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Happy 5th Anniversary

昨日の10月15日は結婚記念日でした。


あっという間の5年で濃厚な5年でした。



男性恐怖症で恋愛から離れてドキドキって何?って思っていた私が、

ドクターパッドのセラピーに通い始めて6ヶ月でアンドリューに出会って、

その6ヶ月後にプロポーズされて

一年半後に結婚式を日本であげて

家を買って

引っ越しをして

その一年後に流産して

その半年後にもう一度授かって

出産して、

その一年後にもう一人授かり

出産して3ヶ月の今。



仲が良いか?

いやいや、結婚記念日の前日なんて濃霧注意報が出るぐらい

お先真っ暗な険悪なムードでした。


先の見えない平行線の話し合い。


でも、翌日になったら、世界のバイオリズムがよかったんちゃう?っていうぐらい

朝起きたら、どうでも良くなって、

ハッピーアニバーサリーってアンドリューが言いました。


アイラブユーって。


『こんなデブでハゲのババアになった私を本当に愛しているの?』


と聞くと(*本当に産後太りが止まらないし、髪の毛が抜けて落ち武者みたいな状態)


大声で笑いながら、

『イエス』

と言ったアンドリュー。


そして、ふと思い返していました。

仲がいいっていうのは、多分、険悪で最悪ムードであっても

なんとか持ち越すことを言うのかもしれない、、、と。


そして、思い出した数ヶ月前の、史上最悪の喧嘩。


僕たちは父親と母親だけじゃなく、夫婦でもありたいと言うアンドリュー。

妻であるが母親になって、旦那さんが妻にとって最優先事項ではなくなったと言う。


そもそも、私自身、アンドリューを二の次にした覚えはない。

ただ、がむしゃらに毎日毎秒、目の前にいる子供のニーズにひたすら答えているだけだ。


そんな私を支えてよと思う。

(十分に支えてくれているものの、足りないと思うほど私の余裕がカツカツなのだ)


アンドリューがイライラしたら、私もイライラする。

お互いのイライラが加速し合う中で、子供達が寝たところで二人で話し合った。


その会話の中で、

『僕はね、子供たちのことが好きだけど、君に対しては、〇〇な気持ちだ』


と言った。

その〇〇という言葉は、私に対して絶対に言ってはいけない卑劣な下品な言葉だった。


女の1番の五感は耳である。

だから、私はその言葉に敏感に反応をした。


『は??』


その時の私の顔はすごく相手を見下し、呆れ、そして嫌悪感満載だっただろう。


男の1番の五感は目である。

だから、その表情にアンドリューは敏感に反応をした。


『は?』


お互いに、メンチの切り合い。

一触即発。



埒が明かない。


距離をおかないと、相手の顔をぶん殴ってしまいそうだ。

アンドリューは、それを察してかなんなのか、少し離れたソファーに座った。


そこで、私は一呼吸置いた。

そういえば、私が会話の方法について悩んでいる時、友人のランディが言ってた。


『いず美、どんな時も愛の場所から言葉を発することに戻るんだ』と。


そして、呼吸をついたあと、私はアンドリューに言った。


『今のあなたの言葉は、私は一生忘れない。

 墓場まで持っていくほどの、卑劣で私を侮辱した言葉だわ。


 この言葉を言ったあなたがにくい。憎々しい。

 でも、そんな気持ちであなたをずっとこの先思っていたくない。


 だから、時間を巻き戻す。

 もう一度、さっきの会話に戻ってやり直しましょう。


 そして、一つお願いがあるの。


 その言葉を使う代わりに、あなたの本音を教えて頂戴。

 さっきの言葉ではない方法で私にあなたの本当の気持ちを教えて。


 はい、さっきの椅子に座り直して』



そう言うと、『オッケ、Fair enough 』


とアンドリューが戻ってきた。


『よーい、スタート』

映画の監督ばりに、私はガチンコを切った。


アンドリューは天を仰いで一息ついて、言った。


『僕はね、子供たちのことが好きだ。

 ただ、

 君に対しては、怒りを感じている。

 なぜか、わかるかい。


 君のことをmissingしているからだ。

 君との時間がもっと欲しい。

 君と会話をもっとしたい。

 君ともっとコネクトしたい。

 君からの愛を感じたい。

 

  I miss you, Honey. 』


そう言った。

彼の本音を聞きながら、私は泣いていた。


そんな思いになってたんだ。

気づかないでごめん。


アンドリューにしてみれた

おっぱいの上に二人の子供が乗って絡み合った私たちの横でポツリと一人で寝ているのは

寂しかったのかもしれない。


私が日本語で長女と会話をして笑って、

アンドリューは私たちが何を言っているかわからない状態が寂しかったのかもしれない。


彼が帰ってきたのに気づかず

お風呂で子供とワイワイしていたら、寂しかったのかもしれない。


もしも私がアンドリューの立場になってみたら、

それは容易にわかることなのに、私はそれをする時間も余裕もなかった。



そして、彼が自分の気持ちを正直に素直に言葉にしてくれたことで

私は、ようやく彼の気持ちがわかった。


『ありがとう、アンドリュー。

 気づかなくてごめんなさい。

 どうしたら、もっとあなたにとって私が近く入れるように感じれるかな?』


そう私も素直に心から言葉が出てきた。


同じ感情の表現だけど、

怒りを持って伝えるか、vulnerableに自分の気持ちを正直に表現するかで

全くその後のシナリオは違ってくる。


自分が寂しいと言う気持ちを伝えるのは、弱いのだろうか?

いや、そう伝えられるアンドリューを私は強い男性だと思った。


『あたしゃ、アンドリューのその素直さに感激したよ。』


そう言うと

『僕も、Old Warrior で対応してしまった。


 New Warriorになる機会を与えてくれてありがとう』


と言った。


Old Warriorとは、先ほどのアンドリューの本音を言わずに

暴力的な言葉で、相手を威嚇して、負かして自分の気持ちを伝えるパターンだ。(実際伝わっていないが)

多分、ほとんどの男性がこう言うパターンだろう。トランプ氏がいい例だとおもう。


New warriorとは、後者のアンドリューの話し方だ。

自分の本音を素直に相手に伝えることで、理解をしてもらうと言うパターンだ。

この話し方はアンドリューの入っているMKPなどの団体の男性の話し方だ。


同じWarrior(戦士)のエネルギーだが

エネルギーの出し方が違う。

ナイフで相手の心を斬る話し方か

キャンドルを持って、相手の心のそっと語りかける話し方か。


私も大きく勉強になった喧嘩だった。


他人の二人が住んでいるのだから、

ぶつかることもある。


自分の体調によって相手に八つ当たりしてしまうこともある。


その度にモヤモヤして、

『なんなの?!』

『なんだよ!』

と言う気持ちで過ごす。


なんとか、日常に戻るけど、またそれが出てくる。


それを、毎回どう対処していくかの積み重ねで夫婦の未来が決まってくるのだろうと思う。


もうええわ。ってなるか

ああ、そう言う気持ちだったんだねってなるか。



とりあえず、

墓場まで持っていくはずの言葉も、

その場で手放すことが容易にできてよかった。


自分を理解して、素直に表現する=それが愛の場所から会話することかーと

とっても大事だと思った5年間でした。


ハッピーアニバーサリー、私たち。





モノクロから虹色へ














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