top of page

Laughter Laughter Laughter

大人になって大笑いをすることって、どれだけ無くなっただろうか?


母親になって、子供の一挙手一投足に笑顔の量と同じぐらい

スケジュールを考えて頭がパンパンになって、

眉間に皺を寄せることも多くなった。


携帯電話を開けようと

真っ黒なスクリーンにふと映る自分の顔にギョッとすることも少なくない。


今回の日本の旅で、

私は18歳の時から親友の家族と八ヶ岳に旅行をすることにした。


プールでもわんさか遊んだけど

スノーギアを借りて、ソリ遊びをしに。


子供のことで笑うことは多い。


でも、どこかで気を引き締めておかないと

ポーッとしてはいられないという感覚が体のどこかに漂う。


私の親友は、仕事と育児と家事で睡眠不足なようだった。


忙しい時間の中、私たち家族に会うために時間を捻出してくれたのだろう。


話している間も、携帯電話の方に仕事の連絡がピコピコ来ていて

その対応をしているようだった。


ただの家事と育児でさえ頭がパンパンなのに

フルで仕事をする彼女の生活を想像すると、どうやっているんだろう?って思う私。



話を聞いても、彼女にしか見つけられない答え。


最後の夜は、布団に入って、なんだか彼女のことばかりを考えていた。




最終日の朝、私たちはスキー場に向かった。

子供たちはすでに自分達でソリで滑って遊んでいる。


子供の動向を目で追う彼女。



旦那さんたちが子供たちをみてくれているので、


「由佳、一緒に滑ろう」


そういって、彼女を私が持っていたソリに乗せた。


そして、カメラを用意して、ビデオを回した。


大人二人の乗るソリは、予想以上にスピードを上げて銀色の雪の上を急降下した。

その間、15秒ほど。


私たちは大笑いをして。


二人で大学の急な坂道を自転車で夜中のダンスのレッスンの後

急降下をして帰宅した夏の夜を思い出す。



そして、もちろん

大人二人の乗るソリは、地面が平らに近づくと重さでゆっくりになる中で

意識は、現実に戻っていく。


彼女はすぐに子供たちに目をやり、「すごいじゃん、〇〇ちゃん!」と声をかけた。



一瞬のフルに自分になれる時間。


この一瞬を私はもっと感じたいと思う。


もっと気楽に、もっと自由に。




モノクロから虹色へ


Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page