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見失う


(*今回、相当長いブログです)

私自身が仕事を再開し始めて、赤ちゃんを数時間ケアしてもらう場所があります。

アンドリューがお仕事で赤ちゃんの面倒が見れない時に、お願いをする場所です。

少ない人数で見てくれるのでとても安心、、、、とお友達に勧められて

預けに行きました。

赤ちゃんが4ヶ月の時にも数日間お願いをしていた場所だったので大丈夫かと思いきや

ところがどっこい、6ヶ月に入り人見知りというのが始まったのか、

私が離れると、恐怖に満ちた表情で泣きわめく。

『大丈夫よ、初めの5分ぐらいだから』と言われて安心して仕事に行きました。

2時間後にピックアップに戻ると

デイケアの方に『スリープトレーニングを始めてもらえるかしら?』と。

『全然落ち着かなくてずっと泣いてて大変だったの。

 ちゃんと一人でお昼寝ができないと、預かれないからね〜』とのこと。

スリープトレーニングとは、色々な方法があるけど

彼女が推奨するのは、赤ちゃんを一人部屋に一人で寝かせてる。

泣きわめいてもそのまま放置。泣き疲れて寝る。

それを3日繰り返すと、一人で寝れるようになるというのが私の解釈。

いやーできない。

で、そのデイケアを紹介してくれたお友達も

『スリープトレーニングを始めないと自立心が育たないから』

という。

彼女とはマブダチで、かなり色々なことを深く話し合う仲なので

彼女の言うことが絶対的に聞こえる。

じゃあ、、、と、一人部屋にする用意もできていないし、と言うことで

譲歩して私のベッドの横にもう一つマットレスを敷いて

赤ちゃんを横にして見た。

ガン泣き。

恐怖におののいている表情で。

それをしたせいか、夜になると変な夢を見るのか尺取り虫のように体をくねくねさせては私たちのベッドを徘徊する。

しかもハイハイが超絶に早いので、夜尺取り虫でかわいいなんて言っていられない。

どこにいっちゃうのかわからないので、眠れない。

そして、私たち二人とも数日は寝不足になり、お互いにキリキリイライラが募る。

そんな中、私がピラティスのレッスンをしている間に、

私の友人とアンドリューが赤ちゃんを連れて犬の散歩に行った。

帰宅するなり、アンドリューが

『あのね、赤ちゃんを一人で寝かせれないなら、不満を言うなって彼女が言うんだ。

 今、赤ちゃんが一人でねれないのは、自分たちのやり方が間違っているからであって、そのやり方を変える気がないくせに、寝れないなんて不満を言うのはおかしい。

 そう言われたんだよ。

 いずみは、スリープトレーニングをどうしてしないんだい?』

私たちが寝不足の上、

スリープトレーニングの恩恵を受けているマブダチからの言葉、

私よりも子供を育ての経験があり、学校の先生までしてたデイケアの方の言葉、

愛する旦那さんからの言葉

そして、その他諸々のアメリカ人の間では当たり前にされているスリープトレーニング

そのどれにも応えられない私。

なんか自分が悪いことをしている気がする。

赤ちゃんを甘やかす、赤ちゃんを自立させられないお母さんと言われている気がする。

でもさ、でもさ、なーんか違うんだよね。

なーんかやる気がしないんだよね。ピンとこないんだよね。

フィーリンググッドじゃないんだよね。

そんな風にウロウロしている私に、

フィーリンググッドなんて、自分のわがままで言っているだけでしょ?

とか

おっぱい飲ませながら寝かしつけるなんて、おっぱいはおしゃぶりじゃないんだから

とか

大人が赤ちゃんの時間をコントロールしないと、

子供が自分の思い通りにならないと癇癪を起こす子になるよ

とか

たたみ掛ける言葉を色々なところからもらう。

最終的には

『日本の文化かもしれないけど、あなたは1歳の頃のことなんて覚えていないでしょ。

 日本の文化を大切にして、今の睡眠不足という不健康を選ぶなんて、どうかなと思うけど』

という言葉。

完全に何をどうしたらいいのか見失った私は、いろんな友達に聞きまくりました。

たくさんのお友達に聞いたので、その中の一部を抜粋し紹介です。

スリープトレーニングをしたというお友達に聞きました。↓

友達が言ってるだけなら、気にしなくていいんじゃないかな? 母乳しろ、夜中の授乳にしろ、永遠に続くものではないからね。もし、ズーミーが続けられて、アンドリューが不満を言っていないのであれば、今のままでいいと思うよ。

うちの場合は、私がアメリカの子育てに興味があって、生後1ヶ月ぐらいで、CIO(赤ちゃんが泣き疲れて寝る方法)を試したんだよね。

今でも可哀想な事したなと思う。

地獄だった。

一言でいうと見捨てた感じ。

ちょうどその時母が来てたんだけど、旦那さんと私と母は、息子が泣いてる間、テーブルで無言で泣き止むのを耐えて辛かった。初日は1時間だったっけな?だんだん30分と泣く時間が短かくなってたけど、1週間ぐらいで母がもう無理!ってなって。まぁ私も限界だったんだけど、結局母が抱っこして寝かしてその後はクリブに寝かせる感じになった。3ヶ月経って母が帰国してからは、案の定一人では寝ないから、同じようにしてたよ。それでも、添い寝じゃないから楽だったかも。長男の場合は完全にCIOではないけど、何かを植え付けた気がしてる。

次男は、クリブでは一度も寝たことがないかも(笑)ずっと添い寝。

CIOのプラスは、自立。親が楽になる。

添い寝のプラスは、安心・繋がり。かな。

長男は、アメリカ人だなぁって思う。自己中だけど、社交的。

次男は、日本人的。相手を尊重して、思いやりがある。ちょっと人見知り。

これもさ、本来生まれた時から持ってる性格なのかもしれないから一概には言えないけどね。 ただ、もし次生まれた子をどうする?って聞かれたら、添い寝にすると思う。

*************************

ふむふむ。

なんか優しいなあ、こうやって自分の経験を隠さずにそのまま話してくれて。

自分のしたことを『一言で言うと見捨てた感じ』って言う彼女。

尊敬しちゃう。

いつも自分の軸を持っていてそれを客観的に見れている強さがある彼女。

だから、彼女の意見て、とても貴重。

もしも、次の子を授かったら添い寝か。。。。

そっか〜この芯のある彼女がそう言うんだなあ。

そして、彼女とのチャットの最後には↓

私は、あの時はこうしておけば良かったかなぁ〜と思う事は色々あるけど、そこはあえて失敗とは思わずに、良い意味でも悪い意味でも、それはそれでその子と私の人生で、今がある。だから、今をどうしていこうか、未来の為に何が出来るかって考えれるんと思うねん。まぁ、自分にそう言い聞かせてる部分もあるかもだけど。笑

*************

と書いてあり、ここでまた涙。

その子と私の人生。。。。

そうやん、私と私の赤ちゃんとの人生じゃない。

今をどうしていこうか。未来のために何ができるか。

それだけよね。本当に。

彼女のメッセージを読んでとても気が楽になりました。

次に、幼稚園で働いていたお友達に、スリープトレーニングをしている子って自立している?それとも愛情に飢えている??それとも関係ない感じ??と聞きました。

私自身が自立を促すものなのか、どうなのかわからなかったからです。

教えてもらった内容は以下↓

私が感じたのは、

その子の性格によって全然変わるし、環境やその日の子どもの状態によって(健康状態、機嫌など)も違うな〜って思ったよ!

私が働いていたカリフォルニアの幼稚園では、1番小さいクラスからPKクラスまで寝かせていたよ。

おうちでは夜は自立して1人で寝ていますって言う子でも、

幼稚園では、先生にトントンしてもらわないと寝ない子もいるし、

友達もいるから気になってなかなか寝れない子もいたよ。

昼寝って言うのもあるだろうけど、体力的な違いも個人差があるから、元気な子は全然寝なかったよ。

先生側としては、午後の活動のことを考えると少しでも寝てほしいから、

眠れるように午前中いっぱい外で遊ばせてから寝かせたりとか色々も工夫していたな。

逆に夜寝なくなるから昼寝させないでください!って言う保護者もいた。

この先生がトントンしたら寝るとか、この先生だと寝ないとかもあったよ。

なので、幼稚園では、お家でスリープトレー二ングしてても昼寝にはあまりその効果が出てなかったように感じるよ!

寝る子は、トレー二ングしててもしてなくても、自分で勝手にスーッて眠る子もいたしね。

ふむふむ。

なんか家でスリープトレーニングをしても、昼寝で先生の愛をもらいたい子もいるんだ。まあ、働くお母さんだったら、スリープトレーニングを必要だろうし、その愛を

学校の先生からもらえているのであれば、コミュニティ全体で赤ちゃんを育てている感じなのかなあ〜

でも、私は、赤ちゃんに私からの愛をいっぱい受け取ってほしいなあ。

なんて思ったり。

そして三人の赤ちゃんを育てたお友達に聞きました。↓

私もよくその時期は言われたな〜〜。って思い返してる。

でね、もしかしたら、不健康っていうのは、このまま隣でおっぱいでネンネすると、おっぱい離れるまで2時間起きとかに起こされるからかな〜〜って推測。

実際私もみんな隣で寝かせつけておっぱい辞めるまではどの子も卒乳まで2時間一回目が覚めてたっけな。

私の体力的には、うーん。疲れたけれど、今振り返れば一瞬だったなぁと。

それよりも、寝かせつけを違う部屋で挑戦したこともあるけれど、ギャンギャン泣いて子供達が諦めなかった(いや、私が根負けした)から、もう1人で寝かせるという選択肢に頭がならなかったのもあるね。

たとえ一人でねんねができたとしても、私は一緒の部屋がいいな〜〜。

小さくて覚えてないだろうけれど、 ひとりで寂しいだろうなとか、 この一瞬の赤ちゃんと自分の近さを少しでもかんじていたかったから。

それをしないことは私にとっては不健康だって思ったからかな。

でもさ、ずっと私は子育てに専念されたわけで、 実際は、お仕事があったり、きっといろんな背景があるんだと思う。

だから、一言では言えないけれど、 自立を促すことって、一人で寝かせることには無いと思ってる。

むしろ、一緒にいて、赤ちゃんが自分で感じて行くものだと思うから。

彼らが自分に自信を持てる時は、自分が愛されてるという幸せを感じている時だと思うから。

私の愛の形がみんなと同じだとは思わないけれど、私が子供だったら、お母さんにいつでも側にいてほしいな〜〜って思う。 未だに愛を感じるために、一生懸命に生きてる。

*************

ううううー泣けてしまう。

そして、気づいてしまったのが、私自身が赤ちゃんのそばから離れたくないという気持ちが強いということ。

離乳食も、おっぱいをあげる時間が残り少なくなってきましたよというタイムリミットを感じてしまう。これって執着なのだろうか?

私が彼女が一人でできることを阻んでいるのだろうか??と思う私。

すると、優しい彼女からこんなメッセージが。

執着も何も。自然の親子の形だよ〜〜。

美しい! 言葉じゃ無くて、赤ちゃんは眼差しやいずみの抱き方で感じてる。

だってさ。 不健康ってのもお母さん中心の見方だよね?

赤ちゃんの自立を促す考えも大人中心。赤ちゃんはそもそも自立なんて知らないし。

自分の自信につながるってのも、大人の考えであって、実際に赤ちゃんが発してるものではないもの。 執着ってまだ子供が自分なしでは行きていけない時に、親だけじゃ無くて赤ちゃん側も感じている。 お母さんの顔が見えなくなったら泣く。

これって本能に従っている。自分はあなたなしでは生きていけない!って。

それを親が感じることも、受け取ることも、ごく自然のことだと思うの。

だから、いずみの思う通り。 一緒にいられるならいられるだけ、自分の出来る範囲で心地よいところ見つけたら大丈夫! それが一番の幸せ。 しつけじゃないよ。 愛だよ。

そっかー執着じゃないか〜愛か〜!!

いつも彼女の言葉は愛に溢れていて、私の背中をちゃんと前に押してくれる。

私自身がこの方向で行きたいけど大丈夫なのかなと思っていることを、

ちゃんと実践してやって自信を持っている。

私が子育てが楽しみになったのは、彼女の存在が大きかったなあ。

それでも私が思う通り、、、と言うアドバイスに、うじうじと決断できずにいる私。

そして、神様に交渉。

『あのですね、もう、クリアなアンサーもらえますか?』

そしてふと浮かんだお友達の顔。即座に彼女にメッセージ。

その六人の赤ちゃんを育ててきた彼女に聞いたのが、トドメでした。

多分、育児はああした方がいい、こうした方がいいっていっぱい言われるんだけど、

基本、安全に、元気に、ハッピーにしていてくれることを親はサポートしてあげるんだと思ってる。

自立させるようにトレーニングなんてする必要ないよー、ってわたしはおもってて、

だから、仲良しの友達から1ヶ月から夜は断乳して、夜は寝るもんだと教えるのは必要だって何度となく言われても、まーねーーって濁して、スルーしてた。

なんのトレーニングも目くじら立ててする必要なんてないって思ってる。

夜中にあかちゃんが尺取虫になるのって、想像つくわー、言われてみればそんな時も、誰かの時にあったな、って思う。

なんかさ、脳がすごく成長しててさ、日中のいろんな情報とか、興奮した事とかでグワーッて動くんじゃないのかな?って思ってた。

で、眠り浅くなったら、なんか、訳分からず、脳も半分起き出して、でも、訳分からず変な動きして(今できる最大限の動き)しまうんじゃないかな、って。

愛うん、おっぱいあげて、安心させるってのでめちゃいいじゃん? 私は、自分の睡眠確保するために、断然添い寝はなんだよねー。

ふむふむ。

お母さん選んでこの世に来た記憶とかが残ってる金城先生って方がお母さん向けの話をしてるんだけど、

何かが出来るようになっていくことが躾で大切なのではない、

お母さんが大好きでこの世に来てるんだから、

お母さんを喜ばせたいって自然に思うんだ、目を見て、スキンシップをしっかりとってたら私は愛されてるって、自己承認が出来てる子になって、

だから、色んな事に自分からチャレンジしていける子になるんだ、ってな事言ってた。

これ読んで、『はい、回答をもらいました』

ってすごく思って。

今がとても大切な時。今がとても濃密に過ごしていいとき。

だから、夜抱っこしながら寝る日があっても、泣きやまない日があっても

私は愛しているよっていうことを彼女に伝えよう。

そう思った時に、彼女からもう一通このメッセージが送られてきました。

アメリカでも、子育てに悩んだ時があって、その時読んだハッピー石神さんだっけな、そんな、名前の人の書いてることもそんな感じで、

親子で信頼関係が出来ているかどうかが大切なだけだって。

その時(アメリカでね)私は結構、こうしなさい、あーしなさい、何で出来ないの?って厳しかったのだけど、こっちが、何でそれをすべきなのか理論で言っても子供達言うこと聞いちゃくれず、ガミガミ言ってばかりで、ほとほと嫌になった時期があったの。

でも、もう、本当に駄目なこと(危ないとこかで)以外は、極力いいよ、って言ってあげるようにして、自分のこーあるべきに当てはめない様にし始めたら、すごく関係が良くなり、私もちゃんと出来るようにしてあげなければ!のプレッシャーから解き放たれて、本当に子供達との関係がかわって、子供達も私の前ではリラックスして居られるようになったのね。

なので、どうせ子供は自ら伸びるから、危なくないようにだけ目を届かせてあげて、あとは愛してるって事を体も使って伝えて言ってあげればいいんだなっておもってる。

何かが出来るようになる事よりも、そうやって心が育つ事の方が何千倍も大切だと思ってる。 躾なりトレーニングに一生懸命になって、母と子の信頼関係がしっかりしない事の方が後々大問題になるからね。

ガビーん。

親子で信頼関係ができているかどうか。。。。

ってことは、私がちゃんと彼女を見て、彼女のタイミングで

必要なサポートを差し出しているかと言うことか!

自立させるという”しつけ”に一生懸命になって、

”私の”赤ちゃんが必要としていることを見失っていたなああ。

私は周りからのプレッシャーで

スリープトレーニングをしないといけないというdoing goodに傾いて

それがなんか気持ち悪くて、ウロウロしていたんだなあ〜

どうりでうまくいかなわけだぜ。

私がfeeling goodであることをしていこう。

彼女をちゃんと見つめて、彼女のタイミングに手を差し伸べる形でやっていこう。

そしたら、きっと私たちは間違ったとしても、愛を元に信頼関係を今、作っていたら

きっと二人で修正していける。

ということで、、、、

添い寝+おっぱい飲みながら寝かしつける

私の友人のアメリカ人の間では絶対にやってはいけないと言われている方法をしています。

これって、

今まで万人に受け入れられる『正解』をしてきた私にはとてもチャレンジなこと。

感覚としては、世界を敵に回す勢い。

でも、私のfeeling goodに沿ってやってみる。

その結果に責任が出てくるけど、きっと私とこの赤ちゃんなら大丈夫。

多分、また数ヶ月、もしくは数日後には変わっているかもしれないし。

そしたら、またそのときのfeeling goodを二人で探してやってみる。

そう信じてやってみる。

Doing good でいると身動きが取れにくい傾向がある。

こう書いてあるからその通りにやらないと!

こう言われたからその通りにやらないと!

そうやって、目の前で息をしているものに目が向かず

頭の中の言葉に取り憑かれてしまう。

Doing goodで周りがやっていることに従うと、周りのせいにできる。

時代がそうだったんだって。

社会がそうだったんだって。

偉い教授が言ったからだって。

そして、自分で考えなくてもいいから楽である。

言われた通り、書かれた通りにやる。

マニュアル人間だった私にはこっちの方が好都合。

でもあえて、自分のfeeling goodにしたがってやってみる。

きっとこの子は私のことを信頼して私の元にやってきてくれたと思うから。

これを決意できたもの、こうやって連絡をしたら私の気持ちをサポートをしながら

自分の経験をシェアしてくれるオープンなお友達の姿勢のおかげ。

あー愛のあるお友達に囲まれて私は幸せです。

愛がある。だから、大丈夫。

モノクロから虹色へ

追伸:ここまで長く読んでくださった方、ありがとうございまうす。

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