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触られたくない


先日、

『彼氏とHをするのがほんとうに苦痛で仕方がない』

というクライアントさんがIHのセッションに来ました。

『彼のことが大好きなんだけど、Hをするとなると凄く嫌なの』

そう言う女性。

彼女は沢山の理由を教えてくれます。

  • 彼の技術がイマイチで

  • 彼の趣味が私には合わない

  • 彼の扱いが雑

  • 彼の前戯が短い気がする

  • 彼からそう言う目で見られるとゾッとする。きっと前世で娼婦だったんだと思う

  • 彼からの期待に応えられない

  • 彼との相性が本当は悪いのに認めたくないのかもしれない

  • 前世で男性に殺された経験があるから、きっと男性恐怖症なのかも

  • 彼のタバコの匂いが嫌なのかも

  • 彼が朝求めてくるけど、私は朝早く起きるのが苦手

沢山、そうやって彼か前世に原因を見つけ出そうとする彼女。

でも、一向に潜在意識(筋肉)は反応をしない。

ふむ。。。。。

『ちょっと体に聞いて見ますね。』

そう言って出て来たのが、

『wart 』と言うワード。

『wartって???』

私の知らない単語だったので、首を傾げながら辞書を引いていると

みるみるうちに表情が変わっていく彼女。

『実はね、、、、、私、あそこにwartがあるの。』

wart....あったあった!イボか!

そう心の中で意味を調べて、新しい単語を学んでいるときに彼女が言った。

『羞恥心で一杯だわ。見られたくもない。

 こんなの見られて、彼がどう思うかしら。。。

 きっと、なんでこんなところにイボがあるんだよって思っているかもしれない。

 気にしないようにしてくれているかもしれない。』

そう言う彼女の言葉を聞きながら、

彼女は彼に愛されたい一生懸命さが伝わってきた。

そして、この彼女が言う言葉はきっと彼女自身が自分に対して避難している言葉だろう。

『こんなイボがあって、恥ずかしい。

 こんなイボ、見たくもない。

 こんなイボ、どうしてこんなところにあるのよ!

 でも、気にしないようにしなくっちゃ』

その彼女の心の中での自己批判が、

『きっと彼もそう思っているに違いない』と思い込み、

Hをすることに、気乗りがしないのだ。

そして、Hが出来ないのは彼に問題があると言う風にすり替えられているんだろう。。。。

こんなこと、しょっちゅうある。

自分の身体を愛おしく思って、敬意を持って触れて欲しいと言うのは、

女性だったら誰でも思うことだろう。

だからこそ、自分の身体に対して少しでもジャッジがあると、

その部分を隠したくなる。

だって、嫌われたくないから。

だって、がっかりされたくないから。

だって、大切に扱われたいから。

だって、だって、だって、男性に尊敬の眼差しで自分の身体を見て欲しい、触って欲しいから。

それが、女性にとっての男性への愛の表現なのだ。

私も、自分のカラダで絶対に見て欲しくない部分がある。

ブログなので、詳しくは書けないけど、またいつかニュースレターでシェア出来たらと思う。

そのわたしが欠陥だと思っている部分があるから、

わたしはアンドリューとの関係に凄く凄く気が引けていた部分があった。

この女性と同じ。

だから凄く彼女のきもちがわかる。

外に答えを見つけようとしていた。

外に答えを見つけようとする方が気持ちが楽だ。

内を見たら自分への批判が止まらなくなって、自分を嫌いになっちゃうから。

だから、

彼の扱いが嫌だからだ。

前世がとんでもないからだ。

そんな風に答えを外に見つけようとする。

でも、実際は、答えはいつも内側にある。

以前にも書いたが、たった1%でも自分に対して自分のことをダメだと言うジャッジがあると、私たちは丸ごと自分を愛せなくなる動物である。

こんな体で申し訳ない、、、なんて思った瞬間に、股を閉じてシャットアウトする動物である。

わたしの場合は、結局、アンドリューに恥を忍んで、

わたしのその体の欠陥について話し合いをした。

相手がどう思っているか、

自分の頭の中では『こんな醜い部分!!!』 と思っているけど

相手にとっては、そう思っていないかもしれない。

現に、彼女のお股にイボがあると聞いて、

『そんな秘密を知れる彼氏って、もしかしたら、俺だけって思って嬉しいかもよ』

と言ってしまったほどだった。

女性は、可愛い。

女性は、愛おしい。

ただ、自分でそう扱ってあげないと、

人を責める癖がある部分も否めない可愛いひねくれた動物なのだ。

『取扱注意』とキョンシーのようにおでこに貼りたい動物である。

「待て」と制して、「今、人を責めているけど、本当は自分の中に答えがない???」

そう聞いてあげることが、きっと自分を可愛がるきっかけになるのかもしれない。

モノクロから虹色へ

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