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てんかんの原因3


(*いつも一定の距離がある二人。ジェイミーは無関心を装っていた)

次のセッションへ進む時

私はふと思い出したことがあった。

ホメオパシーの情報をくれたヨガパドマのみかちゃんからのメッセージだった。

ホメオパシーでこの二つのレメディがいいよと言われたもの。

その二つのどちらがジェイミーにとって効果があるのかをチェックすると

レメディのもつ感情の意味に反応があった。

嫉妬心。

こんな気持ちからは、程遠いように見えたジェイミー。

でも、彼女の潜在意識は嫉妬心に反応をしている。

まあ、確かに私とアンドリューの中で赤ちゃんのように扱っていたジェイミーは

娘が生まれてから、特別なたった一人(一匹)の存在では、なくなってしまった。

嫉妬心でセッションを行おうとするが、そのトピックでは許可が下りなかった。

嫉妬心じゃないか、、、、

そして、この数日で私が感じていたことを思い出した。

現時点で、わたしの愛は分割するように使われている。

愛って、倍増してくものだと思ったけど、分割してる関係性しか作れていない。

誰かに時間を割くと、誰かが犠牲となるパターン。

私が、ジェイミーに時間を割くと、娘の嫉妬が起こる。

ジェイミーを抱っこしていると、娘が抱っこをせがんでくる。

どちらかを取ると、どちらかが犠牲になる。

私と仕事、どっちが大事なの!?的な。。。

この私の行動、、、頭が悪すぎる。

でも、ハッキリとした答えは見出せなかった。

こんな状態で、今お腹にいる赤ちゃんが生まれたらどうなるんだろうか???

頭を横にぶんぶんと振った。

今から、そんなことを考えてたら、気がおかしくなるわ。

ただ、それは私の問題だと思っていたのだが、

それをジェイミーの問題としてセッションを行うと出たのだ。

『愛を倍増することについて』

そのトピックでセッションは始まった。

『私は愛をシェアします』

そんなゴールをジェイミーの潜在意識は選んだ。

ほぅ。

そこに

このようなメッセージがサポートとして出てきた。

【愛をシェアしたいと思えない時は、『自分が愛されている』という感覚がない時】

確かに、自分が愛されている存在だという自信が欠けていると

愛をシェアするどころか

密かに心の内側で

嫉妬したり、猜疑心を抱いたり、拗ねてみたり、自信喪失してみたり

無駄で疲れる心の動きが多くなる。

ジェイミーは、愛されていないと感じ、嫉妬をしていたのか。

修正で『不要な誓いを解く』が選ばれた。

不要な誓いとは、

以前に立てた誓いで自分の行動が拘束されてしまうことを指す。

例えば、結婚した時に、神父さんの前で誓いを立てる。

離婚をした後も、その誓いが自分の中に続いていて、

未だに再婚できない、、、とか。

自分の父親が亡くなる時に、

父親にお母さんのことを頼むと言われて、うんと言った少年が

大人になってからも、お母さんのことが心配で

彼女ができても、なぜか結婚に踏み切れない、、、

とか。

昔、立てた誓いで、自分が身動きが自由に取れなくなっていることか。。。

そこで、前回のセッションで出てきた

『山羊座の性質を手放し、健康を取り戻す』

という文章を思い出した。

21ヶ月前に娘が生まれたとき、

自宅出産だったので、ジェイミーはそこの場にいて一部始終を見ていた。

だからジェイミーは赤ちゃんの誕生について理解をしている様子だった。

ただ、翌日、

私たちはどう赤ちゃんを扱っていいのかわからず一睡も出来ていない状態で

私も出産後で立ち上がることができず、体が不自由な中、

ジェイミーの世話をすることができないということで

ドッグトレイナー兼、犬を預かってくれる施設の人にお願いをして

数日ジェイミーを預かってもらった。

それでも私はジェイミーが家にいないのは、

嫌だということで、二日後にジェイミーは戻ってきた。

ただ、その時に

アンドリューと私の間に一つの不安があった。

今まで赤ちゃんとして扱われてきたジェイミーが、

娘に対して悪さを起こすのではないかという不安。

双子のお子さんが生まれた家で、

飼っていた犬が噛み付いて、里親に出すなんていう話も聞いていたので、

ジェイミーを手放したくなかった私は、

ドッグトレーナーの方に頼んで、

ジェイミーを赤ちゃんのそばに近づかないように訓練をしてもらった。

これが

【不要な誓い】

だった。

ドッグトレイナーの人がジェイミーに

『あなたは犬なんだから、赤ちゃんを一番に尊重しなさい。

 赤ちゃんに距離をおきなさい。

 赤ちゃんに近づいてはダメです。』

というトレーニングをしてくれた。

不要な誓い、

それは、

娘と関わらないこと。

自分よりも、娘のことを優先にさせること。

本当の彼女の心は、二番手で良いわけでもなく、寂しくないわけでもなかったのだ。

ただ、その山羊座の性質である”忍耐強さ”を自分への誓いとして

本当の自分の望みではないけど、誓った。

私は、泣けてきてしまった。

あなたを、二番手にしたかったわけでもない。

あなたを、たかが犬だからと思ったこともない。

そして、自分の心が泣き叫んでいるのに、

「こうしないと!」と

いう呪文に苦しむ辛さは

私自身が一番よくわかっていた。

心の声ではなく、頭の声に従う。

これをすると、私たちの体はバラバラになっていく。

ジェイミーの体もバラバラになって、体重が減り、足腰が弱り、

アンドリューに牙を向け、娘には噛み付く真似をして

最終的には、てんかんを起こした。

私の外からの情報にまつわる《不安》で、トレーニングをしてしまったばかりに。

目の前にいるジェイミーの動向をしっかりと見ずに、

他人の経験から起こる《不安》から決めつけていた私の、間違った判断で。

ごめんなさい。

私自身、わからなかったの。

あなたが、もしも赤ちゃんに危害を加えたら

どこか里子に出されちゃうかもしれないことが怖くて、

ドッグトレーナーにお願いをしたの。

でも、あなたがそれをするかどうかも分からないのに勝手に決めつけて

守った気になってた。

ごめんなさい。

そう心の中で何度も謝った。

彼女の体の修正は、心臓の経絡を整えることだった。

心臓の経絡は

『本当は伝えたいのに、伝えられない痛み、苦しみはありますか?』

というメッセージがある。

本当は、愛されたかった。

ただ、ジェイミーも私たちの子供の一人として愛されたかっただけ。

あなたは犬だから、外にいなさい。

赤ちゃんに近づかないで!

そんなトレーニングを私はしてしまったんだなあ。

セッションを無事に終えると、

私の中にも、犬のジェイミーと娘の二人に

もっと愛をシェアしようという気持ちになっていた。

そうではなかったわけではない。

でも、私はジェイミーが一人で自立したように見えることに甘えて

ジェイミーに愛を示していなかった気がする。

教育実習をしていたときのことを思い出した。

学年で、とてもやんちゃでいつも怒っている生徒がいた。

その生徒の担任の先生と放課後話す機会があった。

『大変ですね、〇〇君。』

そういうと

『いや、あのね、彼の場合はちゃんと自分の怒りを示してくれるから楽なもんだよ。

 彼の考えていること、何に対して怒りや不満を感じているか、すぐにわかるだろ?

 僕たちがちゃんと注意してみないといけないのは、〇〇さんだよ』

わたしは、その発言にビックリした。

だって、その〇〇さんは、生徒会長もするぐらいの頭のキレた状況を読める

なんの問題もない生徒だったから。

そんなことを一瞬のうちに表情で読み取り、その担任の先生は言った。

『明日から、彼女のことをよく観察してごらん。

 彼女の本当に考えていることって、見えない時が多いんだ。

 優等生ほど、手のかからない生徒ほど、気をつけてみるべきだよ。

 そこにあぐらをかいてると、後から大きな事件が起きるんだ。』

教育実習の時にみた優等生の生徒のように、

彼女は何もしなくても大丈夫だろうと思っていた。

その数日後、彼女は万引きで捕まった。

誰もが、え?あの子が?と言ったが、

わたしは、こういうことなんだ、、、、と妙に納得をしていた。

数日間、

彼女の作り笑いと、なんでも頼りになる気質ぶっているのが見え隠れしたからだ。

その女子生徒とジェイミーが私の中でダブった。

ジェイミーにも、わかっているはず、、、ではなく

ちゃんと愛していることを伝えようと思った。

セッションが終わって、ベッドルームに戻ると

久しぶりにジェイミーが私のベッドに来た。

そんな事、本当にどれぐらいぶりだろうか。

いつも私と娘が隣同士で寝るところから、少し離れたところにいる彼女が

『私も仲間に入れて』と言わんばかりに来たのだ。

私は疲れて、ジェイミーの体温を久しぶりに感じながら、そのまま寝てしまった。

そして、翌日、一変したジェイミーの行動に

私は、インテグレイティッド・ヒーリングのIHの素晴らしさを改めて感じたのだった。

愛をください

そう真摯に来るジェイミー。

そして、ジェイミーと娘が

初めて

キスをした。

この光景を、私は見たことがなかった。

ジェイミーが娘に噛み付こうと脅かす様子もない。

彼女の中で何かが変わった。

アンドリューに牙を向けることも一切なくなった。

ただただひたすらに何かから解放された彼女は全身で

愛して、愛して。

そう単純に自分が欲しいものを求めてくるようになった。

その変化にはアンドリューも目を見張った。

『よしじゃあ、僕の顔を近づけて、ジェイミーが牙を剥くか実験してみよう』

といい、顔を近づけると

ジェイミーはアンドリューの顔を舐め始めた。

久しぶりに舐められたアンドリューは、

『オーマイガー』と

ジェイミーを抱きしめた。

『僕の犬が戻ってきた。。。。』と。

(こんな風に見つめ合うこともなかった。ジェイミーが彼女を見るなんて。。。)

自分のベッドでウトウトして寝ているジェイミー。

何日ぶりにジェイミーの、この寝顔を見ることができただろうか?

そうカレンダーを見ると、あのてんかんが起きた時からちょうど一週間経っていた。

ようやくジェイミーが家族の一員として仲間に戻ってきてくれた気がした。

そして、彼女がてんかんを起こしてから3週間経った今、

彼女は食欲を取り戻し、しっかりと歩くことが85%はできるようになり、

ソファの上も上ったり降りたりできるようになり、

そして、

娘の近くで寝ることも、アンドリューの膝に寄り添うこともするようになった。

昔の彼女が戻ってきた。

てんかんはあれ以来一度も起きていない。

薬は、もちろん取っているが、それ以上に彼女のスピリットが戻ってきた感じだ。

どうなっていたのだろうか???

そう考えると、本当に神様からのギフトのヒーリング方法だと心から感じる。

感謝でいっぱいです。

モノクロから虹色へ

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