top of page

女性の強さ

  • 2020年6月9日
  • 読了時間: 5分

さて、来週から臨月だと言われて、少し気持ちが焦っていた私。

先週の金曜日に助産婦の方とオンラインミーティングがありました。

いつも会うポーラは、どこかに出かけているということで、

彼女のパートナーのヘイリーが、ポーラの代わりに面談をしてくれました。

娘を出産した時には、ヘイリーはまだミッドワイフの学校に通っていて、

もうすぐ試験だという段階でした。

二人が自宅出産にきてくれたことは、今でも私にとっては貴重な思い出のひとつです。

そのヘイリーが『いず美、元気にしていた?I have been missing you よ!』

と言いました。

そこから、ずっと会っていなかった時間を埋め尽くすかのように

二人でたくさんのことを話しました。

会っていなかった2年の間、

彼女は子供を授かり今5ヶ月になる赤ちゃんを抱えながらのミーティング。

ヘイリーに聞きました。

『出産はポーラが立ち会ったの?」

すると、そこから、彼女の出産について話をしてくれて、

私は泣きながら彼女の言葉を聞きました。

『いいえ、私ね、病院出産だったの。

 しかも、37週でね。

 ちょっと胃の調子が悪くて吐くのが1週間続いて何も食べられなかったの。

 赤ちゃんの状態を考えたら、もう、陣痛促進剤を使って出産を早めたの。

 痛み止めも使ったわ。

 助産婦の私としては、全くもって理想の形ではない出産だったわ。

 怒りもあったし、思い通りにいかないことを恨みもした。

 そして、計画通りにいかなかったことを、悲しく思い、手放す作業もしたわ。

 私、ミッドワイフよ。

 薬も使いたくない、自然分娩をしたい、それをサポートする私が

 陣痛促進剤をし、痛み止めも使い、しかも病院で産むことになった。

 これがどれだけ私の信念に反しているか、わかるわよね。

 でもね、いず美、私、この子を喜びの中で産んだの。

 いや、そう産むことに決めたの。

 大好きな歌を歌いながら、産んだの。

 私の好きな衣装を着て病院に行ったの。

 クリスマスの日だったし、私はこの子を喜びの中で産むって決めたのよ。

 だって、それだけの価値のある子だもの。

 怒りと後悔、悲しみにまみれたお母さんから生まれるなんて、

 そんなのこの子の価値に値しないわ。

 そんな気持ちで産みたくなかったの。

 どんな形であれ、

 この子は祝福され、喜びでいっぱいの母から生まれる権利があるもの。

 それがどんなに自分の理想にそぐわない状況であっても、

 あなたが生まれてきてくれたことに、あなたにようやく出会えることに対する

 喜びを誰も奪うことはできないわ。

 女性ってね、母ってね、いず美、

 喜びと怒りを両方持って、物事を成し遂げる動物なの。

 怒りを感じていても、喜びを選ぶことも、同時にできるの。

 それが、私たち女性が本来、持つ強さでしょ。

 それは、もうあなたは知っているわよね。

 だって、すでに出産を経験して、育児をしてきたのだから。

 そして、その出産をするあなたの強さを私はこの目で見たから、今回の出産も

 あなたは大丈夫だって信じている。』

 彼女の強さを画面越しで感じながら、涙が出てきたんです。

 実は、私、陣痛を一度経験しているが故に、陣痛が怖いんですよ。

 あの痛みに私、また22時間も耐えられるかしら?って。

 あの痛みをまた経験するのが、どこかで怖くて。

 だから、するりと産むためにヤムナで体を整えたり、

 週に一度必ずピラティスのレッスンを受けたり。

 今、できる限りのことをしているんです。

 でも、そんな私に

 恐怖の中で産まないでって、ヘイリーはいいました。

 あなたに会えて嬉しいわっていう喜びと共に赤ちゃんを迎え入れてって。

 このお腹の子は、喜びと共に迎えられる権利があり、

 それだけの価値のある命なのに、

 私は自分の不安でその喜びを危うく見過ごしそうになっていたなあと反省です。

 その話をしながら、ふと思い出しました。

 このお腹の赤ちゃんを身篭った時、

 私は顔中が原因不明で腫れるということがありました。

 その時は安定期でもなかった妊娠初期で、

 解毒剤を飲めない状態でした。

 それ以上に、娘もまだまだ1歳半で手がかかり

 この中で妊娠をして、大丈夫だろうか?と思っていた時期でした。

 その時に、お腹の中の赤ちゃんから

『ママ、もしも、私のこと、いらなかったら、解毒剤を飲んで

  私、バイバイしてもいいよ。』

という声が聞こえて、

 『そんなことをするわけないじゃない!』と

 車を購入する場所の外で1歳半の娘を抱っこで寝かしながら

 叫んだのを覚えています。

あの時に、私はこの子を育てることを決意したんだったなあ。

その子にようやく会える。

その未知の世界に、私はビビっていたけど、

そうだった。

私は、母にしてもらって、陰と陽の両方が存在することを初めて経験したんだったと。

悲しいけど、嬉しい。

辛いけど、やりたい。

痛いけど、欲しい。

悔しいけど、ありがたい。

一見ネガティブに見える感情と、ポジティブの感情が両方とも

同時に存在するという

今までなかった経験を持つ神秘さを感じ、

初めて、陰陽の統合ってこういうことを言うんだって。

陰を陽に転じることが大切なのではなく、

陰も陽も両方が同時に存在できることが強さなのだと感じれた母になってからの2年。

何があっても大丈夫。

 Everything is gonna be all right

 今回の出産テーマソングは、ボブマリーだな。

出産時にこの曲かけてもらおー

お腹の子は今日も激しくボコボコと元気に蹴り続けています。

そして、おっぱいからはお乳がすでに滴り落ち始めていまする。

モノクロから虹色へ

コメント


Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page