痛みと喜びと

(*写真は愛と癒しのアメジストとローズクオーツのクリスタルボトル。こちらから)
日曜日の朝の仕事。
一人のクライアントさんがマヤ文明マッサージのセッションに来ました。
『どうしましたか?』
そう聞くとこんな風に教えてくれました。
『私ね、今9歳になる娘達がいるの、双子なのよ。
彼女達が生まれてすぐ3ヶ月で私ね、妊娠をしたの。
双子だったし、私はとてもじゃないけど、無理だと思って
薬を飲んだの。流産させる薬。
それを飲んでから、私のカラダ、今までとは違うのよ。
生理周期は不定期だし、なんかおかしいの。
マヤ文明マッサージでお願いをしたいわ。』
話だけを聞くと、
出産後のホルモンバランスと
妊娠のホルモンバランスと
薬による強制的なホルモンバランスが
強烈にぶつかり合っている感じがしました。
『そんなホルモンのアップダウンが激しい中で,どうやって生きてきたの?』
そう聞くと
『I don't know. I always say " I am fine" so I deal with it by myself. 』
(分からないわ。
いつでも私は大丈夫って言って来た。だから全部自分で何でもこなしてきたわ)
私も心音が聞こえない時に、お医者さんに言われました。
『君には三つのチョイスがある。
1つは自然に身体が排泄するのを待つ事だ。
2つ目は、薬で子宮を収縮させて出すこと。
3つ目は、手術で搔き出す方法だ。
もしも君が僕の娘だったら、僕は自然に排泄するのを勧めるよ。』
アンドリューが聞きました。
『薬による副作用は?』
すると、Dr.が
『すぐに薬を飲んで、排除して前に進みたいという気持ちも分かる。
ただ、身体って言うのは、imperfect の世界なんだよ。
副作用はある。もしもそれでも子宮が排除しきらなかったら、
また薬を飲む事になる。
僕は,それ以上に君たちが体験するべき事が有ると思うよ。』
私たちのカラダは『 imperfect world 』なのだ。
そのDr.の言葉が、未だに耳に残る。
完璧ではない世界。
だから、なにが起きるかは想像もつかない事が多々ある。
これでよし!と確認しても、思わぬ展開を見せる事がある。
だから、これをすれば万全だなんてつまらない事が無いエキサイティングな世界を
カラダに所持している女性のカラダってなんて素晴らしいのだろう。
さてクライアントさんのセッションの話に戻りますが、
彼女のカラダが
『薬に対して身体が自分の物ではないと反応をしているので、
身体が受けいれる様にエネルギーを整える』
というIHのプロトコルが出て来ました。
『私は、自然流産の経過を待ったけど、
薬はどのようにあなたの身体に作用したのですか?』
『そう、あなたも同じ経験をしていたのね。薬の場合はね、
とても強い収縮を感じたの。とても痛かったわ。でも、I was fineだったわ. 』
筋肉が反応をしません。
それ以上彼女は口を開く事も有りませんでした。
私は言いました。
『私はあの経験の時に、
旦那さんがそばでずっとずっと私の身体を抱きしめてくれていたの。
アンドリューは、凄く怖かったみたいでね。
でも、あの体験で、彼は私の事をこんなにも守ろうと必死になってくれるのかと
感謝も出て来たんだ。』
すると彼女がカオをしわくちゃにして
『私は、旦那が許せないの。
あの日に薬を今から飲むわって言ったら、
オッケーって言って、サーフィンに友達と出かけて行ったの。
私は、あまりにもその彼の態度に信じられなくて、
That's fine! (もういいわ!)って一人でその痛みも赤ちゃんの排出もやったの。』
自分が命を手放そうとしている時に、
旦那さんがサーフィンをしに友達と出かけてしまった。
典型的なアルファな女性の彼女。
自分で何でもどうにかしようとする所が私にも深く分かって
彼女の痛みも同時に理解が出来ました。
ただ、ここで『酷いわね』ととどまっていても、何一つ彼女の成長にはならない。
『ねえ、私ね、流産してみんなは可哀想だと言うけど、私は最大のギフトをもらった。
痛みの代わりに、今まで見えなかったギフトをもらったの。
あなたにとって、その痛みの代わりに貰ったギフトはなんだったと思う?』
沈黙の中、彼女が天井を見上げて少しの間考えた後、彼女が口を開きました。
そして、少女の様に泣きじゃくりながら、
『あの後、私は彼を最大になじったわ。
そして、そこから、私がそばにいて欲しいって言う時には彼は絶対に私のそばにいて
私のサポートをしてくれる様になった。』
と教えてくれました。
今までI am fine と言い続けていた女の子が、
ようやく『そばにいて欲しい』と言えた。
ここまでヒドイ!!!と思う事がなかったら、
多分ずっとI am fineと彼女は言い続けただろう。
ちょっとやそっとの事で根を上げないのがアルファな女性達だから。
I am fine ほど、つまらない人生はない。
特に目の前に自分をサポートしたいと言う人がいるなら,尚更。
私もずっとI am fine って言って来たから知ってる。
心臓って、いつも波打っていて、アップダウンする。
ホルモンもアップダウンを一ヶ月かけてする。
エストロゲンなんて2回もアップダウンする。
あれで、私たちは生かされている。
だから、本来、アップダウンがあるのが人生であり、生きる事なんだと思う。
I am fine って 心電図の”ツー”っていうフラットな状態。
つまり死んでること。
『痛みと引き換えにギフトに気付く。』
そしたら、私たちは感謝しか残らない。
痛みを引きずったままだと罪悪感か責めるか、拗ねるがつきまとう。
すると、“ツー”の方が良いってなりがちだ。
でも、ギフトに気付いたら、また鼓動を開始出来る。
不完全な世界に生きる私たち女性が、様々な経験を感動や感謝に変えて
アップダウンにドラマチックに世界を彩っているのは間違いないと思う。
手元に残された痛みをギフトに変えた瞬間に、世界は虹色にいとも簡単に変わるのだ
モノクロから虹色へ



































コメント