大仏くんを踏みしめる

マドリッドのチャリンコツアー
私の信念は「つま先の強さ」である。
つま先は、言って見れば電気のコードの差し込む所だと思っている。
電気のコードが差し込まれなければ、電気は流れない。
つまり、つま先がつかえていなければ、カラダ全体にエネルギーは流れないと思っている。それすなわち、筋肉が連動して動かないと思っている。
その為、膝とか、股関節とか、腰とか、肩とかに歪みが出ると思っている。
つま先を大仏君(写真の金色のブツブツで大仏の頭みたいなやつ)に差し込む事で
私の中で電気が差し込まれると感じているし、実際にカラダの筋膜の繋がりを感じるの。
人の足を見て思う。
どれだけ、私たちが『歩き方』を学んでこなかったかと言うことを。
つま先を使う為には、足首を使う必要があるの。
暑い場所なので、私はサンダルを履く事を選んだの。
だから、つま先がいつも天を向いて反り返っている。
これは、いかん。
そう思って、早速足裏をワーク。
つま先にリーチした所で、前腿とハムストリングが足裏とつながった感じが出て来た。
この前腿の筋肉で、チャリンコに乗ったら、きっと上り坂もへっちゃら。
3時間のぶっ続けのチャリンコもへっちゃら。
ヨガのスタジオに行くと毎回思う。
どれだけの人がこの、電気コードをつながずにヨガをしているのかと。
あれだけ、床に足の裏をつけながらワークをする事が多いのだから、
足の裏の電気コードをつながないと、きっと関節に負担がかかるだろうに。。。。
そう思いながら、見ている。
今度日本に帰った時には、この足裏を使いながらヨガをする方法を教えるクラスをしようかなと思う。
これを知ったらきっと、ヨガをしている時のカラダの繋がりが変わって来るんだろうな〜と。
ポーズにとらわれず、大地からのエネルギーと天からのエネルギーを感じるって言う所につながれる様になるのにと。
実際、私自身、これに気付いてからヨガを始めてみて、脚の筋力がすごく変化した。
ヨガはとても素晴らしい物だと思う。
カラダを動かすのが気持ちがいいという段階を抜けたその先に
今度はカラダの流れをつなげるって言う事をすると次の段階に行くんだと思う。
大仏君を踏みしめる度に、私は感じる。
大地とつながると言う事はこういう事だと。
グラウンディングは、瞑想状態でするものが主流だけど
私はカラダで体感したい。
だって、カラダを持って生まれたのだから。
この後3時間のチャリンコ余裕で痛みも出ずにする事が出来ました。
さて、この脚というもの。
とても興味深い物で、脚は勇気を持って前進して行くか、怖じ気づいて後退していくかである。おっと、もしくは、横に避けるか。
カラダがそう言う行動をとると、ココロもそう言う行動になって行く。
大仏君で電気コードを差し込んで、
電気が通った脚でチャリンコをずっと前へ前へと漕ぎ続ける事3時間。
しかもドイツ製のチャリンコだったので、ママチャリ感覚でアイドリングとして
後ろにペダルを漕ぐと、自転車が止まってしまう。
だから、ずっとずっと前に漕ぎ続けた3時間。
ずっと前進を体感、体験、し続けていたら、
私の中で、前進する為の一つのギアが、ガチャリと動いた感じがあった。
そう、自己犠牲とか、イイヨイイヨとか、他人軸って言う奴からの脱却のガチャリである。
がちゃり。
続く
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