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女はしなやかに、したたかに。


昨日の続き

呼吸が出来ないと言って、私の所にきた彼女。

女性として愛されたいのに、やっている事がまるっきり男性の彼女。

一段落、Yamuna®で胸を開いて行くと、

起き上がった瞬間に『呼吸が出来る。。。』と言って泣き始めた。

そして、彼女の中の胸のつかえをポロポロと話して行く。

『彼の事を愛しているから、彼になんでも合わせるわ。

どこかに飛行機で行く時にも、本当はビジネスクラスに乗れるんだけど彼に合わせて

エコノミーに乗るの。』

『それ、彼は知っているの?』

『ええ』

『他にもリタイアメントのプランでいくら私が銀行にお金があるかも見せたわ。

 だって結婚したら二人のお金でしょ?

 彼がそれだけのお金を持っていないのを知っている。

 でも私がお金を持っているから二人の未来は大丈夫って安心させたくて。』

痛い、痛い、痛すぎる。

聞いていて胸が痛い。

彼女の純粋さと、あどけなさと、正直さと人の良さと優しさと。。。。。

その全てが男女関係においては、裏目に出ているのを見ていて痛すぎる。

この純粋さや正直さ、そして優しさ、気前の良さは

おそらくビジネスでは重宝される事だろう。

友人関係でもきっと大切にされる要素に違いない。

私も彼女と一緒にいて、一度も嫌な思いをした事が無いから。

でも、それが男女関係になると、ルールがガラリと変わってくるのだ。

それをきっと彼女は知らない。

きっと彼女は彼の事を愛しているから全てを隠さずに出しているのだろう。

そして、現実的に彼女の経済レベルが10だとしたら、彼は3ぐらい。

でも、彼は男性として彼女をケアしたいと考えている。

そんな彼が彼女の財産力や経済力を見せつけられる結果になっている。

安心どころか、自分は足りないと思う、充分ではないと思う。

もしも男性性が強い人であれば、『惨め』や『恥』に感じてしまう。

そんな結果になってしまっている。

私の母親がよく言っていた。

『女性として幸せになりたいなら、永六輔よ。』

『なに、永六輔って?』

『女はしなやかに、したたかに、、、、よ。永六輔の言葉よ』

『したたかねぇ。。。。』

そう言う事をする女性ってずる賢い気がした。

でも、今は感じる。

女友達にする様に、職場の後輩にする様に、

あなた(男性)の為に自分が出来るってことをしない事。

横からあーだこーだ口出しをしないってこと。

その為に、自分が彼よりも出来ている事があっても、

それは彼にあえて知らせる必要はないんだと

自分が出来る事を知らせなくていい。

本当の強さとは、必要な時に発揮する能力だから。

つよさも、したたかさも、同じ漢字。

強か

そんなことをふと思い出し、お話をしているとそれを聞いていた彼女が言った。

『いずみ、あなたの言う事は本当にそうだと思うわ。

 でもね、これが私なのよ。

 黒人の女性はこういう風に育てられて来たの。

 自立しなさい、自分で自分を養いなさい、

 誰にも頼らずに自分でなんとかしていくってね。

 だから、私は全てを自分の努力で手に入れて来た。

 それを曲げてまで、私は、相手に合わせる必要があるのかしら?』

それを聞いて、

ありのままの私、、、その定義って何だろうと思う。

今の時点での私は、スイッチを切り替えている。

仕事面では、男性的な部分が女性的な部分よりも多く出て来る。

昔はスイッチを切り替えれなかったから、

男の子の前でガラリと態度が変わる女性が『ずっけー』って思ってた。

『うそつきだなーって』

ただ、今は、思う。それって、エネルギー的には正当なのかも。

その男性的な仕事のボルテージのまま帰宅すると旦那さんとぶつかる。

だから、衣装を着替えるがのごとく、家ではスカートや短パンをはく。

意識的にプリンスになるのだ。

人生を2倍楽しめていいと思っているけど、これが正解かは分からない。

また、少ししたら変わるかもしれない。

女性のホルモンの波の様に、

なんどか色んな変化を感じながら自分の心地が良い所を探している最中。

しなやかに、したたかに。。。。

ふーん。

ねぇ。永六輔さんよ。

モノクロから虹色に

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