top of page

有名人に会う


カリフォルニアに住んでいれば、

一度か二度は誰でも有名人がクライアントさんとしてくる事があると思う。

先日、ある有名な人が私のIHのセッションの予約をして来た。

『やったぜ!』って武者震いをしているのかと思っていたけど、

実際には私は恐怖でビビっている事に気付いた。

なんだかソワソワが止まらず、ココロがうわっついてるのが分かる。

明らかに浮き足立っているのだ。

毎朝のヨガも身が入らない。

ヘッドスタンドなんて、ゴロゴロ転げ回っちゃう。

何をこんなにグラグラさせられるのだ?と感じるほど、自分のからだがコントロール出来ていない。

そのセッションの日が待ち遠しいのかと思ったら、全然違った。

内心は恐怖心で一杯である。

上手く出来なかったら、どうしよう。

これで、ちゃんと出来なかったら、大きなチャンスを逃がす事になる。

そんな自分にがっかりする。

かつて、ビバリーヒルズで働いていた時に、

ハリウッドの女優さんのヘアーアーティストの人が私の元にヤムナボディーローリングで来た。

あまりの効果に感動をして帰った後、すぐに、今度はその彼女の担当をしていたハリウッドの女優さんから直接電話が来た。

そして、その内容を聞いていたスタッフが、

もしもうまく行ったら、彼女と一緒にツアーに行ける?世界を回れる?なんて聞いて来た。

そして、舞い上がって、その女優さんに迎合した私は

クソみたいなセッションしか出来なかった。

緊張で手が震えて、彼女のカラダが全く読めなかった。

1時間、何の手応えも無いまま終わった。

私のハリウッドデビューは遠いものとなった。

自分にがっかりして、情けなかった。

そんな日々を思いだした。

そして、またあんな風になるんじゃないか?とビビっているのだ。

アンドリューに話してみた。

『私、ビビっている。上手く出来ないんじゃないか?と。』

すると、彼が

『経済的にも地位的にも、凄いと言われる人だけど、

 僕と同じ様に、チャクラがあって、血管があって、うんこしてるんだ。

 凄いッて言われても、君の所に悩みをどうにか解決したいってくるんだ。

 僕たちと同じ様に悩んだり、愛を求めたりしているんだ。何も変わらないんじゃないの?

 君が表面的な所にパワーを奪われているあいだ、

 相手はモット深い愛の部分を求めて来ているんだと思わないかい?』

ガッツリ、反省。

そうだった。思い出した。

ハリウッドの女優さんが来た時、

あんなに活躍をしているのに彼女は私に

『免疫疾患で、夜眠れないの。髪の毛が抜けるの』

そうやってココロを打ち明けてくれたんだった。

それでも、20代の私は彼女の’地位’と言うクソみたいな名声に気を取られて

自分が気に入られようとしたちっぽけなエゴまみれで

彼女が本当に必要としている事にに共感して繋がれる事が出来なかった。

どんなに地位があっても、名誉があっても、

所詮は同じニーズを必要としている人間なのだ。

情けねえ。

でも、そんな所にとどまっていてもなんにもならない。

どうしようか。

自分のそんな弱さと、エゴまみれだった事を受け入れて、

パターンを変えるしか無い。

誰が来ても愛の光でつながるということをしていくと。

モノクロから虹色へ

Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page