トラウマの解除

愛知の自然分娩で有名な吉村先生の本や映像で、

『妊婦さんは１日２〜３時間歩くのを目標とする事』

なんて聞いたものだから、毎日歩き始めた私。

だからと言って、すぐに２時間は歩けず、少しずつ時間を増やしながらなんとか４５分まで歩ける様になった私。

山の中、犬の散歩も兼ねて毎日のハイキングコースを歩いているとき

急に大きな犬が走って、うちの小型犬に対して、じゃれ合い始めた。

じゃれ合うと言っても、うちの犬と相手の犬では、

お相撲さんと幼稚園児ぐらいの体格の差なので

うちの小型犬がいつ噛まれるのかと思ってヒヤヒヤしているところに

その大型犬のオーナーが登場した。

そのまますれ違いながら、『行くぞ』なんてそのオーナーが声をかけると

すぐにその犬は走り去ったが

私達はちょっと怖いなあなんて思っていた。

ハイキングコースはループになっていて、ぐるりと一周出来る。

駐車場に向かって山を下りていると、

遠くからさっきの大型犬が走ってくるのが見えた。

あのオーナー、また、放置している。

とっさに、うちの犬を抱きかかえた瞬間に、

その大型犬が私のカラダにフルスピードで走りジャンプをした。

多分、うちの犬を捕まえようとしたのだろう。

でも、ジャンプをした瞬間に、私はお腹を飛び蹴りされた。

一瞬にして『う。。。。』っとなり、お腹の子供とジェイミーを庇う形で

カラダを丸めた。

それを遠くから見ていたオーナーが

『Are you oK?』と聞いて走って来た。

何度もジャンプする犬をどうにかして欲しくて

『私、妊婦なの。だから、犬にジャンプされるのはテイク出来ない！！！』

そう大声を上げた。

すると、『オーマイガー』と言って

犬の首輪に縄をつけて『ここから縄を付けて歩くから』と言われた。

『プリーズ！！！！』

と言ったけど

怒りが止まらなかった。

なにしてんねん！！！こいつ！！このクソジジイ！

そんな気持ちになっていると、そのまま犬とオーナーは逃げる様に去っていった。

ショックで数歩歩いた後、カラダがガタガタしはじめた。

恐怖で固まっているのが分かった。

怖くて、仕事中のアンドリューにすぐメイルをした。

仕事中にも関わらず、すぐに電話をくれ声を聞いた瞬間に涙が溢れ出た。

ホッとしたのか、悔しかったのか、なんなのか、、、、

そして、「カラダは大丈夫か？痛みはあるか？出血はあるか？」

そう聞いて、「一番大事なのは二人が安全な事だから」

そう言って、「お医者さんに明日行こうか。」

と予約をしてくれた。

犬のオーナーの事について何も言わなかったアンドリュー。

怒っている私のカラダの反応がすごく不快に感じて、

この感覚をずっと持ち続けるのはイヤだなぁ。

きっと赤ちゃんにも良い影響はないなぁ。

この怒って、相手をせめている時点で私は超犠牲者意識にはまっている。

私は、知っている、「犠牲者意識」がどこにも到達しないことを。

だから、”ここで私が選択出来る事はなに？”

そう自分に聞いてみた。

『赦す事』

罰を与えたい自分、

オーナーをぎゃふんと痛い目に遭わせたい自分、

私がどれだけ怖い思いをしたかをオーナーに味わせたい自分。

いろんな自分が出て来た。

でも、そこにエネルギーを使いたいか？

自分が復讐の気持ちで居続けたいか？

犠牲者でい続けたいか？

もう充分に私は過去に復讐心で10年間をカラダをボロボロにして来たではないか。

また正しさを武器に、自分を傷つけるのか？

自分が犠牲者にカムバックするのか？

そう考えた時に、

まっぴらごめんだね、と心底思った。

私はもう、犠牲者となり、傷ついて正義をふりかざすのは充分にやって来た。

そして、傷ついて正義を振りかざすのは、私の過去のパターンだ。

新しい選択をしよう。

そう思い、カラダにそれを手放す方法をスキャンした。

すると、この間の１１月にマチルダから学んだトラウマを解除するヒーリングメニューが出て来た。

各指を触りながら、

私は安全である。。。。

そう言いながら、山を下りた。

４つの鍵となるセンテンスを言いながら、指の指定された場所を触りながら

このセンテンスを言い続けると

山を下りた時には、もう私は大丈だってなっていた。

本当にIHは凄いと思う。

一瞬にしてさっきまでの憤りから、

自分の感情のチャンネルを変える事が出来るのだから。

そして、山を下りた所にある公園で、

私は、自分で自分に対して、インテグレイティッドヒーリング（IH）(クリック）

セッションをした。

IHの素晴らしい所は、今自分がどの方向に行きたいのかを『目標設定』というかたちで知る事が出来る。

私のカラダが選んだ目標は

相手を赦す、でも、クリアになる、でもなくて、

『私は幸せにフォーカスをします』

だった。

そうだ。

人生なんて色々ある。

たかだか犬一匹に、私の大切な幸せを左右されてたまるか。

たかだか犬一匹に、どうして私にこんなことが起きたの？なんて犠牲者に戻って

たまるか。

そして、自己セッションは15分程で終わった。

シンプルなセッションだが、自分のエネルギーが明らかにぐるんとシフトしているのが分かる。

セッションが終わった時に、アンドリューからLINEがきた。

『僕は信頼しているんだ。

　ユニバースがこの赤ちゃんを僕たちの人生、

　そして世界を変える為に必要としているって。だから、赤ちゃんはきっと大丈夫。』

こんな風に私はずっと強くなりたかった。

起った出来事に対して責めて相手をけちょんけちょんにする強さではなく、

何が起こっても、私は絶対に大丈夫だという強さ。

私は幸せにフォーカスをする。

IHって本当に凄いと思う。

＊このトラウマのクラスは今年の11月にサンディエゴで開催予定(クリック）です。

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