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母親の感情は子供の責任ではない。

私は、セッションをこの13年間してきて

たくさんの事例を見てきて、とても強く思うことがあります。





それが母親と子供の関係について。


母親との関係で傷がないという人はほとんどいないと言われるように

母親もまた完璧ではない一人の人間だから、

仕方がないと思います。


ただ、完璧か完璧じゃないかが問題なのではなくて、

母親が自分の感情を理解して、オープンでいるのか?ということが

とても大きな課題なのではないかと思っています。


自分の感情に責任を取れているか?


つまり、自分の機嫌を自分で立て直すことをしているか?ということ。



自分で立て直すことというのは、

一人で立て直すとは違います。


自分が不機嫌になった時、

自分の心に何が原因だったのかを聞くことをしているか。


それについて、その原因を癒して

また本来のパワフルな自分に戻ることができるか?


そのためには、旦那さんに話してもいいし、友人に話してもいいし、

何かのワークをしてもいいし、一人で抱える必要はないけど、

そこに対してオープンにいられるか?というのが鍵になると思っています。



というのも、たくさんの子供の傷が、

母親が

どうして、自分を置いていったのかわからない。

どうして、キツく当たるのかわからない。

どうして、弟や妹に優しいのかわからない。

どうして、無視するのかわからない。

どうして、いつも機嫌が悪いのかわからない。

どうして、急に怒鳴るのかわからない。

どうして、嫌味を言うのかわからない。



こんなにも大好きな母親が幸せそうじゃない顔を見ると

自分が何かをすれば、母親が笑ってくれるかもしれない、機嫌が治るかもしれない

そういって、自分を犠牲にする神経回路を作り上げて、それを親から離れるまでに何度も毎日のように繰り返し、最終的に家の外の人とも、そう言う関係しか作れなくなると言うパターンが多いです。



先日のセッションのこと。


「母親がいつも私に対してキツく当たるので、私は子供なんて要りません。

 そう思ってきましたが、好きになった人が子供が欲しいっていうんです。

 でも、怖いです。私も母親みたいになるんじゃないかと思って」



そうきた一人の女性がいました。


ずっと彼女のことを見てきたので、恋に落ちた時には泣きそうになりましたが、

次の課題がそこでした。


私は、本当に子供を愛せるのだろうか。。。。


その彼女のインナーチャイルドが出てきた時、


インナーチャイルドからのメッセージが


「泣いたり、傷ついたり、苦しんだりしたっていいんだよ。自分の気持ちを人と分かち合うのなら」


と出てきた時、

彼女が、天井を見ながら涙をボロボロ流して言いました。


「母親が何でそんなに辛いのか知れたら楽でした。

 そっか、私は、もっと子供に対して、母親みたいにキツく当たるかもしれない、じゃなくて

 私は、ちゃんと気持ちをシェアすればいいんだ」


と。



なかなかできそうで、できない。


母親という仮想的な威厳なのか

子どもに言ったって、わからないという幻想なのか

自分のそんな恥ずかしい感情を見せるべきではないという習慣なのか



でも、感情は分かち合えたら、それこそ愛を感じる体験になるんだと思います。



母親の感情の責任を、八つ当たりという形で子供がとる必要は無いのだと

改めて思いました。

その代わり、母親だって、一人で背負い込むこともなくて、シェアして家族なんだから愛を与え合えばいんだよなって。



今回のYouTubeは、そんな内容です。

モノクロから虹色へ



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