top of page

Power House とは

*今回は、ピラティスについてのお話です。


「パワーハウスのクリアな定義ってなんですか?」


私は、今月頭のピラティスのワークショップで

休憩中の質問の掲示板に書いた。


休憩後、質問事項を見ながら

「クリアな定義ねえ。。。」と先生は言って周りを見渡した。


私は手を挙げて


「私が質問したんですけど、いろんな解釈が広まっているんですけど

 イマイチ、意味がわからないんです。一体何を伝えたかったのか。

 

 なんか漠然としていて、


 腹筋全般のことを言う人もいれば

 骨盤底筋群から、横隔膜のことを言う人もいるし

 背骨の多裂筋までも含むと言う人もいるし。


 でも、本当にパワーハウスという言葉をどう使いたかったのか、

 私は知りたいんです。」


そう私がいうと


「もちろん、いずみの質問でしょうよ」


と、先生は、ニンマリと笑った。



パワーハウスについて書いてあるいろんな書籍も読んだこともある。



今、パワーハウスという言葉をGoogleで調べてみると

ピラティスのパワーハウスとは身体の中心のことです ピラティスでよく聞く「Powerhouse(パワーハウス)」という言葉は、腹部から骨盤にかけての身体の中心部分を意味しています。 創設者のジョセフ・ピラティス氏が名づけ、美しい姿勢を保ち、正しい身体の動きをするために必要なものと位置づけられています。




と出てくる。


私は、以前からこのパワーハウスに対してクリアではないので

あまり自分のレッスンで、この言葉は、使っていない。


パワーハウスと使うインストラクターの指示も曖昧でよくわからない。


だから、パワーハウスという言葉を使われると、何のことを言ってるんですか?となる。

インナーマッスルだという人もいれば

体幹だという人もいる。



私の質問に先生は立ち上がって、こう話し始めた。


「私は、ラッキーなことにロマーナのワークショップによく立ち会う事ができたの。


(*ロマーナとは、ジョセフピラティスが亡くなった後にピラティスを継承した人)


 そして、彼女の教えは本当に素晴らしかったわ。

 そこにいる生徒で、使う言葉の意味が変わってくるの。


 パワーハウスは、ロマーナが作った言葉だと私は感じているけど、


 ある日は、パワーハウスのことをお腹のことを言って

 別の日には、パワーハウスのことを胸のことを言って

 また別の日には、パワーハウスのことをお尻のことを言ってたわ。


 つまりね、その人によって、パワーハウスが違うのよ。

 その人が最大限に力を発揮できるパワーハウスは、人によって違う。


 全員ユニークな存在なのだから、一つの考えを全ての人に当てはめるのは無理がないかしら?」



その答えを聞いて、パーフェクトだと思った。


私のやりたいピラティスを伝えてくれていると再認識した。



私は、ピラティスの動きは、あくまでも型でしかないと思っている。


その型を、目の前の人の最大限の力を引き出すのにどう使うか。

だから、みんなのエクササイズの見栄えが違っているのが当たり前だと思う。


お手本なんてない。


今回のワークショップでも、エクササイズの名前は書いてあるが、写真など一切なかった。



私自身もこの間の6月に行ったワークショップでは、見本の写真を使わなかった。


その時に参加したインストラクターさんたちの活動を見てほしい。インスタはこちら


彼女たちが見ている生徒さんの一人一人が同じ動作だけど、全く違う動きをしてる。


そのクライアントさん達らしい、動きをしている。



一人一人が得意なことが違い、苦手な事が違う。動けることも動けないことも違う。

動き方も歪み方もエキサイトするポイントも違う。


その人の最大限の可能性を引き出すにはどこか?と思って

体を見ている私のピラティスにとって、

その質問回答は、パーフェクトだった。




さて、今回のパワーハウスについて。


私自身の身体の見方にまた深みが加わった。



今まで、これをこの人に渡したら、きっともっと動きやすい体になるだろうと思っていたことが

この人のここがパワーハウスになるだろうって、

インストラクターの私自身の頭がまとめやすくなった。


それと同時に


このクライアントさんのパワーハウスはどこだろう?


どこにその人のパワーを引き出す箇所があるのだろうか?


とも見るようになった。


今日の一人目のクライアントさんは、腰が痛いと言っていた。

だからと言って腰をどうにかしようとは思わない。

腰が痛いというのは現象であって、原因ではないから。


どこのパワーを引き出したら、腰が疲労せずに済むのだろうか

そう体を見た時に、肩周りの緊張を広げたらきっと変わるのだろうと。

そして、私のキューイングは、

「鎖骨を左右に広げて」に定まった。


彼女のパワーハウスは、胸。

そして、それが整った時、彼女の腰のもろさが本人にもわかる形で露呈したので

胸を広げたまま、腰を安定させるエクササイズをしていく。


本人にも意識をさせながら


本人に意識ができ難いところも私はエクササイズとして選ぶ。


そして、本人の動きができた時、「気持ちいい」とため息が漏れた。


バレリーナがするような綺麗な伸びのある動きか?といえば、全く違う。


でも、その人が気持ちいいと感じる事が、その人らしさを一番表現していると思う。




もちろん学ぶことは真似るところから始まる。


ただ、もうエクササイズの型が入ったら、そこからはその人の動きとして

インストラクターは見ていくとクライアントさんの体はどんどんと変わるのだろうと思う。


かつての私は、毎回ピラティスの教科書や綺麗に動ける人の真似をずっとしてた。


それができるまでは、自分の体は強くないと鞭を打っていた気がする。


私は、まだまだ出来ませんって。


そして、教科書に載っているように動けても、体が痛みに耐えて必死だった。



でも、今はわかる。



エクササイズは何かを達成するためにやるのではなく

自分が普段の生活で快適に過ごし、自分が自分らしく動く事ができるために行う。


それがReturn to Life なのだと思う。


そこの信念に、新たに学びをもらったワークショップ。


深いまなびと確信の2日間。

次回は年明け。とても楽しみで仕方がないです。



モノクロから虹色へ



Comments


Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags