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Tree of Life:美しき胎盤


臍の緒については、たくさんの諸説がある。

生まれてから30分以内に臍の緒を切ってはいけない。

切ってしまうと、酸素が足りないと赤ちゃんがパニックになって

その後の人生も『足りない』という気持ちで生きることになる。


とか、


臍の緒が自然と枯れていくまでつけておくべきである。

それが自然の流れだから(1週間ぐらい)


とか。


最初の説は、筋膜学のアナトミートレインで有名なトーマスマイヤーの講習会で

彼が言っていたことなので、すごく心に残っている。

「この世界は、こんなにいろいろなものがたくさん溢れているのに

 まだまだ足りないという精神で一杯だ。

 それは、臍の緒をすぐに切るゆえんだと思う。」


もはや、それが正しいかどうかは分からないが。

私自身は、ロータスベイビーをしようかと思っていた。

臍の緒が枯れるまでつけておく、自然と離れるまで放っておくというもの。


でも、それは実用的ではないこと。

夏だから、臭くなりやすいこと。

初産ならまだしも、活発な2歳児がいる中では、かなり大変なことを考えた挙句


本当ーーーーに私がしたいことは何???

って思ったときに


胎盤が見たいのだ!と思い、


出産して、胎盤をふむ!って出したら、それを見せて〜という話をしてまとまった。


ポーラもホッとした表情をしていた。


そして、その胎盤がこちら。


まあ、立派である。


この血管の美しきこと。


『これが、Tree of Life よ!』とポーラがいいながら、

その張り巡らされた血管が木に見えた瞬間を今でも覚えている。


「こんな大きな胎盤が剥がれたの。  つまりこの胎盤の大きさほどの怪我をしていると自分のことを思ってね。

 二人目はとにかく動きやすいけど、養生しないとだめよ。」


そんな風に言ってくれる最中、私は、この胎盤の素晴らしさに目を奪われていた。


私の飲んだ鉄剤はここに流れていたんだー

これが赤ちゃんの生命をつないでいたんだ。

こんな大きな血の塊がよく、子宮の壁にくっついていたなああ。


もう、私はとにかく『わーお』の連呼だった。

人間って、なんて素晴らしい生き物なんだろうか。。。


今回の私の胎盤はパーフェクトな位置に付着していた。

一人目の子の時とは、えらい違いだ。


前回は、ちぎれた胎盤だったから見れなかった。

ポーラが私のちつに手を入れて、残りを出したほど。

でも、今回は、自分でゴロリと出てきてくれた。


なんか、私の出産行程が全て人間が元々計算していたものの流れだったので

その美しさに、私はとにかく感動をしていた。


この胎盤をポーラが持ち帰り、

そして、紙にその形を残してくれた。

それをアンドリュ〜がフレームに入れてくれた。



それがこちら。



その後、ポーラは、この胎盤をカプセルと、ティンクチャーにしてくれた。

きっと次女が生理を迎える時、

私は彼女の胎盤が入ったティンクチャーを『おめでとう』と言って渡すのだろう。


これからの彼女の女性としての身体をサポートしてくれる

お守りであり、メディスンを。


これから12年から15年先の未来に思いを馳せながら、ティンクチャーを見つめた。


最近読んだ本で

私たち人間は、宇宙人が作ったのだから、神様なんて存在しないという内容のことが

書かれてあった。


その部分は、私の中でまだ、咀嚼しきれていない。


だって、やっぱりこんなに美しい胎盤を見て、

カラダが人間一人を生む美しさの流れを体験したら

神様がいるって思うんだ。






モノクロから虹色へ




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