吠える気持ち
サンディエゴでのIHのクラスでも、ワンチャンの代理キネシセッションをしました。
わんちゃんが『誰にでも吠えて困るんです』というオーナーさん。
『多分、すごいエキサイティングで吠えていると思うんですけど』
飼い主さんをぐんぐん引っ張りながら、ワンワンともの凄い勢いで吠えながら登場。
白くてフワフワしたわんちゃん。
『あれ?わんちゃんの爪、ピンクと言うか茶色と言うか変色しているな〜』
なんて見てましたが、
『そういう犬種なのかもね』と思ってそのままやり過ごしました。
さて、セッションがスタート。
マチルダが代理セッションがどんな風に行われるのか、
エネルギー的に何が起こっているのかを説明しながらセッションが進んで行きます。
代理キネシとは
オーナーさんのエネルギーフィールドの上にわんちゃんのエネルギーを上乗せして、
オーナーさんのカラダがわんちゃんのエネルギーを読み取れる様にセットアップして、あたかもオーナーさんがわんちゃんの様に扱います。
わんちゃんの名前はチャーミー。
私はチャーミーですって言うとカラダの筋肉が『はい』っていう反応を示すのだから
本当に興味深いです。
さて、オーナーさんが言います。
『吠えるんです、エキサイティングで。』
そして、次に進もうとすると本から言葉を拾って欲しいという反応。
そこから出て来た言葉は 『私の体の中の恐怖に対する反応を手放します』というもの。
『なんか、エキサイティングというよりも恐怖で吠えているみたいね、、、』
と話しながら進んでいきました。
チャーミーの今後の目標は『ハッピーで落ち着きを感じている事』
その後、ストレスローディングをします。
マチルダの隣りで通訳として立っていたのですが、オーナーさんが必死で涙をこらえています。子供の様になんとか必死で涙が出てくるのを抑えていますが、部屋の空気感からして何かがこらえきれない程の何かがあるんだろう、、、と察します。
こらえきれなくなってボロボロと落ちる涙。
マチルダが抱きしめながら、彼女が言います。『なんで泣いているのか分かりません』
マチルダが、
『今、あなたのエネルギーフィールドは犬のチャーミーなの。だから、チャーミーの涙ね。』と
チャーミーにとって、何か脅かすものがあったんだろうな〜と見ながら
これで涙が流れて良かったって思って光景を見つめていました。
そして、その後に今度はカラダからまた言葉を拾って欲しいとの反応。
すると
『私の皮膚のシステムにおける毒素を解放します』
うん??!!となっていると、
オーナーさんが『じつは1年位前から手足を舐め始めたんです』と。
すると動物に詳しいみよちゃんが、
『手足の色が変色しているでしょ。あれは、舐めないとあーいう色にならないんだよ』
って。
そして、また言葉を選んでくれと。
『両親は忙し過ぎて充分に僕をかまってくれない』
マチルダが『チャーミーの親って?』
すると
『私たちだと思います。そして、今、7ヶ月になる赤ちゃんがいます。
今までは、一緒に寝たりしてたんですけど、今は別々に寝ています。』
その事実を聞いてマチルダが
『なるほど。辻褄を合わせる必要がないけどここから、チャーミーのメッセージが出て来ているわね。今まで両親が自分ばかりに目を向けてくれていたのに、赤ちゃんが生まれて自分がかまってもらえない。だから、赤ちゃんが生まれてくる位の頃から、ストレスで手足を噛んだり舐めたりし始めたのね。
初めに出て来た恐怖って、そうよね。自分の居場所がなくなる恐怖よね。』
と。
チャーミー。。。。
そりゃ泣きたくなるよね。
そしてエネルギーの修正をして、最後にまた言葉が選ばれました。
『私はこの家族の中で自分の居場所は安全なものになりました。』
おおおおおおお、、、、チャーミーよ。
マチルダが137ページの○○番と言って、本のページと項目だけを言って
この言葉が出て来ました。
それまでにチャーミーの物語を知っていたので、会場のみんなのココロがほだされた瞬間でした。
単純にエキサイティングで吠えていたと思っていたけど
全然違うストーリーがそこにはありました。
こんな風にペットを癒して行けるIHって本当に凄い。
そしてクラスでこのデモを見ていたクラスの生徒さんが 『私もチャーミーでした。長女で妹が生まれてから自分の居場所が亡くなった感じがしたんです』
とシェアしてくれました。
そして、数日後、このオーナーさんが
『私も愛してくれる両親の中で育ちましたが、チャーミーと同じで、自分の居場所がわからずにいました』
と。
一匹が癒された事で、私も周りもみんな癒されました。
ペットでも人間でも、みんな愛を求めて生きている。
マチルダが毎回クラスで言うインナーチャイルドの言葉があります。
『私が一番愛を貰う価値の無い事をした時に、私に愛を一番下さい』
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