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聖なる生理の血液


*こちらの絵はこの記事から抜粋

昔々、私が図書館で本を読んでいた時こんな物語に出会った。

毎月、山から乱暴な山男が村に降りてくる。

『少女の生き血を出せ!さもなくば、この村全員をぶっ殺す。』

そう怒鳴り声をだす山男に震えながら、村人は泣きながら、

毎月、少女の体を山男に受け渡す。

山男は、美味しそうに少女の生血を吸い尽くし、満足して帰っていく。

そして、また村に平穏な1ヶ月が訪れる。

それでも、

来月はどの少女を人質として出そうかと村人はいつもビクビクして過ごしている。

そんな内容だったと思う。

その話の結末はどんな風になっていたのかまでは覚えていない。

そして、それに似た話を私はなんども違うバージョンで読むことになる。

不思議と、『どうして少女の生血なのだろうか?』と幼い私は考え、

そして、この関連の話に魅了されていた。

今、母にこの話をすると『そんな昔話は聞いたこともないねえ』と言われる。

友達に、こんな昔話があったよね、って言っても、『聞いたことないねえ』って言う。

でも、私の心には鮮明に残っているのだ。

『どうして、山男は少女の血を吸ったら元気になるのだろう?

 そもそも、どうして、少女の血ではないといけないのだろうか???

 鹿とか牛であっても良いはず。婆さんだっていいハズ。どうして少女?』

そういつも思いながら、昔はその本のページをめくっていた。

そして、大人になって生理のことや子宮のことをもっと勉強するようになって、

きっとこの本は、女性のPMSについての本だったのかもしれない

と思うようになった。

PMSに悩まされる女性は1ヶ月に一度、山男のように乱暴者になって、

こんな風に早く生理が始まって!!!って思っているのかもしれない。

だから、生血と称したのは本当は生理のことで

生理がくると落ち着いていつもの生活である山奥へと戻っていく。。。。

きっとあの昔話の作者はPMSに悩む女性の話だったんだ!!!

そんな風に思ったことがあった。

そんな着地をした私の疑問だったけど、最近この記事に出会った。

その内容は、

女性の生理の血には生まれ変わることができるような感覚となる生理の血には

ステムセルがあると言う内容であった。

その男性は、50代後半の体を鍛えていない男性だが、生理の血があまりにも精力的なので、そのエネルギーを消費するのに、1ブロック走らないとならないほどだったと。

そして、かつてキリスト教の宗派の一つに『女性の膣を崇拝する』と言う内容の

スピリチュアルなアガペと言うものがあった。

その宗教で行われた大切な儀式の一つは、生理の血でできた”不滅の飲み物”を用意する事だった。

その生理の血というのは、癒しのステムセルがフルにあり、細胞が再生することを実際にアクティベイトさせるものである。

スピリチュアルな面で言えば、天国やパラダイスへの宇宙意識に対してオープンにさせるものである。

その神聖なる大地なる母である女性の生理の血は、

ユダヤ教などで途中、”男性の血の聖杯”とすり替えられてしまった。

ほとんどの時代、ほとんどの世界で、新しく生まれ変わる、再起するというのは、

女性のエネルギーを祝福することで成り立っていたが、いつしか男性の力というものに入れ替わってしまった。

そんな記事の内容を読んで、

あの昔読んだ物語はきっと、

私たち女性の血は、

男性を精力的にさせるほど、

もしくは、

いきり立っている男性を安心させるほど、生まれ変わらせるほど、

力があるのだということを

そのまま書いた【女性崇拝】の本当にあった儀式の昔話だったのかもしれない。

女性を崇拝するのであれば、男性も同じくらい崇拝されていいのだと思う。

生理がない方が楽とか、

生理を人工的に止めてしまうとか、

生理なんて恋人がいない私にはいらないとか、

生理は邪魔とか、

生理が旅行に重ならないように人工的に操作しようとか

生理があることってなんてスーパーパワーなんだろうか

に変換してみたら

生理について意識って変わるのかなあ。

私は、生理が来ることが楽しみで、自分の体と会話とすることが楽しくて

毎回生理の血を見ながら、自分を理解しようとしたものだけど、

そこに、男性を元気にしてしまうほど、聖なる盃として飲みたくなるほどのものを

この女性の体から排出しているのか!と思うと

女性って神じゃん。

って思っちゃう。

ますます、生理の血が神聖なるものとして愛おしく感じてしまう。

昔話も、

悲しい物語ではなく、女性ってすごいんだっていう物語に見えてきたのだから、

物事って全て見方によってこんなに変わるものかと。

自分の体から汚い血が出ていると考えるか

自分の体から神聖な血が出ていると考えるか

たったこの二つの選択だけど、

神聖な血が出ていると考えた方が私は自分を愛している気がするから、

神聖な血だと考える方を選択しようと思う。

そして、

多くの女性にも神聖な血が出てることを認識して自分の身体を大切にしてほしい。

そして、

多くの男性にもその神聖な血を出す女性を大切にしてほしいと思う。

モノクロから虹色へ

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