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病気を治したいなら

20年弱前のこと。

身体中の皮膚が腫れ上がり、黄色い液が滴り、身体中の痒みに悶えた私。

ロサンゼルスの医者を転々として

ステロイドを常用していた。


クリームだけではなく、

注射も定期的にうち

ステロイドの錠剤も毎日飲んでいた。


私の体は、皮膚を治すためにとるステロイドで内側はボロボロになっていくのだろうと

漠然と不安を感じながらも、ずっとステロイドを取り続けた。


そして、いよいよステロイドが効かなくなってきたとき、

私は、左の目が見えなくなってきた。

白内障だと診断され、手術をするように勧められた。

ステロイドの副作用です、とその時の眼科医は言った。


皮膚を治したくて、ステロイドを取りながら

ステロイドはもう効かなくなってきていた。


どんどんと強い処方がされていく。

前回よりも30倍近い強い薬で抑えましょう。


そう言われることに慣れてきていた。


乳首が半分切れているところに、ステロイドのクリームを塗りながら

私は、「このおっぱいは子供には飲ませられないな」と

子供ができることもないのに私は、そう思っていた。


顔が腫れることが一番嫌だった。

手は象のような皮膚になり、包帯で隠した。

身体中の血や黄色い液は、洋服で隠した。

脱ぐときにピリピリと皮膚にピッタリとついた洋服を剥がすことが拷問のようだったが

それでも隠せれた。


でも、顔は隠せなかった。


そんな私が最後にアメリカで5本の指に入る皮膚科医に会って、

「その皮膚で一生、生きていってください」

と伝えられた時、

私はどう帰り道を辿ったのか覚えていないほどショックだった。


そして、東洋医学に転身をすることにした。


ロサンゼルスのダウンタウンにある東洋医学の大学病院の教授が私に言った。


「お腹を見せて」と。


そして、マッサージテーブルに寝た私のお腹を触り始めた。


激痛が走り、怒りが一瞬にして沸いた。


こんなにも辛い思いをして毎日何事もなかったかのように

自分の気持ちを感じずに暮らしているのに、

これ以上の痛みをもう与えないでくれ


と思ったんだと思う。


一滴の水で、グラスに入った水が溢れた感じだった。


その憤る私に教授が言った。


「あなたの皮膚は、言ってみれば、枯葉のようなもの。

 今までステロイドというボンドで、枯れ葉を枝にくっつけてきたの。

 でも、本当に大事なのは、

 あなたの体が新しく元気で健康な葉を作ることができるか。


 それは、根が十分な栄養を得ているか。

 十分な水分を得ているか。

 十分な肥料を得ていいるか。


 それらを吸収できる力があるのか。


 それは、あなたのお腹よ。

 あなたの根っこは血液。

 そのお腹がこんなにカチコチであれば、

 何も吸収もできないし、消化もできない。

 

 あなたの問題は皮膚じゃない。

 あなたの問題は、お腹よ。」


それを聞いて私の奥底で、深く納得と共に、安堵感が出たのを覚えている。


そこから私は中南米に行って、マヤ文明式お腹のマッサージを学びに行った。


そして、女性にとって大事な子宮もお腹の一部であるということを知った。



(*子宮のワークショップの時の写真)




お腹には、単に食べ物の栄養吸収だけではなく、感情の栄養吸収もあるのだということを知った。


感情も消化ができないといけないのか。。。と。


そして今、私の皮膚は95%治っている。

後の5%は手のあかぎれだ。


消化と吸収にフォーカスを置いて、

お腹をできる限りほぐして柔らかくしている。


お腹のことを知れば知るほど、どれだけ心の状態に繋がっているのかを知り、とても興味深い。


もしも、やる気が出ないのであれば、お腹を触ってみるといい。


お腹がふわふわの状態なのか

お腹がカチコチなのか。


お腹が温かいのか

お腹が冷たいのか


お腹が縮まっているのか

お腹にスペースがあるのか


これを今月は、ボールに乗りながら体験をしていく。


今までたくさんの女性のお腹を見てきた。


そして、自信があり、肌艶が良く、自分の人生を思い切り生きている人のお腹は

ふんわりしている。


それが引き締まっていても、ガチガチの硬さではない。


そして、セッションの中で、悲しく自分の未来を見出せない人が

お腹をほぐしていくことで、どんどんと呼吸が入り、

「私、大丈夫だと思う」と感じる人もいた。





お腹の世界は深い。

私個人が体験した中で、ここに書ききれないほどの、たくさんの驚きや畏怖の念がある。


腹を割って話すとか

腹黒いとか

腹が据わるとか


そう気づいてた昔の人もすごいし、こういう日本語を編み出した日本人もすごいなあって思う。


とにかく病気を治したい時、

私はお腹の状態を整えることは、大切な一つだと感じている。



それを体験してもらうクラスが今週末です。



あなたのお腹は最適な状況にいますか?



第3回:幹を太くし、栄養を吸収しやすくするー臓器のワーク

10月28日(金)16:00−17:30(カリフォルニア)

10月29日(土)8:00-9:30 (日本)

持ち物:

①ヤムナボール(パールカラー)と空気入れ

こちらのサイトからご購入ください

②ヨガマット

③お水

④ズームアプリの搭載されたタブレットもしくはパソコン

留意点:

このクラスは動画撮影が入ります。

インストラクターのIzumi がメインでの撮影となりますが、

ご質問等をされるときには、音声がそのまま入りますのでご了承くだいませ。

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モノクロから虹色へ




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