肋骨を360度広げると首が整う 呼吸が変わるピラティスの秘密
先週は、ヤムナとピラティスのオンラインレッスンでした。
テーマは、肋骨を全方向から広げること。
前だけでも、横だけでもなく、背中側も含めて、肋骨まわりにぐるりと空間をつくっていく時間です。
レッスン後には、こんな感想をいただきました。
呼吸がしやすくなった。 首の痛みが消えた。 顎が大きく開けられる。 呼吸が入りすぎて、眠たくなった。
他にもこんな長い感想も!
今日は飛び込み参加させていただき
ありがとうございました。
結局30分以上遅れてしまいましたが
参加してよかったです。
急いで入ったので最初の自分の呼吸や
肋骨周辺の状態を確認出来ていなかったのですが、
明らかに深呼吸するとカゴがスムーズに広がり
息がすっと入ってきます。
最近第3チャクラが弱っていて
消化吸収もできていない状態だったので、
案内メールに書いてあった鳩尾にも
ボールを当てたところ激痛。
鳩尾だけでなく最近寝違えたような
違和感のある右首もなぜか激痛。
鳩尾と首がつながっていることに
慄きながら、まだ2、3割は右首に
違和感が残っていますが随分と軽くなりました。
首をマッサージしたり音叉をしても
良くならなかったのに鳩尾だったのかと
体のつながりに感心しました。
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75分かけて肋骨を丁寧に広げていくと、体は本当に変わります。大げさな変化ではなく、体の中の空間が戻ってくるような変化です。
そして今回、改めて感じたことがあります。
肋骨を広げることは、首の位置を整えることでもある。

ピラティスの前に肋骨を広げた理由
ピラティスを教えていると、首の位置がなかなか定まらない場面をよく見ます。
顔が前に出ている。
顎が上がりすぎている。
目線だけが上に行って、体はついてきていない。
首が片側に傾いている。
頭だけで起き上がろうとしている。
動きの中で、頭のポジションはとても目立ちます。
「ここですよ」と頭を少し良い位置に導くと、その瞬間に腹筋が入ることがあります。すると多くの人が、「ああ、苦しい」と感じます。
それは、首が悪いからではありません。
頭が本来の位置に戻ったとき、体幹が働き始めるからです。今まで首や顎で代わりに頑張っていた分を、腹部が引き受け始める。その切り替わりが、苦しさとして出ることがあります。
ピラティスで顔を上げるのは、ただ顔を上げたいからではありません。腹部とつながるために上げています。
でも、顔だを上げるとどうなるか。
呼吸が浅くなります。首が緊張します。肩に力が入ります。腹部とつながるどころか、体はどんどん固くなってしまいます。
だから今回のクラスでは、ピラティスの前に肋骨全包囲のワークを入れました。先に呼吸の土台をつくるためです。
ペシャンコの肋骨に深い呼吸は入りにくい
「深く呼吸してください」と言われても、すぐに深く吸えるとは限りません。
肋骨が固まり、ぺちゃんこになり、まるで真空状態のジップロックのようになっていたら、そこに空気を入れるのは難しいからです。
この状態で「吸って」と言っても、入る場所がありません。胸の前だけが少し動いたり、肩が上がったり、首まわりに力が入ったりします。
そこで、ボールを使います。
肋骨の前、横、背中側。
息が入りにくいところに、やさしく圧をかける。
体に「ここにも空間がありますよ」と思い出させる。
急いで押し広げるのではなく、丁寧に待ちます。体が受け入れるスピードに合わせます。
すると、少しずつ呼吸が変わります。
前だけではなく、横にも、背中にも、内側からふくらむ感覚が出てきます。これは力でつくるものではありません。体が安心して、空気を受け入れ始める感覚です。

肋骨が360度呼吸できると首の土台ができる
頭は、首だけで支えられているわけではありません。
頭の下には首があり、首の下には肋骨があり、肋骨の下には骨盤があります。さらに骨盤を支えるために、太腿、膝、足があります。
つまり、頭の位置は全身の結果です。
肋骨が360度広がって呼吸できると、頭の位置は自然と定まりやすくなります。どこか一か所で踏ん張る必要が減るからです。
反対に、肋骨のどこかに空気が入っていないと、頭はその部分の土台を失います。すると首や肩が代わりに頑張ります。
たとえば、背中側に呼吸が入らない人は、頭が前に出やすくなります。右の肋骨が固い人は、首が片側に傾いたり、肩の高さに左右差が出たりするかもしれません。
もちろん、痛みや不調にはさまざまな原因があります。ここで書いていることは、医療的な診断ではなく、レッスンで体を観察した中での気づきです。
それでも、呼吸と首の関係はとても深いと感じます。
肋骨を360度広げると首が整う 呼吸が変わるピラティスの秘密は、首だけを直そうとしないところにあります。首を支える空間を、肋骨から取り戻していくのです。
猫背を直す前に呼吸を見てみる
よく「背中をまっすぐにしなさい」と言われます。
コンピューターの前で猫背になっている姿を見ると、たしかに背すじを伸ばしたくなります。でも、肋骨が360度呼吸できていなければ、その姿勢は長く続きません。
一瞬はまっすぐにできます。
でも、すぐに戻ります。
それは意志が弱いからではありません。中から広がる力が足りないからです。
試しに、猫背のまま呼吸をしてみてください。
おそらく、胸の前のほうだけが少し動くはずです。背中側には、空気が入りにくい。横にも広がりにくい。肋骨全体が輪のように広がる感じは、出にくいと思います。
背中側にも呼吸を入れたいなら、ポジションを変える必要があります。肋骨が広がれる位置に体を置く必要があります。
頭の位置だけを変えるのは難しいです。
頭の位置を変えるために、肋骨の位置が変わる。
肋骨の位置を変えるために、呼吸の仕方が変わる。
肋骨が定まるように、骨盤の位置が変わる。
骨盤を支えるために、太腿から足の位置が決まる。
体は本当に面白いです。一つだけを切り離して扱うことはできません。

片側だけ整えると体の差がよくわかる
レッスンでは、片側の肋骨だけを整えることがあります。
右側だけをワークすると、左側との差がはっきりわかります。
「右はこんなに呼吸が入る」
「右腕が長く感じる」
「首が動かしやすい」
「右脚まで伸びている感じがする」
そんな感覚が出てきます。
このとき、気づくことがあります。
本当は体には、もっと呼吸できるキャパシティがあったということです。右側でそれを感じたからこそ、左側の浅さがわかる。今までどれだけ小さく呼吸していたのかが、体感として理解できます。
体はホログラムのようです。
一つが変わると、他も連動して変わります。肋骨が変わると、首が変わる。首が変わると、顎が変わる。腕の長さの感覚や、脚の伸び方まで変わることがあります。
インストラクターとして大切なのは、どこを変えれば良い連鎖が起きるのかを見つけることだと思っています。
全部を一度に変えようとしなくていい。
体が変わり始める入口を見つける。
そこからドミノのように、必要な変化が広がっていく。
今回の肋骨ワークは、その入口になったと感じています。
呼吸しながら動くと本当の癖が見えてくる
肋骨を広げて、呼吸が入りやすくなった後、レッスンではしっかりピラティスに入りました。
正直、しんどかったと思います。
いつもより動けなかったと感じた人もいたかもしれません。首だけでやりたい自分に気づいた人もいたと思います。息を止めたくなる瞬間もあったかもしれません。
でも、それは悪いことではありません。
むしろ、体の本当の癖が見えたということです。
いつもは動けていたのではなく、無理をして動かしていたのかもしれません。首で引っ張り、顎で耐え、肩を固め、息を止めて、なんとか形をつくっていたのかもしれません。
呼吸をしながら運動することは、体にとってとても自然です。
息を止めて動くと、体はその瞬間を乗り切るために緊張します。強さを出しているようで、実は余白を失っていることもあります。
ピラティスの動きは、形だけを追うものではありません。呼吸の中で、どの筋肉が働き、どこが過剰に頑張り、どこが置いていかれているのかを見ていく時間です。
呼吸が続いているかどうかは、体が無理をしていないかを教えてくれる大切なサインです。

次回のレッスンで感じてほしいこと
肋骨を広げることは、単に胸を開くことではありません。
首の位置を整えること。
呼吸の入り方を変えること。
骨盤や脚の支え方まで変えること。
そして、無理をして動いていた自分に気づくこと。
体は部分ではなく、つながりで変わります。
首がつらいとき、首だけをどうにかしようとしがちです。姿勢を直したいとき、背中だけをまっすぐにしようとしがちです。でも、呼吸の入る場所が変わると、首も背中も自然に違う選択をし始めます。
次回は
日程:
カリフォルニア 10月22日(木)16時〜17時半
ニューヨーク 10月22日(木)19時〜20時半
日本 10月23日(金)8時〜9時半
持ち物
ヨガマット
パールボール
ヤムナフットウェイカーズ
水
オープンマインド✨
6。ズーム見れる機器
お申し込み
呼吸が深く入る体で、ピラティスをしてみる。
首だけで頑張らない動きを、体で知っていく。
その感覚を、ぜひ一緒に味わいに来てください。
モノクロから虹色へ







































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