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パン屋さんで出会った不思議なおばさん

北海道に滞在中のこと


子供たちを学校に送る毎朝の日課として


子供たちをバスで朝送りに行った後、

駅前のパン屋さんによって、たまごサンドを買うのが習慣になっていた。


↓バス登校してます



私は、小麦粉も乳製品も普段はほとんど食さない。


小麦粉のグルテンに体が反応をしてまずは大腸がストップしたかのように排便がなくなる。


乳製品は、おっぱいが生理前に張ってくるのだ。


痒みも併発することもある。


だからグルテンと乳製品は出来るだけ意識的に避けている。


そんな私が朝食にパンなんておしゃれな西洋人のようなことを北海道でしていた。


私は、旅行に出た時には、ほとんど毎回筋肉反射テストを使って

自分に何があっているかを確認している。


この食べ物を食べても大丈夫か。


一つは、体がグダグダになったら子供たちの面倒を見れなくなるからだ。


アンドリューもいないし、

こんな旅行先で身体が食べたものでヘタったらたまったもんじゃない。



だから、キンハンで確認をする。

これを食べても私の体は元気でい続けられるか?と。


朝、もうおにぎりに飽きてきた子供たち。


パン屋さんからいい匂いがする。


いつもはパンの匂いを嗅いだだけでパンの種類によっては頭痛がする。


でも、朝私の鼻に入ってきた香りはとても香ばしくて美味しそうな匂いだ。



キンハンで確認をする。


筋肉:食べても良い。


私:まじか。


筋肉:まじだ。


私:本当に?


筋肉:本当だ。


私:え?いいの。


筋肉:いいって言ってるだろ


私:何も起きないよね?


筋肉:何もおこりゃしない。


キンハンをしながら、

ブツブツ言いながら、パン屋の前で立っている私。


そして、店内を見回して、どれだったら食べてもいい?と筋肉反射テストで聞くと、


たまごサンドをご指名。



えええ?!卵も一応乳製品ですけど。


私:いいの?


筋肉:いいよ。


私:まじで?


筋肉:まじだよ。


私:本当に?


筋肉:本当さ。


私:裏切らない?


筋肉:裏切るわけないじゃないか。



付き合いたてのカップルのような会話をブツブツとたまごサンドの前でしていると

店員さんが「何かご質問ございますか?」と声をかけてくれた。


いや、大丈夫です。


そう言って、たまごサンドを手に取るが、

何年振りですか?!というぐらいなのだ。


白いふわふわもちもちの食パンを手に乗る。


そのさきに「北海道小麦100%」と書いてある。



(おおお!北海道小麦のいい評判は聞いているわよ〜!)


そう思って、私はたまごサンドを手にして購入した。


そして、レジを終えて、外に出ると肩をトントンとたたかれた。


振り向くと、そこにはアジア人のおばさんの顔。

カタコトの日本語で聞いてくる。


「あなた今、パンの前で何をしていたの?」


一瞬、私は万引きGメンに捕まった気分になった。


「何って?」


「なんかパンの前で1人で話していたでしょ。」


「ああ。」


「あれ、何をしていたの?」


「あれは、えっと」


筋肉反射テストのことをどう説明しようかと

おばさんの表情から何から伝えたら理解できるかを一瞬で考える。


すると、おばさんがひそひそ声で言った。


「あんた、パンと喋れるのかい?」



「え?」


「あんた、ものと喋れるのかい?」


一瞬、どう答えたらいいのか、しどろもどろになった。


「えっと、喋れるというか、、、なんて言ったらいいんだろう」


「パンの声が聞こえるのかい?」


「聞こえるというわけではなくて。」


「じゃあ、パンの想いを感じるのかい?」


私の筋肉反射テストについて言いたいことと、

おばさんの予想している世界が全く違う感じが伝わってくる。


私は、なんかの特殊能力があってパンの声が聞こえるわけではない。


私の体がどれを食べたらいいかを教えてくれるだけなんだ。


そう言いたいが、きっとおばさんは、どう伝えたとしても

特殊能力として捉えてしまうに違いない。


なんて言ったらいいか。。。。


「ここのパンは、喜んでいると思うか?」


そんなの知らん。


そう思った時、北海道小麦100%の表示や店員さんの優しさを思い出した。



「何も聞こえないし、何も喋れないし、感じもしないけど、

 この小麦粉を作る生産者の方や、ここで働くパン屋さんの想いが

 ここの美味しさにつながっている気がして、

 それを感じていたんだ。」



嘘ではない。


そこの店の雰囲気は、とてもよかった。

パンも美味しそうに並んでいる。

パンを作っているところが見えるが、とても清潔で作っている人も

苦悩な顔ではなかった。



「あら、そうなの」


そう言って、そのおばさんは去っていった。


片手にその店のパンを大量に持っていた。


なんだったんだろう。



そう思ってホテルに戻り、たまごサンドを食べる。


パクリ。


おいちぃ。



なんて美味しいんだ〜!!!!


久しぶりのたまごサンド。


パンもふんわりしていてもちもちしてる。


これよねー小麦粉って!



私はとても幸せな気持ちになった。



それにしても、あのおばさんは、何をシェアしたかったんだろう。


どんな気持ちで私に声をかけてくれたんだろう。


もっとつっこんで話せばよかった。



あのおばさん、どこのアジアの国の方だろう?


不思議な時間だった。





モノクロから虹色へ






 
 
 

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