探偵を雇うほど好き
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『探偵を雇って私の大好きな人の調査をしてもらっているの。
でも、なかなかうまく行かないのよ。
彼と出会った時に思ったわ。私と彼は運命だって。
でも、彼は医者で患者と恋仲には落ちれないから、私は彼の所に行くのをやめて
かかりつけのDr.もかえたの。
それで、すこしの間デートをしていたのだけど、なかなか彼が私に対して
積極的にならないのよ。
どうにかして!』
アメリカ人のクライアントさんに会うと、
自分の欲しい物がはっきりとしていて、手に入らないから、どうにかして欲しいと
伝えて下さる方が沢山います。
それとは、対照的に日本人のクライアントさんは自分の欲しい物が分からなくて
それでもこの状況から脱したいのですと言う傾向が多い気がします。
謙虚さのあらわれなのか、なんなのか、
今回の探偵を雇ったアメリカ人のクライアントさんに出逢った時にもそんな事を感じました。
さて、インテグレーティッドヒーリング(IH)のセッションをお申し込みしてくださった彼女。
でも、彼女のテーマの、『大好きな彼とうまく行く』を潜在意識が選びませんでした。
何分かお話をした中で出て来たのは『私は愛されるに充分ではない』というトピック。
こんなに積極的に追いかけているので、このテーマは何だかチグハグな気がしたのですが、セッションが終わる時には、全てがなるほどという落ちどころになるのでIHって面白いな〜と思いました。
彼女に聴きました。
『愛されるに充分ではないとはどういう事ですか?』
『私ね、今回探偵を雇って、彼の仕事場から住む場所まで調べてもらったの。
そして、彼の良く行くスーパーも見つけてもらおうと思ったのに、
探偵がね、契約時間が来たから帰ったって言うのよ。
もう、もう少し長めに取れば良かったわ。
でね、探偵は彼がよく行くハイキングの場所を教えて来たけど、
ハイキングの所でなんて会わないっつーの。
だって、ヘアスタイルが乱れるし、汗でベタベタしているし、
ワークアウトの洋服なんて自分のベストな状態ではないもの。
それにしても、私がここまで頑張っているのに、彼の努力が見られないのよね。
私がいつも好かれる人、うまく行く人は、ロボットみたいなつまらない人。
こういう人には、私、モテるのよ。』
私:『そうですか。
ロボットみたいな人にモテる事と愛されるに充分ではないと
どんな関わりがありますか?』
『あのね、私、男の人の前に行くと,お話が出来なくなる。猫をかぶるのよ。
なんか自分らしく振る舞ったら、好かれないって思っているの。で、そう言う時に会うのがロボットみたいな人なのよね。人間味溢れる人とは話が出来なくなっちゃう。
でも、今回の彼は違ったわ。会った瞬間からずっと知っていたかの様に一杯話したの。だから、彼と一緒になりたいのよ!』
『えっと、その沢山話したは、医者と患者だからではなくて??』
『違う、なにか化学反応がお互いの間にあったの!私には分かるの。』
彼女はとてもエネルギーッシュです。
だから、彼女が黙って話が出来なくなる事が想像すら出来ない程。
それでもセッションを進めて行くと
”ネガティブなエネルギーコードを断ち切る”というプロトコルが出て来ました。
人と人が出逢う時に何かしらのエネルギーが通います。
そのエネルギーがコードとなって互いを取り巻くことは、日常茶飯事です。
ただ、それがネガティブに働く事があります。それがある事によって自分の行動が
思う様に行かないという支障が出て来ます。
離婚をしたけど、前の旦那さんとネガティヴにつながってしまって、新しい恋に発展出来ないというのはよくセッションでも目にします。
彼女にそれを伝えると、『前の旦那かしら?』と言いました。
でもカラダはノーの反応を出します。
そして、次に彼女が言った言葉が『父親。。。?』と恐る恐る言いました。
カラダがイエスの反応をします。
そして、『そうです』と伝えた瞬間、エネルギッシュだった彼女が一瞬にして黙り
天井の一点を見つめ始めました。
続く
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