無闇やたらに怖がる
- 7 時間前
- 読了時間: 7分

(長女が先生を仕留めている様子笑 私はやっぱり果敢に挑む強い女性が好きだ)
「聞いてみる?」
アンドリューに言われて
ん???と訝しんだ私の表情に対してニヤッと笑いながら
アンドリューは携帯の音声をスピーカーにして
私に携帯画面を見せた。
そこには30名の男性と、そのパートナーがいた。
「ああ、卒業のセレモニーなのね」
そういうと、頷きながらアンドリューは人差し指で画面を指した。
見ろっていうことの合図だった。
画面に目をすると
「次に誰か証言をしたい人はいるかい?」
とMCの男性が画面に向かって話しかけていた。
そして、一人の女性が手を挙げてミュートを解除しようとしていた。
この卒業式とは、先週末に行われた男性のワークショップのためのものだ。
男性が集まって3日間の泊まりがけのワークショップをする。
自分の感情と繋がり、
自分の力を阻んでいるワークをファシリテーターのもと行い、
そして、
自分自身の力を取り戻すというワークだ。
男性のみが集まり、男性のファシリテーターが
インナーチャイルドから
自分を制限する信じ込みの解除、
そして
自分の力を取り戻すワークをしていく。
中でも
「カーペットワーク」と呼ばれるものは
私も経験をしたことがあるが
かなりキツイ。
何がキツいかって自分が隠蔽し続けてきた過去の失態や羞恥や出来事、感情、感覚、思い出を吐露させられるワークだから。
ほとんどの人がカーペットに膝まずき泣き崩れるから
カーペットワークと呼ばれる。
でも、このカーペットワークの素晴らしいところは
膝まずいたところから、あとは立ち上がるしかないという
行程に入ってくことだ。
全てを質問することで行っていく。
誰も、答えをくれるわけではなく、自分の中で答えを見つけて行く行程なので
どんどんと自分の真実に確実に着実に向き合わされるワークだと私は感じてる。
そこまで自分の暗い過去に向き合うことなんて
こういう時間を持たなければやらない。
だって、過去のことを今更言ったって仕方がない。
そう処理をして毎日を過ごしていく。
でも、その過去のことが処理されていないが故に、今の自分の在り方に制限がかかっていることに気づかないのもまた一つの事実だったりする。
だからこのカーペットワークを終えた時は
自分の全身に刺さっていた棘が抜かれた感じになる。
こんなに自分が身軽だったとは。
あまりにも身軽になりすぎて、現実感を失い現実に戻ることに時間がかかったりすることもあるぐらいだ。
でも、明らかに前の自分には戻れない感覚もある。
一つだけ注意点があるとすれば
カーペットワークをする時に熟練のファシリテーターの元じゃないと
逆効果になる。
だから、アンドリューを含め、たくさんのワークをしてきた人が
スタッフとして入り、その場を作り、
参加者も自分にコミットすることを要されるのではないかと思う。
そのワークショップを終えたメンバーとスタッフを合わせて30名の方々が
卒業として、ズームで集まっていた。
話は戻るが
参加したメンバーの奥さんがミュートを解除して話し始めた。
「私は、シングルマザーで3人の子供を一人で育ててきました。
自分一人で全てをやることが当たり前でした。
仕事も、家事も、育児も。
泣き言なんて言ってられませんでした。
そんな中、私は彼に出会いました。
彼と出会い、結婚をしましたが、
私は常に一人で全部をやっていました。
彼に出会う前にそうしてきましたし、
彼と出会ってからもそれは変わりませんでした。
彼はステップアップしませんでした。
その彼の態度に辟易して、私は怒りながら全部自分でやってきたのです。
でもある日、私は、前の旦那といい、今の旦那といい、なんなの!?と
怒りに震えました。
我慢の限界でした。
私はキッチンで一人で神に向かって叫んだんです。
もう!!!彼がステップアップできるようにお尻を蹴って!!!と。
その数日後に、彼がこのワークショップに参加すると言い始めました。
私たちはテキサスからカリフォルニアに飛ぶことにしました。
メキシコで私は時間を過ごし、彼を見送りましたが
その見送る時ですら、彼は本当に大丈夫?と思うほど、忘れ物も多かったです。
でも彼が行くと決めたんだから、私も手も口も出さずに黙っていました。
右往左往している彼を心配しながらも、私も彼を信じることにしたんです。
そして、3日間が終わり、私はメキシコからサンディエゴに迎えに行きました。
オーマイガー
彼に会った瞬間に、何かがあったのだということは雰囲気でわかりました。
自信を持った態度と、グラウンディングした話し方、
そして、
私の感情に対して怖がらずシャットダウンせずオープンにいる態度。
ああ、これだったら色んな相談がこれから出来るかもしれないって思ったんです。
話せば通じるというか。
以前は話しても、聞いているんだか聞いていないんだか、通じているんだか
よくわからなかったんです。
だから諦めていました。
言ってもわかってもらえないって。
でも、今は違います。
彼が変わったことで私自身もわかったことがあります。
私は、一人でやってるって思っていましたが、
一人でやるのが好きなんです。
でも、これだけ頑張ったっていうことを話して聞いて欲しかったというか。
そして、ここを頼みたいって言ったら、スゥッと手を出してくれるような
関係でありたかったんです。
本当にこのワークショップに彼が参加してよかった。
本当にありがとうございます。
で、質問なんですけど、、、、、
この3日間で何をやったんですか?
どんなマジックを使ったんですか?笑
以上です。終わります。ありがとう」
彼女の言葉に喜びのトーンが乗っていたのを感じながら
私は、すごいなあと改めて感じた。
何度もこの光景や、こういうシェアは聞いている。
何度も卒業式に参加をしてきたから。
改めて、
私は自分がどうありたいかについてワークをすることの大切さを感じていた。
『感情に対して怖がらずシャットダウンせずオープンにいる態度』
この彼女の言葉で
という彼の変化について私は考えていた。
多くの人が誰かの感情に対してビビるのではないだろうか?
この人を怒らせたかもしれない。
この人に嫌な思いをさせたかもしれない。
普通の人間だったら相手の気持ちを考えるという当たり前の優しさだと思う。
ただ、相手がとてもイライラしていることに対して
自分自身がシャットダウンしてしまうことがある。
勘定のワークができていないと
自分のイライラを見せることで相手をコントロールしようとし、
相手のイライラを感じてシャットダウンし無視してしまう。
私はイライラしている人を見ると
「どうしたの?何をイライラしているの?」
と聞くことがある。
その言葉に
大抵、驚かれるか、
距離を置かれるか、
私に怒られたと勘違いをされるか、
自分の感情がわからずに答えられず黙るか、
まあ反応は色々だ。
でも私は、単純にどうしたんだろう?って思っているだけだ。
二人の人間がいい時間を過ごそうと思って会っているのに、
隠しきれないほどのイライラがあるのであれば、
どうしたの?と聞くのは優しさだと思うからだ。
だから話して欲しいし、
そこで自分が役立てるかもしれないし(全く役立てないことも多々ある笑)
と質問をするのだが、
言われた本人が自身の感情に気づいていないと、次の会話に進まない。
だから、彼女の話を聞いて、
彼が自分の感情の深いところを見たことで、感情とはシャットダウンするものではなく
シェアして浄化して、次の気づきにつなげていく(ことがあるかもしれない)ものだとワークショップで体験したなら
きっと話し合っていけるのだろうと思う。
自分の闇を見たことがないと、
他人の闇を無闇に怖がる。
彼女に対して、(よかったねえ)って心から思った時間でした。
モノクロから虹色へ







































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