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想像妊娠


私にしては、珍しく生理が遅れています。

必ず28日か30日でくる生理が遅れているんです。

カラダが火照るし、

おっぱいは痛いし、

頭はボーッとするし、

極めつけに朝起きてトイレに行くと気持ち悪くります。

普段ゲロをするよりは、下痢になるタイプなので小学生ぶりに上がって来る胃液に

かなり動揺を隠せず、そのままベッドに横たわりました。

『アンドリュー、、、、、多分、妊娠している。検査薬を買って来て欲しい』

そう言いながら、また眠りにウトウトと入りました。

目が覚めると、アンドリューが

『今から仕事に行くけど、検査薬を買っておいたから使って結果を教えるんだよ』

と出て行きました。

ありがとう。。。。と言いながらまたウトウトと眠りにつきました。

かったるい、、、

そう言いながらムックリと起き上がりながら

トイレにある検査薬を手にしてみるけど、なんか一人で見るって怖い気がする。

どっちの結果が出たにしても、二人で感じたい。

『英語わかりましぇーん』って言いながら、元あった場所に戻して、

『かったるーい』と言いながら、リビングのソファに

また横たわりました。

脚全体がしびれるし、重い。

子宮からの神経が足に流れているからか。。。なんて考えながらも

この体の反応に少し驚いている私。

このままもし、妊娠したら、来月の日本の帰国なんてつわりとかで大変だな〜

カラダが持つのかなぁ

日本は蒸し暑いだろうな〜どんな感じになるんだろう。。。。

あー何にも食べる気がしない、、、、

でもお母さんとお父さん、喜ぶだろうな〜

そんな事をグルグルと頭の中が駆け巡り、またウトウトと寝てしまいました。

夜になって、アンドリューが帰って来ました。

ちょっとトイレに一緒について来て、、、と言いながら、妊娠検査薬の使い方を隣りで読んでもらって、尿検査を始めました。

3分間待て

と書いてある。

その3分間、なんだかカラダをどう扱っていいのか分からず

アンドリューと手を取り合って、目線はシンクの上にまっすぐに置かれた検査薬。

この3分間にお互いがそれぞれ考えていた様で、

私の中ではかなり長い3分間でした。

でも、この3分間で昼間にグルグルと考えていた事がぴたりと凪の様に止まり

『どんな事があっても、絶対にこの子に会う。絶対に生む。覚悟は決まった』

そう、肚がすわった感がありました。

フラフラとどうでも良い事をあーだこーだ言っている頭の中のボイスが止まり

『さあ、来い』

みたいな。

そして、一瞬にして浮かび上がった反応。

NOT Pregnant

それを見た瞬間に二人とも『Oh NO!!!!』と。

がっかりでした。

その後にその現実を受け入れる代わりに

『この検査薬古いんちゃう?』

とか、

『この会社の検査薬は、あかんのちゃうかね』

とか

『朝のおしっこの方がちゃんとした結果が出るかも』

とか。

自分が想像していた世界と現実のギャップについていけず、文句を付ける私。

それにしても、あの3分間でそれまでフラフラしていた気持ちが全く消えて

肚がすわるって。

結局、人間はなにかをしようと思った時に、そんなに時間は必要ないのかも。

『こうなろう!』ってココロに決めることは3分もあれば出来るのだ。

あーだこーだ言っているのって、結局、肚がすわっていないからなんだな〜

変化に対して、びびってんだなーと。

それにしも、このカラダの変化はなんだったんだろうか

やっぱりあの妊娠検査薬、間違っていたんちゃう?

生理がくるまで、この想像妊娠は続きそうです。

モノクロから虹色へ

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