど、私たちの内側は全く変わらないのではないかと思う。

責任が増えたけど、だからと言って、もともとある子供の様な気質が消えたわけではない。

ただ、見えなくなっただけなんだ。

このうちの一人は、歌う事が好きだって言ってた。

マチルダが、『じゃあ、歌ってご覧なさい』

そう言って、彼女にチャレンジをした。

戸惑う彼女。でも、マチルダは、歌えると信じて彼女にチャレンジを続ける。

『何を歌えばいいのか分からない。』

そう言う彼女に

『Raise me UP を歌って』と。

その曲は彼女が半年前にどん底だった時に,流した曲。

彼女にとって大きな意味のある曲。

それを歌ってご覧なさいと言うマチルダ。どんな思いで選曲したのだろうか。

少しずつ、彼女が歌い始める。

歌う事。誰かの前で認められる為にやるんじゃない。

そんな”大人”ぶったところなんかにいなくていい。

大きな声で歌えた彼女に、周りのみんなが拍手をする。

そんな事があった後の、彼女の光を浴びて気持ち良さそうな表情だったから

こころの打たれ方が半端なくなってしまった。

とっても綺麗。

彼女がワンコのセッション(ブログクリック)を見て私に教えてくれた。

『私も長女で、妹が生まれてから自分の居場所が分からなくなっちゃったから』

親の愛を貰う為に、いい子で育つ様になったのか、早く成長せざるを得なかったのか。

どんな過去があったのか、私には分からない。

でも、今からでも、彼女の子供らしい部分を取戻した瞬間に

こんなにも彼女は美しい存在なのだと見とれてしまった。

大人ぶると見えなくなってしまう部分がある。

この社会で物事をスムーズに行うには大人ぶる事は誰かにとって好都合だけど。

この写真を見て思いだす。

そうだ、私はこのスーパームーンで

また自分の内側の好奇心や自然に対する感謝など

子供の様に目を輝かせて生きていくことを宣言しよう。

そして、今度は彼女達に、私と一緒に手をつないでどこかに行こうって仲間に入れてもらおう。

モノクロから虹色へ

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