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変化する母親の立ち位置

先日のインテグレイティッド・ヒーリングのセッションでのこと。


一人の可愛い女性であり、母親である方のセッションでした。


もうすぐ10歳になる娘さんが学校のお友達とのトラブルで

自分の中の地雷が踏まれていく感覚があるとのこと。


問題児の子が、自分の娘を悪くいう。

問題児の子が、自分の娘をいじめるようなことをする。

問題児の子が、いろんな経歴があるからって多めにみてもらうって許せない!

問題児の子が、複雑なことを抱えているからって、なんで容認しないといけないの?


そう彼女は憤慨。



許せない!!!


うちの子をそういうふうに扱わないでー!!!



そう怒っている彼女の潜在意識が選んだのは


『娘の意思を大切にすること』


そして、潜在意識からの質問。



「あなたがお嬢様の意志を大切にできたら、起こってほしくないことはなんですか?」



「えーなんだろう?」


そう彼女は、自分の内側に入って考えた数分。

何個か思い当たることを言うけど、そこじゃない。



そして、、、、、少しの沈黙があって彼女はこう口を開いた。


「子育てに関われなくなる、、、というか、お母さんて何?

 私は何をしたらいいの?

 それだったらベビーシッターでも良いじゃん。

 今まで知っていた彼女の行動、彼女の感情がわからなくなったら寂しい」


そう彼女の中にある葛藤を教えてくれました。


ほとんどの人は、認めたくない、こんな感情。

ほとんどの人は、気付きたくない、こんな感覚。

ほとんどの人は、認めたくない、こんな自分。





でも、子供が10歳になるとき、子供は今までの母親から守られていたところから出ていく時期。

外の世界に関わることをしていく時期。

社会貢献をするための第一歩を踏み出すとき。


それはまるで、


繭の中でヌクヌクと温まっていた子供は、その繭をかじって外に出ていく。

自分の羽を広げて。美しい蝶として。

自分の美しさを外にシェアして。

自分が蜜を吸うのを楽しみながら、その姿が受粉という大役をしていくところに成長をしていく。


母親は思うだろう。

ヌクヌク温かい中にいなさい。

いつもそうやってフラフラしてて危ないわ。

ここにいたら、ずっと、あなたは安全だから。


繭をかじって外に出るのは痛みも共なう。

でも、母親はいう。そんな痛いことしなくていいよ。


良かれと思って、母親は引き止める。子供が羽ばたくことを。


そして、そこに逆らえない子供は、

繭の中で一生

自分の羽ばたく美しい羽を持ってることを知ることも、

太陽のひかりも浴びることも

美味しい蜜の味を味わうことも

その好きを満喫すると、それが知らないうちに受粉という他の生物の命を助ける存在であることも

それだけ素晴らしい「私」であることも


知らずに、経験せずに、わからずに、繭の中で死んでいく。汚いサナギとして。


でも母親はいう。

安全だったから、それで良いのよ。


そして母親は思う。

私は、子供を安全に守り抜いた。


そして母親は満足する。

私は、やれるだけのことをやった。


良かれと思い、一生懸命な愛情深い母親を私はIHのセッションでどれだけみてきただろうか。


母親をセッションで見たのではない。

その母親たちの子供をセッションで見てきたのだ。


子供たちが

親離れできず

自分に自信を持てず

自分が何者かわからず

親の言うことだけを聞くしかできず

もしくは

親の言うことを聞かずに、ドラッグ、アルコール、セックス、フードの中毒にはまっていく人を。


そして、彼らはIHヒーリングのセッションで自分の力を取り戻した後

迎えにきて、息子や娘を見ていう。


「うちの子は大丈夫ですか?」


もう32歳になっている息子に

もう55歳になっている娘に。


そして、子供たちが問題になっている原因は、

幼児期の関わり方の母親を卒業できないからなのに

外に問題があるかのように、いつまでも子供を「被害者」にして

スーパーママをやり続ける。


うちの子は、私がいないとだめなんだと。




その愛情深いお母様方の顔をふと彼女のセッション中によぎると同時に


彼女がその根本的な自分の娘の成長を阻むことをしている自分の姿をキャッチできたことが

私は、素晴らしいと感動をしていました。


彼女が「そういえば、娘にママが苦手って言われたんです」と教えてくれた時、

娘さんを本当に立派に育てたなあって思いました。


自分の思いを母親に伝えられること。

それができる親子関係にできたこと。


本当によく頑張ったよ。

次のステージに移行する時期だよ。


と。


そしてセッション後の出来事を教えてくれました。


お母さんになってもうすぐ10歳になる私、全てが初めてのことばかりだった子育てを一生懸命に10年よくやりました!よくやった!拍手喝采👏第一幕がおりた気持ちと次のステージに行く準備をしたセッションでした。毎日地味だった子育てがドラマチックに思えました。

本当に清々しく泣いて、自分の潜在意識のメッセージに勇気をもらって、また強く進める。


それでね、またまた面白いことが起きたんですよ。

セッションした日に長女が友達と2人で映画に行ったんです、まだ4年生なのに友達と映画って。。。って悩んだけど行かせてみることにしました。


チケット代はママにおねだり、でもポップコーンやジュースとフードコートでランチするお金はお年玉から出すわってしっかりした長女。


これがセッション前だったらきっと頭ごなしに「まだダメよ早い、お金は出してあげないよ、何かあったらどうするの(←理由なんかなんでもいいから不安にさせるセリフ)」って言って自分の知る範囲で縛っていたろうな。


放任したわけじゃない、どこに行くかは分かってるし携帯も持たせた。彼女を信頼してみよう。

どんどん自分の世界に進む長女にやっぱり寂しいなぁって感じるんだけど、寂しさだけに支配されてなくて長女にエールを送れる自分もいました。


楽しく無事に帰宅した長女に安心して、いつも通りの夜の支度をしていたら「ママー」って不安そうに長女が洗面所から頭にブラシを刺した姿でやってきた!


(写真添付しますね🤣)




パッと見ただけでこれはめんどくさい作業になるって分かる、きっといつもなら「切っちゃえ」「あなたが悪いんでしょ」「ママがいなくちゃ髪も乾かせないのね」っていつまでも未熟さを感じさせるような呪いの言葉を使っていただろうな。


結局これ1時間半くらいかけてほどいたんですよ、初めからママが髪を乾かしていたらこんなことにはならないってみじんも思わなかった!

これがビックリ!

ママの出番ってこうやってやってくるじゃん、彼女が不安の出口が分からなくなったときに頼って来てくれるんじゃん、もう四六時中彼女を思って動かなくてもこんな時のために私はいつでも寄り添えるようにゆとりを持ってさえいればいいんだねってシフトできました。


あ!この感覚知ってる!

自分が自分のしたい選択ができるチャンスでパラダイムシフトできるとき!

IHを受けた後は自分を一番大切にできる選択ができる。


あーーーもーーーいずみ先生ありがとうございます❤️


これを読んで



泣きました、私は。


美しくて。


私も彼女のように、

娘が繭を破る時、痛みを感じながらも、その成長を喜び

行っておいでと背中を押せる私でありたいです。





モノクロから虹色へ





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