I am grateful for.....
きっと世界中がすでに2020年を迎えている今、
カリフォルニアは2019年の23時30分。
今年中に書いておこうと
布団からむっくりと起き上がってパソコンに向かっている大晦日です。
今朝、大好きなコーヒー屋さんでチャイラテを買いに行きました。
チャイラテを待っている間、一冊のノートが置いてありました。
『あなたが感謝してることは???』
そんなタイトルの本。
そこには、いろんな人が、
『私は、〇〇に感謝をしています。ありがたく思っています』
そんな内容が綴られていて、私も思わず大晦日というイベントにかこつけて
普段はスルーするノートにペンで書き始めました。
私が感謝していることは、、、、
私が感謝していることは、私の旦那さんです。
私は昨日、つわりがあまりにも酷くて、その酷さを分かってほしくて
泣きじゃくりながら、アンドリューに八つ当たりをしました。
私の辛さを分かっていない!
いっぺん、妊娠してほしいぐらい。
なんで、にんにく食べたの?!わたしの鼻が過敏なのを知ってるのに。
わたしに色々質問しないでよ!自分で精一杯なのに!
自分のことは自分でやって!
泣きわめき、非難しまくり、
わたしはコレでもかというほど、彼を罵倒しました。
それでも彼は、黙って聞いていました。
『もう勝手にしろ』って言われるのを今か、今かと待つかのように
私は、感情的に泣きわめきました。
それでも、彼はずっと聞いていました。
そして、私が一通り泣き喚いて疲れた時に、
『足をマッサージしよう』と言いました。
ごめん。
そう心の中で思いながら、私は『当然でしょ』という態度をとりました。
自分でも、呆れるほどのわがままっぷりだと分かっています。
なんていう態度を取っているのかと。
私は、旦那さんの忍耐強さに感謝をしています。
ありがとう。
2019年12月31日、いずみ
そう書きながら、私はカウンターで泣いていました。
毎日恥骨がジンジンして痛くなったり、
骨盤がバラバラになる感覚があったり、
下腹部がきゅうきゅうと引っ張られる感覚があったり、
胃をもぎ取られる感覚だったり、
すごく喉が渇いているのに、自分で汲んだお水さえ気持ち悪く感じて飲めなかったり、
食べている最中から気持ち悪く、食べていなくても気持ち悪く、
クラクラとめまいがしたり、
息切れが激しかったり、
立っているだけで疲れたり、
毎分、毎秒、変化する自分のカラダについていけなくて
自分で乗り越えるしかないのに、弱い私はアンドリューに八つ当たりしかできなかった。
ノートに書いた私はその足で彼の働いている仕事場にランチを届けに向かいました。
そして
ランチを届けた時に
『一つシェアしたいことがあるんだけど』というと
すぐに仕事場に戻らなければいけないところを深呼吸を一息ついて
『オッケー』と言いました。
『私ね、いつもいくコーヒー屋さんで何に感謝しているかって振り返るチャンスが
さっきあったの。
でね、私、書いたの。
アンドリューが旦那さんであることに感謝していますって。
ごめんなさい、とても私の態度が目にあまる状態で。
そして、忍耐強く付き合ってくれて、ありがとう。
もう少ししたら、つわりを抜けたら、私は私に戻れる気がするの。
だから、お願い。それまで、付き合ってくれるかな。』
言いながら私の目からは涙がボロボロとこぼれてきました。
自分の奥深くの気持ちを素直に相手に話すことは、
とても自分がもろい状態になること。
その私を見て、アンドリューが
『You are welcome 』とだけ、言いました。
素直に自分の気持ちを相手に伝えること。
ごめんなさいも、ありがとうも、両方とも。
その時だけ、人と本当に、繋がれるんだと感じた瞬間でした。
子供がいること、子供ができることで
私は自分の想像をはるかに超えた大変さやシンドさを感じています。
それが自分という人間に、想像をはるかに超えた深みを与えてくれているのもすごく感じます。
今回のアンドリューの辛抱強さを体験して、
マチルダがいつもいうセンテンスを思い出しました。
『私が愛をもらうのに一番ふさわしくない時にこそ、愛をください』
とっても素敵なセンテンス。
でも、以前の私は、頭で理解していました。
実際にはできてなかったですし。
ただ、私はこうやって、自分が一番誰も愛を与えたくないであろう態度を取っている時に愛を与えてもらえたことで、このセンテンスの本当の深さを体感できました。
私もそれをしてもらったから、
きっとこれから、愛を与えるのに一番ふさわしくない態度をとる人に
愛を与えることができるんだと感じています。
と、書いていたら、あと10分で2020年。
ふぅ、2019年が終わる前に書けてよかった。
感謝の気持ちで2019年を終える事が出来て良かったです。
来年も、いっぱい感謝の気持ちで過ごせますように。
モノクロから虹色へ