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金持ちになってから、言え


最近、昔のピラティスのボスから50歳になったと連絡がありました。

私が彼女に初めて出逢ったのは彼女が38歳の時で、

彼女の40歳の誕生日の事をスタジオでスタッフとして聞いていたので、

時の流れの速さを身にしみています。

彼女から連絡があった事で、その当時の自分の状況を思いだしました。

その当時、ビバリーヒルズという有名な土地のスタジオで働いていました。

クライアントさんの全ての常識が、

一般ピーポーの私には斬新で毎日ビックリしていました。

特に金銭感覚に対する常識は、私の想像を越えていました。

こんな風に世界の富は動いているんだと、心臓がばくばくしながら聞いていた気がします。

アルファな女性の私には、その世界が刺激的でした。

でも、あまりにもアルファ過ぎて、その当時に付き合っていた男性は女性化していました。

彼はいつも、理路整然と不平不満を言っていました。

(恋人は自分の鏡と言いますから、私もそうだったんだと思います。認めたくないけど)

彼の不満はいつも、ロジカルで正しい様に思えていました。

私が、

『クライアントさんが今日パパラッチに追われながらも、凄い車で来たの。

 車が変わっているから、どうしたの?って聞いたら、パパラッチにばれない様に新しいのを昨日買ったけど、すぐにばれたって!すぐに車を買い替えられるって凄いよね。』

ッて話したときには、

『車なんて言うのは走り始めた瞬間に、価値が下がるのだから、そんなものにお金をかけるのは

 愚かだ』

とか

私がクライアントさんのLexusに乗ってすごく気持ちよかったので、私自身も買う事を決めたとき、

『ガソリン代がかかって仕方が無いのだから、そんなのを買っても無駄金だ。

 そういう車にお金をかける辺りが、カリフォルニア人って言う見た目を気にする人種なんだ』

とか。

別の日には

『今日のクライアントさん、家がサンタモニカにあるけど、フロアが気に入らないって引っ越しても住んでいないんだって。もし良かったら、あなた、住めば?ッて言われたよ』

と言うと、

『アパートに支払うお金と、持ち家に使うお金を比べてみたら、アパートを持っている方が得だ。

 修理も要らないし、メインテナンスフィーもいらない。土地に毎年支払う税金もいらない。

 アパートにいれば、オーナーが全部払うから、本当に家を持つ事って愚かな事だ』

私は単純に凄いね!という話をしたかったのに、

お金持ちがいかに間違っているかと言う話を聞く度に、なんか変な感じがしていました。

へーって一瞬思うんだけど、なんか変。

そんな中、ある友達が彼氏に向かって言った言葉にハッとしました。。

『金持ちになってから、金持ちがいかに愚かかを言え!

 金持ちにもなっていないのに、金持ちの悪口を言うって、馬鹿じゃないの?

 なってから、言えよ!』

うわー本当だ。

その当時の彼と別れて、アンドリューと一緒になって家を持った今、家を持って良かったって思う。

これは、アパートに住んでいたら分からない感覚。

アタマで考えた理路整然としたロジックに騙されて、欲しい物を手に入れないままになる事がある。

やらない理由はいくらでも出て来る。

でも、やった時の感覚はやってみないと、なってみないと分からない。

『金持ちになってから言え。』

私の中で、名言です。


モノクロから虹色へ

 
 
 

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