更年期に入る君へ
ここ最近、更年期について話す機会が何度となくめぐまれた。
その中の一人の女性との会話はこんな感じだった。
生理が軽くなり、生理がいつもと違くなり、
なんだか徐々に生理が来る月と来ない月があって、
もうすぐ更年期に入っていくんだろうと、狼狽えているということだった。
「別にいいのよ。
私は、子供ももう産むつもりはないし。
でも、この更年期に入ると、気分のムラは出てくるし、
急にキレちゃうんじゃないかって思って。
あと、ほら、骨粗鬆症にもなるっていうし、
老いることへの不安で寝れないの」
「更年期じゃなくても、気分のムラはあるしキレることもあるよ。
交通省なんて、生理前の女性が暴走事故を起こす確率は、
生理前じゃない時に比べて数倍なんてデータを出すぐらいよ。」
「まあ、そうなんだけど、老いるってなんか怖いのよね。
卵巣も子宮も、不要になるってこの間もドクターに言われたの」
「じゃあ、あなたの精巣も使ってないなら、不要ねって言った?」
「そんな事、言えないわよ」
そういって彼女は笑っていたが、私は結構本気で言ってた。
ふと思う。
初潮と更年期
スタートとゴール
ただそれだけにしかすぎないのに、
初潮を迎える少女も
更年期を迎える熟女も
同じ反応をし行動をしてる。
そのパターンは以下だ。
少女:生理が来ることを初潮っていうらしいよ。
熟女:生理が終わることを閉経って言って、その期間を更年期って言うらしいよ。
少女:なんか生理ってお腹が痛くなるみたい。友達のお姉さんが言ってた。
熟女:なんか更年期ってホットフラッシュとかあるみたい。婦人会で言ってたわ。
少女:なんか頭痛とかもするんだって。とバファリンやロキソニンのCMを見て念のためにポーチに入れておく。
熟女:なんかイライラするんだって。と命の母のCMを見て、念の為カバンに入れておく。
少女:生理がくるって女になることなんだって。子供ができちゃうみたいよ。おっぱいとか大きくなって太ってくるんだって。
熟女:更年期がくるって、女が終わることなんだって。子供ができないみたいよ。おっぱいとか垂れて、体重が増えるんだって。
少女:いやだねえ、生理が始まるの
熟女:いやだねえ、更年期を迎えるの。
どうして、この二つはこれだけ類似をした会話をするのか?
私は、こう思う。
全て知識がないから。
正しい知識がないと、
私たちはむやみやたらに恐怖を持ち、不安に襲われ、自然の摂理に心を掻き乱される。
だから、知識とは私たちにパワーを与えるものだと思う。
そして、そこに知恵が入ると、私たちにcelebration を本来は与えるものだと思う。
知恵とは、知識+経験である。
ただ、Celebration にするには、この経験が「希望を持った」モノの見方である必要がある。
でも、この経験がひどい人が多すぎて、今の更年期を迎える女性は
Celebrationというよりも、 Devastationになって広まっている気がする。
Devastationとは、精神的に酷く落ち込み、打ちのめされてる状況を言う。
生理痛がある人もない人もいるように
更年期も体に支障が出てくる人も出てこない人もいる。
生理痛で辛かった経験+生理についての正しい知識を与えられなかった人は
「生理ってしんどいものよ。本当にめんどくさいもの。
生理痛なんて、陣痛の予行練習のようなものだから、我慢しなさい」
というアドバイスが出てきたりする。
でも、
生理についていろんな経験+生理についての正しい知識を持った私は
「生理痛も生理不順もあったけど、体をケアしたらほとんどなくなって、
もっと自分の体を労わり愛でる機会になったわ。
生理って自分の血の色を通じて、今の自分の状況を振り返らせてくれるの。
すごいと思わない???
私は、毎月の規則的にくる生理ってすごいなって思うし、生理の血を見るのがとっても楽しみ」
と娘に言うと思う。
だから、自分を愛する機会をくれる生理が娘たちにきたら、
両手を挙げて、盛大にお祝いをしようと思う。
そして、娘たちに伝えるであろう。
ここから、あなた自身を知る時間が始まると。
そして、その数十年間、自分の生理を通じて、教えてきてくれたことがある。
”私は無理をすると、生理の血の色が変化を起こしたこと。”
”一生懸命に働いた後に、休憩を入れないと、生理前にイライラが爆発してしまったこと”
”食事の間隔を開けすぎて、暴飲暴食が続いた月の生理は、とにかく重かったこと。”
”水分が足りないと、ねっとりとした経血になること”
”楽しいだけで過ぎた1ヶ月の生理は、スゥーと始まり、スカッと終わること”
’でも、人が楽しいっていうことをやってみて自分に合わないのに、合わせたふりをしてたら
生理が遅れたこと。”
”心がときめいた旦那と出会ったばかりの生理は、朝起きてポン!!と音を立てるぐらい勢いよく生理の血を吐き出して、心地よかったこと。”
”小麦粉や乳製品を食べた月の生理は重いこと。私にはこれらの食品は合わないんだとわかったこと”
”生理前になると甘いものが食べたくなる。でも普段の生活で睡眠を十分に取っていれば、甘いものを欲っしなくなる。”
そうやって、いろんな経験を繰り返して、私は自分の体と心のつながりを理解してきた。
生理の血がかんばしく無い時は、それこそ自分に休息とケアを与えて自分らしさを取り戻す経験もしてきた。
生理が終わった時、私は、その生理から学んだ「私」の取り扱い説明書とともに
そこからの人生を盛大に自分らしく心地よく生きようと思う。
そして、娘に言おうと思う。
”生理がないって楽やでー!”って。”ビバ、更年期!”って。
まあ、実際に、授乳中は生理がなくてすごく楽だった。
生理前の色々な自分を振り返る作業もいらなかったし!
でも、生理があったらあったで、そこに価値を見出す方法を見つければいいだけの話だと思う。
私たちは、ホルモンという波に飲まれるのではなく、
その波をサーフィンすることをしてるのだと思う。
不安定な波の中で、自分らしい、安定を見つけていく。
これは女性の生き方なんだと思う。
母なる大地とはよく言ったものだ。
季節の移り変わりで、私たちは咲かせるもの、実らせるものが変わってくる。
それをイチイチ、ケチつけることに時間を割く人生ではなく、
その季節の変わり目を愛でて楽しんで味わう人生を選択できたら
同じ人生でも、違うだろう。
更年期をいずれ迎える君へ
今、自分の生理を知っておくことが、更年期以降のあなたの生き方の道しるべになるんだよ。
そう娘たちにいつか伝えようと思うんです。(*また更年期についてのブログを書きまーす)
その前に、同じ時代を生きる大好きな素敵な女性たちへ、
生理を整えて経血を綺麗にする30日間のワークショップに参加しませんか?
出来る限り、最後まで美しい生理と共に一つのフェーズを終えるために
「更年期に入ってるからもう生理を整えるワークショップって必要ないよね??」
ではないんです。
更年期に入るからこそ、なおさら整えるんです。
体を整えて、今までエストロゲンのおかげでなんとかなってきた
自分の体の歪みや硬さを今、ほぐしてあげるんです。
エストロゲンが減少したときに、
あー困った!エストロゲンの代わりになるものはないのか!
と、コルチゾールが出まくる状態にならないように
今から、ほぐして、大切にして、緩めて、柔らかい自分で
次の更年期というフェーズを安心して迎えてほしいと願います。
そして、私も、そんな気持ちで今、お腹をワークしています。
私は、最後の一滴の生理まで綺麗な血で終えたいなって思うんです。
私は子宮を綺麗に保ったって。
ありがとう、って綺麗にして、部屋を去ったワールドカップの日本代表のように。
更年期を迎える方はどんなふうに子宮に感謝を伝えて次のフェーズを迎えたいですか?
一緒に30日間、自分の子宮をワークしてみませんか?
モノクロから虹色へ
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