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自転車に初日から乗れた娘

自転車の補助輪を外して欲しいと言われたのは、先週のこと。


いや、まだ3歳やで・・・


そう考えながら、私は、補助輪外すのはまだ早いでしょ?と思っていた。


でもあまりにも何度もいうので、

アンドリューは、ちょうど家に来た器具を持ったハンディマンに

補助輪を外してもらった。


そして、家族で公園に行った土曜日のこと。


娘が自転車に乗りたいと言い出し、「まあ、やってみたらいいじゃん」と

何も期待せずに始めた自転車。


そして、アンドリューがグルグルと公園を回りながら、

娘が自転車に乗るのを手伝った。

初めのうちは3秒程度。


でも、それはすぐに記録を更新して、

割とすぐに補助輪なしで自転車に乗れる時間が長くなった。


私は、ビデオを回しながら興奮して

「すごいーすごい!!すごいじゃーーーん!!!」と

娘よりも大きな声で自転車の前を走って撮影した。



娘は倒れるたびに怒っていた。

「パパがしっかり持っていないから!」とか。

「パパは意地悪だあ!」とか。


きっと悔しかったのかもしれない。

でも、私が彼女が乗れているビデオを見せると

あんなに怒ってヘルメットを床に落としていたのに

拾って「もう一度いく!」と言って挑戦をしていた。



その晩、私は夜カウチに座りながら

アンドリューと話をした。


「今日さ、感動したんだ。長女が自転車にのれて。

 私ね、自転車に乗れるのに多分1週間以上、かかったんだよね。


 すごく覚えているの。コンクリートで補助輪なしで、

手を離さないでって言っても兄たちは手を離してしまった。

 コンクリートと自転車の間に板挟みになった足が痛くて泣いたらね


 もう5歳なんだから、乗れないとおかしい

って怒鳴られたのを覚えている。


 手を離さないでってお願いしても、

 離されて、あの日だな、人間不信になったのは!」


と笑いながら言った。


そして

「アンドリュー

 みんな知ってるんだと思ったの。

 自分のタイミングをみんな知ってる。

 

 私は娘が3歳で補助輪なしなんて不可能だって思っていた。

 でも、彼女はできるって知ってたね。

 だから、お願いされたことは素直に聞いてあげたい。


 私たちの物差しで、今はそんなの無理に決まっているとか

 もうこれをやらなくちゃダメだ

 とか、やめない?」


そう言うと、

「やめない?って言うのは?」

とアンドリューが聞いてきた。



「うん。アンドリューさ、長女にもう3歳なんだからトイレでうんこしろって言うでしょ。

 私は、今日確信したよ。

 きっと、彼女はできるときにやるって言うと思う。


 その時まで、待ってみようよ。

 彼女のタイミングで、彼女のうんちをしたらいいじゃん。

 結局おしっこだって、私、何もしてないもん。

 彼女が自分でパンツにするって言って、その日から、おしっこ自分でするようになったからさ。


 きっと、彼女、うんちも自分のタイミングでするよ。」



「ああ、確かに。そうだったな。

 ふむ」


そう言って、アンドリューは考えてた。


 翌日、娘はうんこをしたい。オムツでしたい、と言った。


アンドリューはオッケーって言っただけだった。


こうでなければならない。

これって、結構エネルギーを使う。

しかも、すごく無駄遣いな使い方。


彼女のタイミングを信じる。

もうそれでいいじゃないか。


モノクロから虹色へ

(*全身ピンクで臨む我が娘!)

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